休日茶人
一巻投稿してまだ経っていないのですがどうも、こんにちは。今回は休日回にしましたが、っておっと危ない。ストーリーに関する話は本編を読んでもらわないと大変ですね。ちょうどこの前実力テストという地獄のような行事がありました。というかいつもの詩的な奴はある意味伏線でもあるので拾っといた方がいいと自分が編集長と謳ってるお方に言われてしまったのです。これは大事件を起こせとの意味なのかそうじゃないのか(そうじゃないんです)という訳で今回も前書き短いですがよろしくお願いします!ではでは!あと伝え忘れていたかもしれないですが、勉強という名の何かのせいで投稿が遅れるかもです。そこらへんよろしくお願いします!では、お楽しみください!
見ぬが花というが、実際見てこその花なのであろう。
花は綺麗なのが花なのだろうか、綺麗で儚く、それでもなお咲き誇るのが花なのだろうか。
私は違うと思う それは華なのだろう。花は綺麗でも生きて精一杯に頑張っているのが花なのだ。
それを見いだせないのがただの華じゃないだろうか。
「休日っていいよね、こうやって猫を撫でながらお高い日本庭園を一望できるからさ。」
雨村聡こと僕の休日は白猫のフクを撫でる事から始まる。猫を撫でたら僕のホームベースである縁側に寝ころび、枯山水の庭を見ながら日向ぼっこするのが僕の休日である。つまらないと言われたとしても、他人には到底理解のできない至福の時間なのだ。
「おい、聡。なに暇潰し何てつまらない事をやっているんだ。大体お前は次期当主だろ?それらしく振舞うべきだろう?例えば茶道とかな。」
当主様様ことお父さんから、直々のお説教を食らってしまった。許せないことにつまらないとまで言われてしまうとは、何故この至福の時間の意味が理解できないのか。そして何より、僕がさっき言ったことと違う気がするのは僕だけだろうか。
「はいよ、当主様。茶道教室に行って来ればいいんですね?」
何か言いたそうな顔をし口を窄めると、咳ばらいをして
「ああそうだ、行ってこい。」
当主様はにやりと笑っていたが、右の肩口から破れたワイルドな長着を着ているのに満面の笑みを浮かべられても反応に困るだけである。
「は、はい。では、失礼します。」
ロボットのような動きで縁側を去り、玄関に行くと下駄箱の中に入っていたのは、何と1500円だった。要するに、これで茶道教室に通えという意味だろう。つくづく嫌味な男である。雪駄を履き、外に出ると見覚えのある人物が待っていた。
「お!聡。誰だか覚えてるよね?」
当然だ。貴様ほど印象に残った奴は、そうそういない。言ってしまうと某巨人漫画の自主規制しよ...よりも印象的かもしれない。
「何か用ですか?甘党の嶺村 香織さん」
甘党と言えど、甘い食べ物が好きなわけじゃない。甘酒が好きなのだ。しかし、このタイミングといって次はどこに行くのか察されていたのかもしれない。
「あー、そうだ。ウチ茶道教室だから雨村家の当主様から呼ばれたんだよね。聡が通いたいそうだからってね。」
あの当主、よくも言ってもないことを言ったかのように伝えやがったな。
「あーそうだそうだ。甘酒飲む?」
と甘酒缶を渡されてしまった。いや、飲んでもいいけどそれでもこの方は茶人なのかと疑ってしまう。
「と、とりあえず茶道教室まで案内してほしいな、アハハハ。」
自己紹介というか事後紹介になるのだが、嶺村さんは、数年前に海外移住したはずの自分の幼馴染だ。子供というか同年代なので肉体的には変わっているんだが、精神的には全くと言って変わってない。結局そんな奴だ。いつも花魁の様な紬を着ているので、どこにいても目立つ。とても目立つので、正直言って僕の中では一緒に居たくないランキングの上位にいつも立っている。さりげなく誤魔化したが、僕はいつも一人だ。
「こっちこっちー。」
桐下駄をカツカツと鳴らし、走っていく。それにしてもあんな靴で走れるのだろうか。雪駄を履いている自分も自分だが。あっ、転んだ。
「今笑ったでしょ!へへーんだ、転んでも泣かないようになったもーん!」
貴女は、海外移住で何を覚えてきたというのか。全く成長しないなと感心した。いや、感服した。三つ子の魂百までとは、よく言ったものだ。
「ここだよーん!」
銀閣寺に物怖じしないような、和風建造物を見せつけられた。何というか、香織さんの雰囲気には全く似つかないような建物だ。
「あらあら、彼氏さんかしらと思ったら雨村君ね。」
これまた香織さんに似つかないようなお母さんだった。いや、分かっていたのだが、二段構えのネタだとは思わなかった。
「どうも、お久しぶりですお母さん。」
昔からお世話になっていたんだ。それくらい畏まっとかないと後々説教を食らわされるだろう。主にこの方の親友である母に。
「あらあら、かおちゃんにもそんな事言われたことないわ。うふふ。」
何だろう、笑顔の裏の裏が見えたような、そんな気がした。嫁姑の関係のような何かが。
「じゃあ、授業を始めましょうかね。お母さん。」
あ・・・れ?この声は、明らかに香織さんの声なのだがさっきとは全くと言って違う。何が違うといわれたら、人が違うという程である。
「では、始めましょうか。聡さん。」
え?え?いや、おい!否応なしに首根っこ掴んで茶室にぶち込むな!
「痛っ!え?幼馴染が変わったってそういう事かよ!」
すると香織の眉間に皺が寄った。もしや、香織さんは怒っているのだろうか。
「聞こえてるよ?聡君。そして怒っている理由は、貴方が平等な立場になってくれないから。」
茶人は皆を平等に扱うようにしている。つまりそれは初対面の人間に対してタメ口を聞くのかという意味でもあるのだ。
「そうだよ?いつまでも立場を気にしてちゃイライラするに決まってるじゃない。」
今度は香織さんではなくお母さんの声だ。なんだこの親子、二人して心を読んででもいるのか。
「「そうだけど何か問題でも?」」
「す、すんません。」
深々と頭を下げると、香織が頭を畳に押し付けた。頭を上げようとしても1ミリも上がらない。
「謝るときはキチンと、それが名家のしきたりだと思うのだけれど。」
声に力が入っている。それに、畳のミシミシという音が段々強くなってきている。
「そちらの気遣いに気づかずすいませんでした。」
すると香織がお上品に笑みを浮かべ、
「それでは始めましょうか。」
と言った。
長かった、とてもとても。茶道に関することにはとことん付き合うとは昔から聞いていたが、ここまでとは思わなかった。時計の短針が45度も回るとは思っていなかった。
「それでは、また明日会いましょう。」
微笑みながら手を振られた。その手が自分の頭を万力のような力で押し付けられていたと思うと恐ろしく感じたのはたぶん僕だけだろう。
初めての方は初めまして。初めてじゃない方はまた会いましたね。こんにちは、僕こと華乙です。
皆さん読みましたか!?読んでない方は読んでくれますよね!?さてはあとで全部見る気だな?このミルキーめ!とおふざけはここまでにして話を切り替えます。最近一万円生活を始めたと言ったばかりで頑張るだけ今頑張っていますが、常時空腹なのは変わらないのが凄い悔しいです。くそう、出来損ないめ俺の体。と言いたいところですが自分に罵倒する趣味はないのでやめときます。罵倒といえば自分の友人に罵倒をしまくる誰かさん(いや多分見てるでしょうね)が生徒会の書記に立候補しまして、いや書記って何すんの意味ねーじゃねえかと思った方は多分沢山いるでしょうけれど、あの方は人望とかそんなのがカンストしているお方なので生徒全員を腐にさせるでしょうね。あー恐ろしい、こんな生徒会嫌だってこういうことかと書きながら思っています。それにしても皆さんこれを何で見てるんでしょうか。スマホとかそこらへんでしょうけれどもパソコン勢は居ませんか?いや、パソコン勢が居たらうれしいです。いや、コメントしてってもいいんですよ?(露骨なコメ稼ぎ)という事で次回は三巻目になります。いつもお粗末な文章を書いていて楽しい自分が嫌になってきますが次回も見てくださいね!それでは!