表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/59

第57話

風邪を引いた時はいつも、スポーツドリンクと栄養ドリンクを飲んで、お粥を食べて、風邪薬を飲んで寝る。

それが普通なのだがそうもいかない。

この世界にはスポーツドリンク、栄養ドリンク、風邪薬自体が存在しない。

それの代わりになる物と考えるとポーションがあるのだが、値段がそこそこするので、風邪くらいで使うのは勿体無いと思う。

そうなると、お粥を食べて寝るくらいしか方法はない。


まあ、ただの風邪だろうしなんとかなるだろう。


用意してもらったお粥を食べると、濡れたタオルを頭にのせ、すぐに目を瞑って寝ようとした。

目を瞑ると、何時もの癖で何かを考えようとしてしまった。

だけどそんな事をしていて、風邪が悪化しても困るなと、何も考えないようにした。

すると意外に簡単に、裕也は眠る事ができた。






何時間寝ただろうか、目が覚めると体が熱く、体が少し痛かった。


風邪薬とか飲んでないから、少し悪化してるのかな?


そう思いながら、体を起こすと、周りに誰かいないか見た。


「あれ、誰もいない?」


そう声に出すと、外で待機していたシーリャが中に入ってきた。


「大丈夫?」


シーリャは裕也の横に座ると、手を裕也の額に当てた。


「薬とかないせいか、あんまり良くないかも」

「そうみたいだね、さっきより熱が上がってる」


熱を測ってくれているシーリャの手は、少しひんやりとしていて、気持ちが良いな。


「今って何時くらい?」

「まだ12時前だよ」


起きたのが8時くらいだから、まだ3時間ちょっとくらいしか寝てないのか。

じゃあ熱が上がってしんどくて、目を覚ましたって感じか。

一日寝て、どこまで治るか・・・。


裕也が黙って考えていると、シーリャは体調悪くなって黙ってしまったと思い、心配そうな目で、裕也を見た。


「ああ、大丈夫、て大丈夫じゃないけど」


体調が悪いせいか、ここに何日もいる事になったら、食料がやばいなっとか、今自分が考える事でもない物を考えてしまっているな。


「とにかくもう1回寝るよ」

「おやすみ、裕也」


薬がないなら、寝て治すしかないよね。


もう一度寝ようとする前に、シーリャが用意してくれた水を飲むと、もう一度眠った。


そうやってその日は、何時間か寝て、起きて、用意されたお粥を食べて、水を飲んでまた寝て、の繰り返しで一日が過ぎた。


次の日の朝、目が覚めると熱も下がって完璧、何てこともなく少し熱が下がった気がするという感じだった。


体を起こすと、丁度シーリャとリーリンがお粥を持って入ってきた。


「まだ体調悪そうだね」

「昨日よりかは少しはましだけどね」


そういいながらお粥を受け取るとゆっくりと食べはじめた。


食べていると、食欲が昨日よりかはある事に気付き、悪化はしていないだろうと少しほっとした。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ