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第47話 

裕也が起きる前にはつかないと。


先ほどの傷の確認と同時に、服とかも見ていたのだが、戦闘のせいで服はボロボロで、その上返り血でベトベト。


こんな姿は女の子として見せられないよね。


これ以上魔力を無駄に使わないため、かなり少ない量の魔力で強化なしながら走っていたのだが、裕也にこの姿を見られるほうが駄目だろと思い、魔力の消費量を増やし加速した。




魔力消費を増やした事で一気に洞窟まで近づいた。


もう一段階くらい加速しても大丈夫かな。


そう思い、足に魔力を注ぎ、加速しようとしたその時、シーリャは大きく後ろに飛びのいた。


「何これ」


目で見えるものではない、だが飛びのいた位置とその先では違いがあた。


結界とそういう類ではないが、あそこから先には何かがいて、それの領域になっていると感じた。


もしかして、裕也達のいる洞窟に強い魔物が接近してる?

いや、でも少し感じた事があるような気もするし。

うーん。


少し悩んだ後、飛びのいた位置まで戻ると、指だけを一瞬だけそのラインを超えさせて探ってみた。


「・・・・・・・・・、これはリーリンかな?」


獣人の使う、広範囲を警戒する方法に似ているのだが、でもそれだと少しおかしい。

普通なら敵にその警戒範囲にはいった事を気付かせないようにするのが普通だ。

だが、この警戒はこれは警戒範囲にはいったらすぐに、入ったとわかるようになっている。

どちらかといえば大型の魔物が、自分の領域に入って来させないようにするのに似ている。


リーリンだとしたら、この警戒は雑すぎるよね。

まあ、殺気を出しながらはいれば、すぐ反応してくるでしょ。


リーリンだとしたら、すぐに何かしらの対処をしてくるだろう。

もしリーリンではなく、普通の魔物なら殺気を感じて逃げるてくれるだろう。


一気に警戒範囲に入ると、よく知った魔力が高速で接近してくるのを感じ取れた。


「結局リーリンか」


そう呟くよりも速く、接近してきたリーリンが音よりも速く剣を振られた。


だが、シーリャはその剣を無視して、じっとリーリンの顔を見た。


本気の顔、久しぶりに見たな。


振られた剣は、首筋に触れる少し前で止まった。


「シーリャ様」


相手がシーリャだと気付くと、いつもの穏やかな顔に戻っていた。


「ただいま。 それでこの雑な警戒は何?」

「雑ですか?」


雑にしているつもりは無かったのか、リーリンは首をかしげた。


「警戒範囲に入ると、警戒してるのがすぐわかるような感じになってたよ」

「あ、そのことですか」

「もしかして、意図的にやってたの?」

「はい、聖石を使って魔物避けはしていますが、それだけでは近づいてくる魔物もいますので、威圧する事で近寄らせないようにしていました」

「それだと、もしボクが相手にしていた敵の一部がそっちに行った時、警戒してるのがバレバレで、それは問題じゃないかな」

「魔物が来るかもしれない状態で、その敵と戦うよりかは裕也様を守れる確立が高いかと思います」

「あー、なるほど。 それはあるね」


やっぱりこういうのは、リーリンの方が良く考えてるな。


「それよりシーリャ様。 戻って着替える事をおすすめします」

「わかってるよ、はやく戻ろ」


そう言うと、シーリャ達は走り出した。


「シーリャ様少し嬉しそうな顔をしていますね」

「そこそこ強い人と戦えたからね」

「戻ってから詳細をお聞きしたいのですが、よろしいですか?」

「わかってるよ」


数分後、シーリャとリーリンは裕也達が待つ洞窟に戻って来た。



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