表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/59

第32話

そういえば、実家の猫も良くこんな感じなことしてたよな。

ゴロゴロとしながら、尻尾をクネクネと動かして、誘ってるような感じ。

実家の猫のように、誘いにのって顔をお腹に埋めるとかは、流石にできないよな。

まあ、やったとしても誰も怒らないだろうし、シーリャなら喜びそうではあるんだけど、14歳の女の子にそんな事するのはな・・・。

日本だと確実に警察に捕まるだろうし。

ここならそんなのは関係ないとは思うんだけど、やっぱりその辺りは気にしてしまう。


シーリャを見ていたら、尻尾を抱いてこちらを見て。


「どうしたの?」


顔をお腹に埋めたいです。

なんていえないし、さてどう答えればいいんだろ。


どう答えるか考えていると、ふとあることに気がついた。


「ここ掘る時に、少し尻尾汚れた?」

「あ・・・ううん、あれではそんなに汚れてないよ」


この頃じっくりシーリャの尻尾を見るなんて事はなかったから、もしかしたら少し前からなのかな・


そっと尻尾を触ってみると、やはり少し汚れていた。


汚れた尻尾を触られてたのが嫌だったのか、少しションボリとしたシーリャは、理由を教えてくれた。


「水は節約しないといけないから、タオルを濡らして拭くくらいしかできないんだよ」

「なるほどね」


そういえば俺もこの頃は、濡れたタオルで体を拭くくらいしかしてなかったな。


「そうだ、一緒にシャワーあびよ」

「シャワー? 節約してた水を使うのか?」

「そんな事しないでも、今なら水があるよ」


節約していた水以外にどこにあるんだろ?


「雨だよ」


雨か、でも雨って酸性雨とかそういうので、汚いイメージしかないんだよな。

そんなものをシャワーにするって・・・うーん。


「もしかしたら、他の子はもう入ってるかもよ」

「そういわれてもな、雨って汚いってイメージがあるんだけど」

「そうかな? 飲み水としても使えるし、汚いって感じはしないけどなー」


飲み水・・・。

何か俺の考えがおかしいのか?

それともこの世界の人は・・・・・・・あ、そっか。


「そうか、元の世界と違って、この世界の雨は汚染とかされてないのか」

「うん、っというか、裕也の世界だと雨は汚染?されてたりするの?」

「雨に当たったら死ぬ、とかわないけど、あまり綺麗ってイメージは無いかな」

「なるほどね、それでさ、一緒に入る?」

「流石に一緒に入るのはあれなので、遠慮させてもらいます」

「残念だー」

「そのかわりに、シャワー浴びた後に尻尾の手入れ手伝うよ」


そう言うと、嬉しそうな顔をすると、先に入ってくるねと言って、外に走っていった。


シーリャもいなくなった事だしと、服や体を匂ってみると、少し臭かった。


「何日もタオルで拭くだけじゃこうなるよな」


女の子達と一緒にいるんだから、やっぱりこういうのも気をつけないとな。

でもこの世界だと、匂いを消すためのスプレーみたいなのもないし。

まあ、香水とかはあるだろうけど、今はそんなのもってないしな。


いいや、その辺りはまたあとで考えよう。


リーリン達が置いてくれた荷物からタオルを出すと、シャワーを浴びるために洞窟の入口に向かった。



入口に来ると、護衛のみんなはもう入り終わった後みたいで、少し髪が濡れていていた。


「俺もシャワー浴びようと思うんだけど、どうすれば良い?」

「この様な場所では、人の目などは無いと思いますが、外に布を使って見えないようにしている場所を作りましたので、そこをお使いください」

「了解」


入口の右と左にさっき言ってたのがあった。

右はシーリャが入ってるようだったので、左に入って服を脱ぐと、体を洗いはじめた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ