第四話
第三話の続きです。
「キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン」
今のチャイムは始業のチャイムではない。
今のチャイムは昼休みのチャイムである!
香「さ、食べて食べて♪」
彰大空透「いっただっきまーす!」
仲良し五人組の昼飯はいつも香織が作っている。
いい母親になるな、香織は。
彰「今日のサンドイッチうまいな! なんか工夫してんのか?」
香「してるけどアキラには分からないでしょ♪ それにおいしいのはいつもだよ!」
彰「そうだったな~ よっ日本一!」
香「さすがに言い過ぎよ!」
大空透「アハハハハハハハ!」
どうみても仲良いなこいつらは
書いてて恥ずかしくなるぐらいだな…
空「にしても明日までの数学の課題多過ぎだよぉ(泣)」
透「え?確かだされたの一週間前のやつだよね?」
彰「俺もう少し」
大「僕もう終わった」
香「出された次の日に終わった☆」
彰大空透「早い!」
香「いやーそれほどでもぉ( ̄∀ ̄)」
今頃いうが、香織の異能ならば宿題は文字通りあっという間に終わらせることが出来る。
こいつは…
彰「そうだ、香織、あとから異能バトルしようぜ!」
香「いいよぉ暇だし!」
彰「そのいきそのいき!」
――――――――――
場所は変わりましては体育館。
彰「どっからでもかかってこい!」
香「こっちのセリフよ!」
実況はわたくし、作者ウメシンがぁっ!
空「じゃなくて私、海山空子がやるよぉ!」
(このあとのナレーションは作者没のため空子がします…(泣))
香「はぁっ!火弾!」
彰「おっと、にどでまにはっ!」
あっ! 火弾がアキラが交わしたはずなのに命中! なんで…?
彰「まさかカーブするとはなぁ…」
香「はっ!」
彰「いでよ我が渾身の一撃、白熱の戦場ぁぁぁっ?」
香「セリフ長いよアキラ… 裁判官の判決!」
彰「ぐっ!」
あーあ、またアキラやっちゃたねぇ。
アキラの唯一の弱点、異能バトルの時だけ見せる限定中二病。
なんでああなっちゃうかなぁ…
ちなみに香織の裁判官の一撃は相手の痛いツボをかなりの力で押して気絶させるドMにはもってこいの異能よ。
っと、アキラを保健室に持って行かなきゃ!(ここからナレーションは作者になります(笑))
――――――――――
保「はい、治ったよ!」
彰「ありがとうございます…」
ここは保健室。
けどみんなが知ってる保健室とは違ってねぇ。
そう! 異能をやっぱり使うんだ!
保「これで777回目の担ぎ込まれね、おめでとう。」
彰「いやスゴいけどなんか別の言葉ないですか!?」
保「にしてもアキラ君たちはもう卒業なのね… 先生…」
彰「先生…」
保健室の先生は顔を満面笑顔にさせながら…
保「嬉ぃわぁぁ♪ やっとなにもないひとときを過ごせるのね!!」
彰「え…せんS…」
保「だって、彰君たら昼休みの度に現れるせいで昼寝ができなかったのよ! やっと安心して眠れるわぁ♪」
えっとね… 昼休みに異能バトルするのは彰達ぐらいなんだ…
大人になると仕事とかで異能を使う機会が増えるからねぇ。
みんな若い頃にわざわざ使いまくりたいわけじゃなくてね、だいたいドッジとかバスケしてんだな、コレが。
え? せっかくの異能が勿体ないって?
皆は確かに現実の世界の人だからあこがれる人いるかもしれないねぇ。
けどね。
うん。
こっちの世界では皆普通に異能使えるからそんな珍しいもんじゃないんだよね…
彰「…それじゃもう帰ります…ありがとうございました…」
保「そんじゃね~ あと、そこの話長いやつも忘れずにね♪ バイバーイ♪」
誰が話長いだったく。 はいはい彰について行きますよーだ。
ちなみに授業でも異能バトルはされますけど、体育の先生は決まって完全回復が使えるので保健室の先生はいらないんです。 普段。
だからこういう先生は全国的にも珍しくないんだと。
ところで次回か次々回で五人組を東京に行かせたいね。
読者でお待ちになってる方も多いとおもうので。
軍団Ωはちなみに東京に留まってます。
なぜでしょうか……