第十一話
彰「軍団Ω最初の刺客……『レオ』!?…早速ヤバいヤツが出てきたみたいだな…」
レ「ハハハハハハ… イイゾイイゾコノフンイキ… タタカイタクナルフンイキダ!!」
彰「じゃあ早速始めるか?『異能バトル』を……」
レ「サア、カカッテコイ! …イノウハツドウ…百獣の王の威厳!」
その時、軍団Ωのレオの両腕が巨大なチェーンソーへと変貌した……
透「いやおかしいだろ!? 腕からチェーンソー!? ってアキラ、おまえ震えてるぞ!?」
レ「ハハハ、コワイノカ?『ナカヨシ五ニングミ』ノナガナクナ!」
彰「ふふ……」
レ「ナニガオカシイ?」
彰「いやねぇ、警察のオッサンでもかなわなかったとは聞いていたが、飛んだ面白い異能見せるねぇ、アンタは… だか、その程度の力で某にかなうとでもお思いか?」
レ「オマエ…ナメテルノカ!」
彰「会ったときから勝つことは確定してんだよ… 異能発動…全弾発砲」
その時、彰の周りを赤い風が包みだした…
レ「グッ……ナニヲスルキダ…?」
大「久々にみるな、全弾発砲」
透「確かに…」
空「警察と模擬異能バトルして以来だよ!」
そして赤い風がやんだとき、彰は…
彰は赤と白を基調としたアーマーと、両手にマシンガンとショットガン、肩には大きめのミサイルを担いで立っていた。
彰「いくぜ?いいかライオン野郎!」
その瞬間、目にも留まらぬ早さで全ての銃弾がレオをとらえ、発砲された!
金属が当たる音が無数に聞こえる。その時彰達はこの音がレオの着ていた鎧と弾丸が打ち合う音と思ったという。
――そして、発砲されたレオは……
しかし、なんとそこに立っていた… 無傷で、だ。
彰「う、嘘だろ!?」
レ「キサマ、アレダケカッコツケトイテコレトハガッカリダ…… ショウガナイ、オシエテヤロウ、コノ百獣の王の威厳ノコウカヲ… オレノコノリョウウデハアルトクシュナノウリョクヲモッタちぇんそおデデキテイル。ソレハ『自分の切りたいと思った物を必ず切る』ノウリョクダ… ソレデオマエノダンガンヲスベテミキワメキッタ、トイウワケダ。」透「嘘だ… なんて敵だ… ってかダテにカタカナだらけで読みづらい…」
レ「ソコヲキニスルナ!オレノあいでんてぃてぃダ!!」
彰大香空透「………………………」
彰「ゴホン、とにかく、ホントにどうしよっか…… ちょっとマジメに考えるか……」