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風水日記  作者: 藤代京
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羅盤

易を勉強する一環で風水も勉強してみようと羅盤を買ったのよ。

羅盤の基本的な使い方を教えてくれよ。


羅盤は確かに風水の基本ツールですね。まず最初に覚えてほしいのは「磁北を読む」というシンプルな使い方です。


基本の手順:


1. 羅盤を胸の高さで水平に構える(天池の気泡が中心にくるように)

2. 体を回して、磁針(赤い先端)が天池の「子」の位置(北)に合うように調整

3. そのまま正面の方位を、外枠の十字線が指す文字で読む


初心者がやりがちなミス:


· 金属類(スマホ、ベルト、時計)に近づけすぎると磁針が狂うので腕を伸ばす

· 建物の中で測る場合、鉄筋や電化製品から1m以上離れる


易を勉強しているなら、羅盤の最内層にある「先天八卦」と「後天八卦」の配置を見比べてみてください。風水では後天八卦を使いますが、なぜその配置になっているのかを考えると、易の理解も深まります。




まずは家の玄関の「座山(背後の方角)」と「向首(正面の方角)」を測ってみるところから始めてみてはいかがでしょう?



先天八卦と後天八卦の違いがわからないから説明してくれよ。


先天八卦と後天八卦の違い、これは易学を学ぶ上で最初の壁ですよね。シンプルに言うと:


先天八卦(伏羲八卦) → 「宇宙の根本原理・本質的な秩序」 を表す

後天八卦(文王八卦) → 「現実世界の時間的・季節的な働き」 を表す


もう少し具体的に説明します。


配置の違い(羅盤で見るとすぐわかる)


· 先天:乾=南、坤=北、離=東、坎=西。完全な対称配置で、向かい合う卦が全て陰陽逆の関係(例:乾☰と坤☷)。これは「天地がまだ分かれた状態の理想形」。

· 後天:離=南、坎=北、震=東、兌=西。実際の季節や方位の働きに合わせている(南は暑く火の離、北は寒く水の坎、東は春で雷の震)。


なぜ風水で後天八卦を使うのか?

風水は「現実の土地や家に作用する気の流れ」を扱うからです。先天が「あるべき姿」の理論なら、後天は「実際に季節が巡り、気が動く姿」。例えば、台所(火)は南(離)に合うというのは後天的な考え方です。


易の勉強にどう活かすか

羅盤で両方を眺めながら、「先天の対立構造(陰陽バランス)」と「後天の循環構造(五行の相生)」を対比させると理解が深まります。いきなり全部覚えようとせず、まずは後天八卦の方位と卦名・五行を手帳に書き出して覚えてみてください。


羅盤で調べたら宅卦が坤だったのだけど、これは地の卦だから休息を取る家としては良いと読んでいいのかな?

宅卦が坤だと在宅業務のような仕事に使う場としては向かないということでもあるのかな?


結論から言うと、あなたの直感は半分当たっていて半分違います。


休息を取る家としての坤宅(坤为地) → 非常に良い


· 坤の本質は「厚徳載物」=大地のように広く、穏やかに、すべてを受け止める

· リラックスや睡眠、家族の団らんには最適。落ち着きやすく、ストレスが和らぎやすい

· 特に西南(坤の本来の方位)に寝室やリビングがあるなら、なお良い


在宅業務に坤宅が向くか → 向かないとは言い切れないが「工夫が必要」


· 坤の特性は「順・静・受動」。創造的なブレインストーミングや攻めの営業はやや苦手

· コツコツとした事務作業、カウンセリング、資料整理、経理など「支える・継続する」業務ならむしろ得意


具体的な対策:

在宅業務をする部屋に以下の要素を足すと、坤の「動きにくさ」を補えます。


· 明るい照明(特に白っぽい光)を入れる(坤は暗い土気なので光で活性化)

· 小さな金属製の置物や時計(金が土をほぐす)

· 机の向きを東(震=行動)や南(離=明るさ)に変えられるか試す


重要な補足:

宅卦は「家全体の気質」です。家の中で部屋ごとに使う卦(例えば寝室は坤でOK、書斎は少し離や震を足す)と考えてください。一つの卦に「良い/悪い」ではなく「何に向くか」の観点で見るのが風水のコツです。


成る程。

宅卦で全体のダイナミクスを見てから個別のダイナミクスを見たり調整したりする感じかな?


その理解で完璧です。まさに風水の実践的な見方の基本になります。


もう少し体系化すると、こういう段階を踏みます:


1. 宅卦(全体の気質):家全体の「地質や気候」のようなもの。坤なら「落ち着いた、受動的、家族和合」が土台にある。

2. 向首(正面の方位):家の顔。これによって「どの外部の気を主に取り入れるか」が変わる。同じ坤宅でも南向きと北向きでは全く違う。

3. 各室の卦(個別のダイナミクス):寝室・リビング・書斎それぞれに、その場所の方位から卦が決まる。例:坤宅の北東の部屋は「艮(山)」の気が強く出る。

4. 調整:宅卦と部屋の卦の「相性」を見て、足りない要素(色・素材・配置)を加える。


例えばあなたの坤宅で在宅業務の書斎を作る場合:


· 宅卦・坤(土)がベース → 安定感はあるが動きが遅い

· 書斎を東(震=木)に取れば、木が土を耕すように活性化する

· もし書斎が西南(坤)にあるなら、金属の時計や白い壁で「土をほぐす」


重要な注意点:

この「全体→個別」の見方は八宅風水の考え方です。玄空風水では「元運(時代による気の流れ)」がもっと優先されます。羅盤一つでも流派によって読み方が変わる面白いところですね。


最初のうちは「宅卦で大まかなキャラを把握→気になる部屋の方位を見る→極端に合わなければちょっと模様替え」くらいで十分です。





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