⑨ 今更ながらの?君の名は?
ブックマークありがとうございます。嬉しくて筆?が進んだので、
予定より早く下書きが進みました。
単調にならないように、読み易いように気を付けて更新したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
「やあ、なかなか鮮烈な再会だね。結構やばいことになってて…助かったよ。」「お久しぶりです。お役に立てて良かったです。」
「それにしても魔法だけでなく剣の腕も大したものだね。ただの冒険者じゃないよね。」
「冒険者の両親に小さい頃から鍛えられましたので。あっ、怪我された方の手当てをお手伝いします。」怪我した人達に駆け寄ります。
「軽い怪我はポーションで何とかなるのですが…」先にけがを見ていた剣士は暗い顔をしています。「回復魔法が使えますから」と言って手をかざします。
母から『何事もやりすぎないように』、と念を押されているので回復魔法は控えめに使います。大きな傷は出血がほぼ止まる程度。全く動けない様な骨折はひびが入った程度まで回復。
淡い光に包まれて傷口が塞がっていきます。
呻き声だったものが、「おお~」と感嘆の声にかわりました。
皆さんが「ありがとう。本当に助かったよ。」「すごいなぁ。こんな回復魔法初めてみたよ。」とかお礼の言葉をかけてくれます。
『えっ、やりすぎた?』
長い間、両親としか活動してこなかったので、「世間一般」とか「常識」の認識が欠落していたようです・・・
「本当に万能なんじゃないか?出来ない事のほうが少ないんじゃない?」後ろで見ていた彼も声を掛けてきました。
「いやいや、そんな事ないですよ...コミュニケーションとか、一般常識とか?」
「んー、それは問題かも。でも見ている感じでは大丈夫なんじゃない?」
「あのー、お二人はお知合いなんですか?」手当てを終えた剣士が彼に聞きます。
「ああ、同じ学園に通っている・・・あれっ、今更だけど名前教えてもらってもいい?僕は三学年のアルフレッド・グレイン、みんなはアルってよんでる。」
「私は一年のリリアンナ。友達はリリィってよんでるわ。」
「じゃあ僕もリリィって呼ばせてもらっていいかな?僕のこともアルでいいから。」
「アル様…」「いや、敬称はいらないよ。同じ冒険者仲間だし。」
「無理です…まだ知り合ったばかりの先輩相手に…。」
「じゃあ、もうちょっと知り合ってからね。でも、アル様はちょっと堅すぎない?」
「では、アル先輩ってお呼びしてもいいですか?」
「ああ、そっちのほうがしっくりくるよ。」
近くでやり取りを聞いていた剣士たちが、なんだか遠い目をしてます。ちょっと離れた所の剣士たちはヒソヒソと囁き合っています。
さて、一息つけたので気を取り直して後片付けに精を出しましょう。




