⑥ 無事に合格しました
投稿済みのエピソードも読み直して、読みやすいように空白をあけたり、語尾を変えるなど細かい修正を加えますが、今のところ本文の内容は変えていません。
観光で数日滞在した両親と、さらに半月ほど1人で過ごしたお宿を引き払い、学園の寮に住まいを移します。
入学が決まって、マーシーさんからお仕事の詳細の説明がありました。
王家交流が目的で留学は建前の王女様は、王城から通学されるので、周5日校門でお迎えし、校門までお見送りします。
学園が休みの土の日、光の日が私のお休みです。
学園は魔法科、文官科、経営科、淑女科に分かれていますが
共通科目も多く自分にあわせた選択で色々学べます。
高等教育は身分制度にあまり厳しくないこの国でも、主に貴族子女が通います。
他には大きな商会の跡取りや令嬢、魔法職を目指したり、中等教育の場で勉学に長けていて将来見込みのある平民等が通っています。
学園側では身分の公表はしないものの、学生同士の交流においては本人達の判断に任されています。
王族の傍仕えという事で、王女様にも安心していただく為に私の家族の説明をされたそうです。
考えてみれば、母の元婚約者は彼女の叔父にあたる方です。
話を聞いた彼女は「ああ、あの残念な叔父さまの…、でも聖女様ご家族が恨みをお持ちでないのなら問題なくてよ。寧ろ叔父さまが原因で要らぬ苦労をされたのだから。同年代の学友として仲良くしていただけたら嬉しいわ。」
いち平民の私が挨拶の為に王城に上がる事は憚れるので、ご挨拶は入学当日という事になりました。
とても気さくな方だそうで、お会いできる日が楽しみです。
護衛といっても万が一に備えてで、移動中や休憩、食事中の危惧排除といった事になるようです。
何処にでもやらかす方がいるのでしょう。生徒同士でも危険が全く無い訳では有りません。
寮の部屋はワンルーム、ユニットバス・トイレ付。調理はできません。ベッド、机等家具付きです。
校舎を挟んで反対側に男子寮があるようです。
広い中庭もあり、なかなか快適に過ごせそうです。
学園の周りは塀で囲まれていますが、ちょっと身体能力が高ければ簡単に出入りできそう。ですが塀に沿って魔法で監視結界が張られています。
兎にも角にも初めての、たくさんの同年代との共同生活。
時間や規則に縛られる日常。
周りは学生、その中で責任ある社会人。
今までと全く違った毎日、上手くやっていけるか、期待と不安を胸に新しい世界に飛び込みます。
次は、例の彼と再会 (*'▽')




