④ お仕事を引き受けます
ブックマーク、ありがとうございます。読む側から投稿側になって初めて、ブックマークや評価を頂けることが如何に大変であり、嬉しいことかを実感しています。
「なんでかって、仕事の依頼に…で、お嬢ちゃんいくつ?」
「親の前で堂々とナンパか!なんでそんなに年齢にこだわる!」
「いや、仕事の依頼に関係あるんだ。丁度いい人材が身近ではなかなか見つからなくて。でギルドに依頼してみようかと。」
マーシーさんが言うには、今年から自国の第三王女がこの国に留学するらしい。
その移動中の護衛と諸々の手配のため数名で同行してきたとの事。
で学園に入学するにあたり、こちらの王国で学園での護衛を手配してくれるはずだった。
しかし用意されていたのは男性騎士見習いで、一緒に学園生活を送るには話し相手とか、相談相手とかには色々と都合が悪い。
ただでさえ慣れない異国の地、まだ片言のこの国の言葉。できる事ならせっかくの学園生活、気の置けない友達感覚で付き合える同年代の護衛を探しているらしい。
そんな時ここで奇跡的に出会った、元勇者パーティーの二人の間に生まれた冒険者らしき女の子。
年齢も王女と同じくらい、しかも自国生まれの元貴族の両親、育ちも2ヶ国語会話もバッチリじゃね?って事らしい。
因みに母は王子妃教育の賜物で、移住当初から片言くらいには、この国の言葉を話せたらしい。
私は元貴族の両親に色々と教育は受けている。もちろん二人の母国語も。
王女様も15歳。この国の学園は15歳から17歳までの三年間が高等教育に当たる。卒業後は就職するとか、研究などで更に三年学園に在籍する人もいる。
私は学園に通ったことはないが、入学試験なるものがあるらしい。試験に受かれば王女様の学友としてご一緒に勉学にも励みながら、合格できなければ侍女扱いで護衛も兼ねて、ということらしい。
その場合は教室には入れず、授業中は控室での待機になる。
とりあえず急場しのぎで護衛を雇い、国に帰ってから適任者を探すつもりだったとの事。
雇った護衛がマゼンダ国民ならこの国が責任と費用を負担してくれる。シアン国から連れてくると自国負担となるらしい。費用はともかく何かあった時の責任所在が問題になる。まあそこは国同士の複雑な問題で難しい。
「えっ、冒険者ってどうなの?平民だよ?信用できる?」…私の呟きである。
「とりあえず臨時で半年間シアン王国で雇い、その後はこの国の外交官との面接後マゼンダ王国の継続雇用という事になる。まあお二人のご息女なら安心して任せられる。」
「会ったばかりなのに。信頼いただき…プレッシャー半端でないです。でも丁度仕事探してたし、学園なんて通った事ないから魅力的なお誘いですね。」
「そうそう、入学試験は終わっちゃったから編入試験受けてね」
...初めての試験、この国の歴史はいまいちなので、過去問とか教えてください...




