⑰ やはり残念、なのですか?
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ジーク様と交流をもって暫く経った頃、猫かぶりが功を奏したのか質問攻めにされる事は無くなりました。
ある日の夕方、いつものようにプチ女子会よろしく夕食をとっていました。
「そういえばさあ、今日の魔法の講義、聖属性魔法だったんだけど、ベティが結構な使い手で先生を驚かせてた。」
「あっ、それベティに聞いたことある。なんでも他国から旅してきた両親が亡くなって、身内がなくて協会に入れられたんだけど、回復魔法とか浄化魔法が使えるようになって、今の男爵家に引き取られたんだって。」
近くで食事していたジーク様がトレーをもって移動してきました。
「その話し、詳しく教えてもらえるか。」
「詳しくって言っても、今話した事くらいしか知りません。どうしてですか?」
「もう15年以上経ってるから話すのだけど、我が国の聖女様と騎士がとある事情で、揃って行方不明になってな、」「ぐぉふぉっ」
「大丈夫?リリィ」「んぐっ、変な所にパスタが…大丈夫。」
「大丈夫か?それでな、どうも他国に身を寄せたのではないか、と噂になったんだ。で、私たちと同年代の子供がいてもおかしくないと思ってな。」
「なるほど…」
「はじめはシアン語が達者なリリィかも、と思ったんだが、品位ある聖女様のお子様がこんなお転婆ではないと気付いてな。」
「ぐふっ」「本当に大丈夫?リリィ。」「ええ…」
「そうか、ベティといったか?近いうちに話しをきいてみよう。」
「という話しが昨晩ありまして。」
「本当に叔父様だけでなく従兄妹まで残念だなんて。」
「でもいいのですか?ジーク様にだまっていて。リズはシアン国の王女様なのに。」
「いいのですよ。わたくし、このままこちらの国に残る事になりそうですし。同郷の知り合いがいる方が心強いですわ。」
「シャルル殿下、素敵な方ですものね。」
「あら、アルフレッド様に妬かれましてよ。」
「何の話し?」「あら殿下、女の嫉妬の話ですわ。」
「私は浮気性ではないと思うぞ。」
「違いますよ殿下。ジーク様の探し物の話です。」「そうか、危うくぼろを出すところだった。見つけられたのか?」
「いいえ、同学年のベティに話を聞くそうです。」「ゴルドー男爵令嬢か。ある程度強い聖魔法が使えるな。」
「マーシーさんに面白いものって事しか教えられていないんですね。」
「ええ。前陛下様も ”お二人には申し訳ない事をした” と仰っていらしたし、今更昔の事を公にしてまで蒸し返す気は無いのでしょう。」
「従兄妹殿も、自分で聖女と騎士の事までたどり着いただけでも凄いことかもしれないな。」
「ええ。あの従兄妹にしては感が冴えていましたわ。また残念な方へ舵をきったようですけど。」
「でも私は良かったです。ベティの事はちょっと気掛かりですけど。」
「まあ、彼一人が暴走しても煩いくらいですみそうだ。」
明日から投稿ペースが遅くなるかも・・・
(。-人-。) ゴメンネ




