⑪ プチ女子会たのしんでます。
ワイバーン討伐から寮に帰った日、部屋で汗を洗い流し、いつものように食堂へ向かいます。
最近では寮のほかの女の子たちと夕食を食べながら、何気ない会話が弾みます。
「今日、町でケティー見かけたけど、なんと男の人と一緒だったわ。」
「あっ、私も先週見た。」
「それ、お兄様じゃない?黒髪のちょっと不愛想な人」
「ああ~そうかも。お兄さんいたんだぁ。そういえば服装、普通だったわ~。」
「でしょ。ジルベスター様は魔法オタクで学園内ではあまり出歩かれないから。」
「えっ、男の人と出かけるときって、服装違うものなの?」
「リリィはあまり街歩きはしないの?」
「ええっと、休みに一人で散歩?する程度?」(ほぼ魔物狩りにしか行かない、なんて言えない…)
「そうなのね。お友達とのお出かけもだけど…男の人、特に好きな人と出歩くときは、自分をよく見せたいって思うでしょ?お洒落しなくちゃ。」
「ああ、それは解るかも…」
ってことで悩みができました。
何着ていこう?さすがに冒険者スタイルはないよねぇ。
クローゼットには独り立ちするお祝いに、と両親から送られた衣服が数着。
最近、世間話し?もぼちぼち交わすようになったリズ。
ん~、相談するにもリズのほうが私より市井には疎いだろうし。
まあ、考えても仕方ない、そんな事気にする仲でもないし、
と思っていたのに何故か、なかなか寝付けない夜を過ごしました。
何日か経ったランチタイムの食堂で、気の合う数人で食卓を囲んでいます。
遅れてプレートを持ってきたベスが
「窓際の席に珍しくケティーのお兄様がいるわ。この前話したでしょ。」
「ほんと。相変わらずアルフレッド様とご一緒ね。」
「お二人は仲がよろしいんですか。」
「あら、リリィは中等科一緒じゃなかったわね。お二人とあと騎士専門養成所に行ったジェフリー様って方と、中等科から御三人で一緒に行動することが多かったみたい。」
「やっぱりアルフレッド様、すてきよね。」
「ベスは前からアルフレッド様推しよね。」
「ほかにも憧れてる令嬢は結構いるわよ。」
「そうなんですね・・・」
「リリィはどうなの?」「リ、リズ様こそ、どうなんですか?」
「わたくしは別に…今日初めてお見掛けしましたわ。それに私の推しはやはりシャルル殿下ですわ。」
「ですよね。眉目秀麗、頭脳明晰・・・優秀すぎて畏れ多いです。」
とか、何とかのランチタイムは楽しく過ぎていきました。
お楽しみランチは明日朝投稿♪




