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黄色い目のローズ  作者: リオ
1/4

青い目のローズ

初小説投稿です。


時代設定はドラクエよりも古いぐらいを想像してください。


小説をほとんど読んだことがないので、書き方がおかしいところがあると思います。



家から出て空を見上げて朝日を浴びる。今日も太陽がまぶしい。




「おはよう!」




私は向かいの家で芋を洗っているおばさんに挨拶する。




「おはよう、ローズちゃん。今日も金色の髪がきれいだねぇ」




「えへへ、ありがとう」




ここはセオニタ村。4軒の木製の家が建つ小さな村。


近くのリスや小鳥が住む森のなかにある水面が鏡のようにきれいな小川で顔を洗う。




チュンチュン




「そんなに近くによると水がかかっちゃうよ」




小鳥も私に挨拶してくれているようだ。


動物たちは私の友達。小さい頃から森の中に入っては彼らと遊んでいた。




「私も朝ご飯の支度をしなくちゃ」




私には妹が2人と弟が2人いる。母だけで家事をすべてするのは大変だ。だからよく母の手伝いをしていた。おかげで私の料理の腕は一人前。スープ料理が一番の得意。




「ねぇ、またシチュー?」




「そうよ、シチューが一番おいしくて、栄養もとれるの」




「野菜しか入ってないのに、栄養満点なわけないよ!」




「そう言うんなら、自分で捕ってきなさいよ」




弟が最近憎たらしくなってきて困ってます。いつかウサギの捕り方を教えてあげないとね。


シチューに葉野菜をいれてかき混ぜていると。




ヒューーー・・・




ドーーーンッ!!!




「なんだ、なんだ!」




父が家から飛び出して言う。村の人たちもみんなその音につられて家から出てくる。




村のど真ん中に何かが降ってきたらしい。衝撃で地面がえぐれている。それは銀色で丸い形をしていた。




プシュウーーーー




銀色の丸い物体から細く長い腕のようなものが出てきた。次の瞬間には足が。それも腕と同じで細長い。


2m弱ある人型の物体から最後に頭のようなものが飛び出してきた。




村人たちがそれを見つめていると、それは右手を大きく振りかぶった。


振り抜いた右腕が一番近くで見ていた父にあたる。




「うわっ」




右腕には短い刃物を持っていた。父の頬は切りつけられ、赤い血が垂れていた。




「キャアアーーー」




村の女たちが叫び、銀色の人型から離れ、子どもたちをつれて家の中へ逃げ込んだ。




私はその場に残っていた。そして右手に包丁を持っていた。




料理の邪魔をされるのが一番嫌いなのよ。




「やぁーーー!!」




包丁を構えて飛びかかる




「キャア!!」




銀色の細長い腕になぎ払われ、私は近くに倒れ込む。




銀色の人型は村人が隠れた家を攻撃し始めた。




「キャーー!!」




家の中から叫び声が聞こえる。


家の支柱を執拗に攻撃する銀色の細長い腕




「やめてーー!」


支柱が折れかけ家が崩れそうになったところに私は両手を前に突き出して突進した。


その瞬間、両手から白い光が飛び出した。その光は一直線に伸びていき村の近くの木に光が当たった。




シュルルルルゥーー




ドーーーンッ!!!




直後、光のあたった木から太い枝が飛び出して銀色の丸い体を突き刺した。




銀色の人型は火花を散らしながら動きが弱くなり、次第に止まった。




「なにこれ・・・」




私は目の前の光景に呆然としていた。




「おい、離れろ」




私は父に持ち上げられて家の中に入った。




「私がやったの・・・?あれ?」




「そうかもしれないが、お前のおかげで助かった」




安堵から父が抱きしめてきた。




◇◇◇




その日の夜




銀色の動かなくなった塊は村の男たちが斧で解体して近くの崖へ捨てられた




「ローズ、お腹大丈夫?」




「うん、ちょっと痛いけどね」




私の脇腹は青くなっていた。吹き飛ばされたときに出来たんだろう。


母に看病されながらベッドで休んでいた。




あの銀色の化け物と私の手から出た光。とんでもないことが2つも同時に起こってしまって私はパニックだった。その日は2つの出来事と痛みのせいでなかなか寝付けなかった。

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