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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
楽しい楽しい?新婚旅行編

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ロッザリンド阻止計画

 起きてすぐ隣で寝ていたディルクに叫んだ。


「邪神ロッザリンドを全力阻止します!!」


「……………うん?」


 寝ぼけ眼のディルクに夢での話を伝える。

 かくかくしかじかしばくぞコンニャロ。


「……………事情はわかったけど、どうするつもり?改宗させるのは難しいのでは?」


「とりあえず違法薬物中毒になった信者を捕らえて洗脳とか?」

「ロザリンド落ち着いて!いきなり最終手段になってる!洗脳してどうするの!」


「クラリン信者にクラスチェンジさせる」


「目が怖いよ!落ち着いて!!」


 ディルクからガチ目の説得をされた。でも手段を選ばなければコレが1番早いし確実なんだけどな〜。


「とりあえず、ラビーシャちゃんから現状まででいいから報告してもらおうかな」





 そして呼んだラビーシャちゃんがやつれていた。




「え、一晩でなにがあったの??」


「くやしいですううう……」


 ラビーシャちゃんが報告書を出してきた。神聖ホニャララ教(言いたくない)の構成人員、教祖、現在の拠点まで。毎回思うが有能過ぎるんだが。何をそんなに悔しがっているのか。


「完璧な報告書だと思うけど?」

「完璧にはほど遠いんですぅ!肝心の麻薬のルートが本当に追えなくて……!」


「なるほど」


 確かに肝心要の麻薬を供給しているルートが書かれていない。


「表も裏も全部!この国の組織全部洗い出したのに……見つからないんです!この教団に麻薬を流している組織が!この規模なら見落とすことなんてないはずなのにいいいい!!」


 ラビーシャちゃんによれば教団に供給されている量からして小さな組織ではありえないのだとか。


「フゥーーーーアボリジニ!!」


 机の上でセクシーポーズをかました葉っぱ男を反射で攻撃してしまった。迷いなくハリセンフルスイングしてしまい、直撃した変態ゴラちゃんは吹っ飛んだ。

 アボリジニってなんぞ。


「ごめん、ゴラちゃん。変態を即滅するクセがあって……」


 ここのところのストレスもあり、見た瞬間攻撃していた。気をつけないとね。


「フッ、いいパンチだったぜ」


「ハリセンだけどね?それで、用があったんでしょう?」


「うむ。あれは、ヒト以外の何かが関わっている」

「昨日シメて来たけど足りなかったか?」


 今夜も彼方さんには悪いがカーニバル開催かな?人以外ってことは神様だよね?


「ロザリンドが知らない神か強力な精霊だ。まだ完全に顕現してないようだが……恐らくそうだ。あの神殿で気配を感じた。力を失い、蓄えているところだろう。もしかしたらあの神体自体、内部で何か別のものを祀っているかもしれない」


「……そんなことできるんなら、中身をクラリンの神像にしたらいいのでは………?」


「……確かに!」


 ゴラちゃん納得してしまったが?


「まあ、正直なところ洗脳よりはイイんじゃないかな?でもクラリンの神像なんて……」


「ポッチに作ってもらう。最悪ツヨシで描いてもらうとか……内部からじわじわ侵食していつのまにかヴァルキリーがクラリンになるとかできないかなぁ」


「え、怖」


そういうのあったよね、クイズとかでさ。だんだん別物になるやつ。


 そんなわけでポッチにお願いしたらすぐ作ってくれた。絵だけではなく彫刻もお手の物。最近は像も作るんだとか………私の像があった気がするんだが気のせいだよね?美術館に飾ろうとか思ってないよね??

 ポッチは目を逸らして答えてはくれませんでした。

 侵食するやつは却下されました。発想が怖いって言われた。えーそうかなー………。


 そしてポッチが作った神像を神聖ホニャララ教の御神体全部に埋め込んだ。中にやはり見たことない神像が入っていた。コイツが元凶ってことですねと燃やそうとしたら抵抗されたので一旦お持ち帰りした。


「私も壊せませんでした」


「俺も……」


 ラビーシャちゃんはともかくディルクの物理で無理となると………。


「ディルク、魔法でバフかけるから本気でやって。それでもダメなら凛花も呼ぼう。バフだけなら凛花の方が上だから」


「わかった」


 幸いなことに、なんとか神像破壊に成功した。罰当たりと思わんでもないけど、こやつが黒幕に違いない。


 せっかくなので最後の1体を壊す前に何の像なのか調べてみたが、古神を含め同じ特徴の神はいなかった。老人のような姿の神像……その存在すらどうでもよくなる事件が起きた。


 薄々感じてはいたのだ。ヴァルキリー内部に埋め込まれた神像に祈ったらどんなオチがつくかなって。

 オチとか言ってる時点で薄々気がついていた。







 クラリン連邦の白いデビルみたいになってもーた。








「どーすんの?!魔法少女消えちゃったけど?!」


「クラリン別に強そうだし気にならないの」


「頼むから気にしてええええええ!!」


 敵も連邦の白いデビルみたいにムッチムチというかなんというか……な姿になっていたのだろうか。それ目立って仕方ないのでは……?見つけやすくなりそうだし埋めておけばよかっただろうかとちょっと悩んだ。

 とりあえずクラリンを魔法少女に戻さないと!このまはまでは中途半端な3Dみたいになってしまうー!

はい、しょうもない感じで申し訳なく思ってます。

難産でした。

そして黒幕がチラチラしたものの安定の尻アス展開であります。

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ユハズ先生も絵が綺麗なので必見ですよ!!悪なりコミカライズ、スタート!! 「悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!コミカライズのリンクはこちら!」 小説二巻、発売中です。書き下ろしもありますよー 「悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!二巻のリンクはこちら!」
― 新着の感想 ―
ちなみにここの『座布団ポイント』10枚貯まると何かもらえるのでしょうか? 『角うさぎなのですよ』では、表彰状なのですよ。
そういや私、某999からヤマ◯へ進み、その後は5☆☆☆☆物語にハマったので、赤いかの方の最初のシリーズくらいしか知識ないんですよね〜。 ある意味これからの展開が読めず、wktkしながら更新を気長にお待…
更新ありがとうございます♪ ロザリンドちゃんが幼少期から相変わらずロザリンドちゃんで安心しました♡ もう突き抜けることはあってもロザリンドちゃんはそのまんまで好きに生きていっていいと思うの。だってそれ…
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