表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
楽しい楽しい?新婚旅行編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

684/729

やっと新婚旅行らしい……かな??

 シャムキャッツとシヴェリハスは近いので陸路で行くことになった。ついでにシャムキャッツの復興具合を見る予定だったのだが………。


「うう……お尻が痛い」


 我が家の馬車と違い、シャムキャッツの馬車は揺れるし座席が固くてお尻が痛くなってしまった。

 うちの馬車が魔改造してて快適すぎるのよね。こればかりは仕方ない。シャムキャッツの中では最高の馬車らしいし、そもそも獣人は人間より体が丈夫だからこの程度で尻を痛めることもない。その証拠にディルクは平気そうだ。


「ロザリンド、こっちに座って」


 ディルクがお膝をポンポンしてお乗りと誘ってくれるのだが、まだ市街地。結構注目されてるので子供に手を振ったりしてるなう。そんな中で膝乗りはバカップル丸出しだと思うのね。


「ええと……ちょっと恥ずかしいかなーなんて」


 モジモジしていたら、ディルクが半獣化して両手を広げた。


「おいで」

「地の果てまででも喜んで!!」


 半獣化したイケメンディルク様からのお誘いとあらば、羞恥心など些事です、些事!!即座にお膝に乗り、もふもふを堪能する。もはや、外など関係ない。モフチャンスを逃さない。それが私、ロザリンドなのです!!


「うふふふふ、もふもふぅ……」


 ああ、なんというイケメンな旦那様。呆れた黒豹様ってセクシーかつカッコいい!こんな旦那様と結婚できた私って、世界一の幸せ者じゃない?

 今日のディルクもしっとりとして滑らかな毛ざわり……昨夜はトリートメントを変えてみたが、これはなかなか当たりじゃないかな。匂いもいい感じ。


「毎日毎晩モフモフしてるのに飽きないねぇ」


「飽きるはずがありません!ディルクのこの素晴らしい毛並みは、私の丹念なブラッシングとキューティクルケアによるもの!!他のモフモフも皆違って皆良いけれど……ディルクの毛並みは私が育てた奇跡のモフモフ!今なお進化し続ける、この世で最も愛おしいモフモフなのです!!正しく神モフモフ!!」


「カミも??……まあ、ロザリンドが楽しいならいいよ」


「はう……!」


 苦笑する黒豹イケメン様。本当に素敵すぎるううう!!しかも、私のお尻のために、その身を犠牲にするにゃんて


「……ほどほどにしてね?」


「善処します!」


 結果として、モフ落ちさせてしまったのは仕方ない。え?膝乗りよりよほど破廉恥だって??ディルクが魅力的だからいけないのです。そして、ディルクのおかげで私のお尻は無事でした。





「今日はここで一泊するのね」


 シャムキャッツの国王が先触れを出したらしく、ここの領主らしきおじさんと素敵な毛並みのモフモフ猫イケメン(服と体型からして男性)がずらり。ええ、ずらりとお出迎え。目立つからやめてくんないかな?

 なーんかモフモフ猫イケメンずがこっちに秋波を出してるような?自意識過剰……ではなさそう。毛を逆立ててディルクさんが威嚇してらっしゃるぅ。あーあーなるほど?お膝抱っこはこういう牽制もあったということ??納得した。てっきり休みでもつい働く私へのサービスかと思ったよ。死人が出ても嫌なので、あえてベタベタしますよ!


「ようこそお越しくださいました、マチビト様」


 一番身なりのいいおじさんは公爵なんだとか。この街はシャムキャッツとシヴェリハスの国境に位置するため、街の周囲は堅牢な石の塀で覆われ、周囲には堀がある。街に入るルートは三つ。それぞれに跳ね橋があるそうな。


 そんな防御に特化した街をホラーゴーレムさんでうちのポッチさんが落としましたけどね!


「ええと……本日は非公式での来訪ですので、あまり派手な歓待は控えていただきたいですわ」


「え……申し訳ございません。王より最高の歓待をと命令を受けたのですが……」


「…………わたくしが陛下はなんとかいたします」


「かしこまりました」


 とりあえず、通信で苦情をいれておいた。そもそも、イチャラブ新婚旅行がしたいの!!最高の歓待をって気持ちはありがたいけど、コンセプトが違うの!!

 公爵様の方はなかなか柔軟なお方らしく、あっさり受け入れてくれた。


「ふむ、でしたら我が家で歓待するよりも街宿の方が良いですかな?お調べいたしますので……我が家でお茶でもいかがでしょう」


「どうします?旦那様」


「せっかくだし、ご厚意に甘えようか」



 そんなわけで、公爵邸にご案内されました。私を口説こうとしてたっぽいイケメンにゃんこ?そんなの、うちの黒豹様が睨んで蹴散らしましたよ。流血沙汰にならなくてよかったわぁ。

 まだ警戒してるから、膝乗りでお茶してるけどね。はう……今日はモフモフ記念日ですね?とっても幸せです。


 なんか、シャムキャッツよりこっちの方が豊かな感じがするなと思ったら、国境近くでかなり交易があり、植物の生育も悪化しなかったのでここいらは比較的影響が少ないそうな。なるほど納得。

 さらに、観光にも力を入れているので治安もよく、番との旅行に最適とPRしているそうで歓待を引き受けたそう。新婚旅行についても新しい事業として興味津々。カップル向けのプランぜひ試してもらえないかとお願いされた。楽しそうなので引き受けてみることに。どんなプランなのか楽しみですね!

よく考えたらあんまり観光をしてないロザリンドさん。

そろそろ楽しんでいただこうと思います。


悪なり8巻!1月8日に発売予定であります!!

クラリン、ついに参戦です!!

※戦ってはいないですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユハズ先生も絵が綺麗なので必見ですよ!!悪なりコミカライズ、スタート!! 「悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!コミカライズのリンクはこちら!」 小説二巻、発売中です。書き下ろしもありますよー 「悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!二巻のリンクはこちら!」
― 新着の感想 ―
[一言] もふ…魅惑のもふ…(ФωФ) ロザリンドさんのロザリンドさんによるロザリンドさんの為のもふもふ!ロザリンドさんプロデュースのもふもふダーリンお座布団!!これでハニーのおちりも安心だ!! え…
[一言] ロザリンドちゃんが落とせない砦などあるのだろうか? ディストーションフィールドやATフィールド、光子力バリアだろうと破りそうな気がする・・・
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ