そういえば
とりあえず通信も終わって一段落ついたので、聞きたいことを聞いてみた。クラリンは何故かまだいる。
「そういや、クラリンが居なくてもクリスティアの結界は大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないの」
「おうふ…」
「だから、これをエドモンモンに渡してほしいの」
クラリンはノートを渡してきた。細かい書き込みがたくさんある。でもこれ……
「クラリン、これ日本語だよ。元院長、多分読めないよ?」
「そうなの?」
仕方がないので私が翻訳しようとした。しかし……
「クラリンや」
「なあに?」
「これ、元院長に渡したらダメな奴じゃない?」
知りたくなかった。クリスティア城にあんなものが……暇があったら無力化しよう…とりあえず、私がすべきは……
「アルフィージ様!アルフィージ様ああああ!!ついでにアルディン様ああああ!!」
「はいはい、なんだい?」
「ついでって…」
アルディン様は涙目です。すまぬ。
「すいません。本音がぺろり☆」
アルディン様は泣きそうです。フォローになってなかったね。墓穴を掘る前にアルディン様に話しかけた。
「すいません。大変な事実が発覚したので教えておこうと思いまして」
「嫌な予感しかしないんだが」
「クリスティア城は飛びます」
「「は?」」
「クリスティア城は機動要塞でした。空を飛びます」
「「え??」」
知りたくなかった。しかし、事実である。クリスティア城は天空の城ラ○ュタだった。元院長が知ったら絶対起動するよ!あいつはやらかす!!
しかもとんでもない兵器がたくさん…世界がクリスティア城に滅ぼされかねない!!
「………………解決策!」
「暇を見て私が破壊または解体します!」
私は挙手して答えた。
「むしろクリスティア地下の動力はこないだ起案した飛空艇に流用できるんで欲しいです」
「許可しよう。むしろ外しといてくれ。ヤバい気配しかしない」
「かしこまりました!」
クラリンのノートは、クラリンにも確認して、必要な分だけ訳して元院長に渡すことにした。
「クラリンが作ったんでしょ?壊すの、いいの?」
「もう戦う予定もないし、結界だけ残ればいいわ」
「そっか」
クラリンにこだわりはないようです。ふと疑問におもったので聞いてみた。
「クラリンの子供っているの?」
「昔、クリスティアの王様だったわ」
「「「え?」」」
クリスティアの王様…つまり……
「…アルディン様とアルフィージ様が年を取ったらクラリンになる?」
「「ならん!!」」
しかし、よーくクラリンの顔を見てみると、面影が…………ないな。
「じじいはなんか魔具で年をとれなくなったから、何代も前の王様の親らしいよ」
元院長がヘラヘラしながら来た。マジか。
「まあ、クリスティア王家は忘れちゃったみたいだけどねぇ。じじいはいつから生きてるわけ?」
クラリンが蔵之助さんにバトンタッチしたらしい。神無はすっかり蔵之助さんを主と定めたらしく、蔵之助さんに合わせてちゃんと刀になっている。
「死ねぬ…不老になったのは救世の聖女の時代だな。まさか言葉の姪に会えるとは、長生きはするものだ」
「え!?蔵之助さん、こと姉ちゃんを知ってたの!?」
「うむ。言うてなかったか」
「聞いてません!!」
「…すまぬ。言ったつもりでおったわ」
蔵之助さんはこと姉ちゃんのお話をしてくれました。最初は…やはり初対面能面をしていたのがインパクトがあったとのこと。
能面を常時装備する女子高生ってどうなの?
そして明かされる、救世の聖女の珍プレー集。なにやらかしてんだよ、こと姉ちゃん!!
やめて!!私のライフはゼロよ!!
「流石はロザリンドの伯母様だね」
「そうだな。流石はロザリンド嬢の身内」
「ロザリンドの身内だから仕方ないな!」
「どーゆー意味ですかあああ!?」
私の叫びが辺りにこだました。
魔法院一発ネタ予定だったクラリンがここまでメインに食い込んできたのが作者最大の予想外でした。
しかし、クラリンは本当に使いやすかったです。
そろそろ完結にして、後日談を別枠で立ち上げたいなあと考えてます。修正が面倒なんですよ……




