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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
ロザリンド14歳・ある意味最後の戦い編

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さらに起きる奇跡

 今回も第3者目線になります。

 セインティア、大神殿。ロザリンドからの立体映像通信を見た神官達は、素直に祈りを捧げた。

 何より光輝くものを素直に考えた。







 結果、奇跡により混沌(カオス)に陥った。


 美しい姫勇者こと、純白の翼を持ったロザリンドが、その剣で闇を晴らしていく。それはさながら、天使のようであった。


 これは、まだいい。





 やはり、最近見た巨大なシヴァ像のインパクトは強かったらしく、やや小ぶりなシヴァヴァが出現し、キレのいい電車の動きで闇を切り裂いていく。


 これも、まだいい。




「「サボーン!!」」


 サボテンに羽を生やした生き物…そう、サボ☆天使は輝きながら闇を浄化していく。やはり相当なインパクトだったらしく、本物よりも大きめである。


 しかし、それよりも巨大な存在がいた。サボ☆天使はグリズリーサイズだが、ソレはゴジラサイズであった。

 白髪のご老体でありながら、その動きは愛らしい。ふさふさな眉毛でつぶらな瞳は普段隠れている。そう、彼こそは……


「クラリン、ビーム!!」


 魔法少女…いや、魔法天使(マジックジイチャン)クラリンである!!


「いやああああ!!すいません!もう悪いことしてません!」


「申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません!!」


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


「飛ぶな、じじい!ぱんつが見える!」


「パンチラを穢すなぁぁ!!」


「世界はもうだめだぁぁ!!」


「もうおしまいだぁぁ!!」


 もはや、セインティアが奇跡のせいで大混乱である。特に悪さをしていた神官達の心的外傷(トラウマ)として、クラリンとサボ☆天使達は深く深く刻まれていたらしい。

 神官らしからぬ発言をした者達は、地味にブラックリスト入りしたらしい。


 泣き叫ぶ者、慈悲を乞う者、パニックになる者、立ったまま泡を吹いて気絶する者、白目をむいて大丈夫と呟き続ける者など、様々な反応があった。



「お、落ち着きなさい!見るのです!光輝くもの達が浄化してくれている…これはまさしく、神の奇跡です!」



 どうにかこうにか神官達を落ち着かせると、セインティアの神官達も光輝くもの達と共にウルファネアへと向かった。







 果てしなく広がる砂漠で、サボテン達は祈った。


何より光輝くもの…それは、彼らにとって大切な存在。彼らの天使達である。


 そして、サボテン達も奇跡を起こした。


「ミナノモノ、ロザリンドヲタスケニイクノダ!!」


「サボ!」

「サボ!」

「サボ!」

「サボ!」


 サボテンさん達はウルファネアへと移動を開始した。






 ここはとある農村。立体映像を見た純朴な村人さん達は、素直に祈りを捧げ……光輝くものは小さな農村にも現れた。


「ありがたや~」


「やっぱり女神様だっぺ~」


「女神様~、頑張ってくんろ~」



 こうして世界の各地で光輝くものが生まれ、光輝くもの達はウルファネアへと集結したのだった。


 次回、○○が大暴れ!きりがいいので今回はここまでになります。

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