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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
ロザリンド14歳・ある意味最後の戦い編

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クリスティアでの奇跡

 すいません、楽しかったです。第3者目線になります。


 ロザリンドの立体映像通信を見たクリスティアの人間達は、考えた。


「何より光輝くもの…つまり、この世で最も輝いているもの……」


 アルディンだな!

 アルディン様だよね!

 アルディンね。

 アルディンだろ。

 アルディンぐらいしか思いつかねーわ。

 ロザリンドかな?

 アルディン様かしら。

 アルディン様だろうな。

 アルディンしかいない。

 アルディンね。

 アルディン様だわ。

 アルディン様一択ね。

 アルディン様でファイナルアンサー。

 あのちっこい方の王子様だな。

 金髪の王子様かな。


 約1名違う人間を考えたが、大半の国民はまばゆい王子様かなと考えた。





 そして、祈った。






 結果、奇跡が起きた。







「あははははははは!」


 金の髪をなびかせ、爽やかに微笑む純白の羽を持った王子様(ただし大きさはゴジラサイズ)がクリスティア上空に出現した。


「あははははははははは!」


 巨大なアルディン天使は闇を切り裂き、クリスティアに光をもたらした。


「あ、アルディンが天使になった!?」


「いや、本物はあそこでポカーンとしてますから違います」


 冷静にツッコミをするラビーシャ。たまたま帰国していたらしい。


「………」←アルディン放心中。


「常々私は思っていたのだ。アルディンは天使なんじゃないかと」


「うん、天使みたいに天真爛漫ではありますよね。でもあれ、アルフィージ様の本物の弟じゃないからね?いいから現実に帰っておいで」


 変な方向にパニックを起こしているらしい兄を見ながら、硬直がとけたアルディンは自分の近衛騎士に問いかけた。


「アデイル、ヒュー、皆から見た俺はあんなイメージなのか?」


 巨大な光輝くやたら爽やかなアルディン様。この場にロザリンドがいたなら、ハミガキ粉のCMに出演できそうだと言ったに違いない。


 双子の近衛騎士は、申し訳なさそうに言った。


「「大体、あんな感じかな…」」


「………そうか。そもそも、何故巨大な俺が現れたのだろうか…」


 アルディンは涙目になった。


「「ロザリンドのせい」」

「ロザリンドだろ」

「ロザリンド嬢だからなぁ」

「お嬢様のせいじゃないですか?」


「凄まじい説得力だな」


 皆様、満場一致でした。




「うふふふふふ」


 そこに、手のひらサイズのミニロザリンドがやってきた。ミニロザリンドはアルディンによしよしした。アルディンは柔らかな光に包まれると(物理的に)輝き出した。


「そうか…俺が皆を照らし、邪神を倒せばいいんだな!皆に光輝くものとして思われているのだ!王として皆を輝き導けばいい!」


「え!?なんでいきなり前向きに!?ミニ小娘、何をやらかしたのよ!」


 捕まえようとするアデイルの手をかわす、ミニロザリンド。背中には妖精さんみたいな翅がついていた。


「そのロザリンドは、俺が考えた『光輝くもの』だ。ウルファネアに行こう、本物のロザリンドが待っている」


『おう!!』







 一方その頃のローゼンベルク邸。


 ルーは一心不乱に何かを書き記していた。


「ルー様、空が、空が大変なことに…って、この非常時に何を書いてんだよ!」


「とりあえず、ロザリンドに何を叱るか書いとかないと。で、外?」


 ルーは窓を開けて、閉めた。


「何あれ」


「さっき、お嬢様が何より光輝くものとか言ってたせいじゃねーかとは思うんだが…」


「ふむ、悪いものではなさそうだぞ。急激に浄化されているようだ」


 ロザリンドの父、ルーファスはのんびりと告げた。


「旦那様、ルー様、何とぞマーサをお嬢様の元へ行かせてくださいませ!」


「あらあら」


 マーサをはじめ、アーク、使用人達も頷いた。


「…皆で行くよ!ロザリンドの所に!!」






 騎士団は大忙しで出撃準備をしていた。


「しかし、嬢ちゃんはまた派手にやらかしたなぁ」


「「いいから、手を動かせ」」


 副団長(フィズ)とドーベルさんにしばかれる団長さん。

 ロザリンドに耐性があるクリスティア騎士団は、順調に準備を進めていた。今回はロザリンドのせいではないのだが、決めつけているらしい。







 一方その頃、魔法院では。


「なんだあれ!?」


「あ、院長がびっくりして色変わってる!黄色い!」


 現魔法院院長・カメレオン獣人なスタウトさんは黄色になっている。


「すげーな、誰の魔法だ?」


「どんどん浄化していってるな」


「でも、あれ確かキラキラ王子様だろ?でかすぎねぇ?」


「誰か変な薬飲ませたのか?勇気あるやつもいるもんだなぁ」


 どこまでもマイペースな魔法院の人達である。そんな中、一人の漢が立ち上がった。


「世界の危機…緊急事態(スクランブル)だわ!」


 それは、魔法の輝きに満ちた戦士。魔法院に咲く可憐な花。


「ハピネス☆クラクラ☆ミラクルチャージ☆魔法少女蔵之助!!緊急発進!!」


 魔法少女に変身したクラリンは、戦友(とも)であり、(ソウル)友人(フレンド)のために飛び立った。


「ロザリン、今助けに行くわ!!」


「あははははははは!」


「うふふふふ」


 魔法少女クラリン、巨大アルディン天使、ミニ妖精ロザリンドは、仲良くウルファネアに向かうのだった。


「わ、我々魔法院も行くぞ!」


 正気に戻ったスタウトさんは魔法院を率いてウルファネアを目指そうとした。


「院長、試作の魔具もってっていいすか?」


「ウルファネアの獣人さんに実験体してもらえるかなぁ」


「あ、そもそも何が要ります?」


「自分で考えろ、馬鹿どもが!!すぐ支度のできるものだけで向かう!獣人を実験に使おうとした馬鹿は留守番だ!!」


 スタウトさんはキレて真っ赤になってしまいました。


「大変だね、院長殿。賢者の協力により、大規模転移陣を展開する!転移系の研究者は手伝え!騎士団と合流し次第、術式を展開する!!」


 奥方様はくすりと微笑し、指示を出す。慌ただしく魔法院も動き出した。



 クリスティアにおける『何より光輝くもの』


・アルディン➡99.9%

・ロザリンド➡0.1%


 ぶっちぎりでアルディンでした。普段からまばゆいからでしょうね。

 なんか最終回っぽいと思いましたが、まだまだ続きますよ。


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― 新着の感想 ―
ん?誰がロザリンドに票入れたの?アルディン?
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