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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
ロザリンド14歳・ある意味最後の戦い編

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いや、うん。見通しが甘かった。

 これまでのあらすじ。


 ついにダンジョンから魔の本体をゲットしたロザリンド達。魔の望みを聞き、本体の封印を解いたら、邪神が復活しちゃったよ。浄化も完璧だったし、魔本人も争いや人間を害する気はなかったのに、おかしいネ!


 軽く状況を確認しつつ、どうしようかなと考えています。多少想定外なことがあってもどうにかするつもりでしたが、いきなり想定外過ぎる事態が起きてしまいました。なんでだ。


 空は真っ暗になり、ウルファネアの平地にゴジラサイズの邪神様がいらっしゃいます。デスピサ■の最終形態みたくなっていて、ラヴィの面影は欠片もありません。しかしじっとしているあたり、彼も内部で戦っているのではないでしょうか。ラヴィが時間を稼いでいる間に何らかの対策をせねばなりません。


「くるっぽー」


 ポッポちゃんが脳ミソをフル回転させている私の頭に止まりました。


「ロザリンド様、シヴァ様から伝言です」


「何?」


 嫌な予感しかしないが、聞かないわけにはいかない。


「ラヴィアス様は邪神となられてから、世界の穢れを吸い上げて災いに変える力を持ちました」


「先に言えぇぇ!!」


「ロザリンドちゃん!悪いのはシヴァ様であってポッポちゃんじゃないッス!」


 危うくポッポちゃんに八つ当りするとこでした。そういう重要なことはぜひ先に教えといてほしい。準備とかいるじゃないか!


「今回に限りましては、神同士のプロテクトが作用しておりまして、シヴァ様も話せなかったのです」


「筆談とか手紙とか、全く方法がないわけじゃないんじゃ?」


「くるっぽー」


 できたんだな?チャランポランな上司をフォローしようとしたポッポちゃんの気持ちだけは受け取っておこう。とりあえず、今それどころじゃないから放置するけど、後で折檻です。


「原因がわかったので、対処します!強制通信!!」




 今回はガチで世界の危機なんで、なりふりかまいませんよ!エルンスト達協力のもと、全世界に立体映像で通信をしました。


『皆様、今世界に邪神ラヴィアスが復活してしまいました。しかし、恐れることはありません。皆の心にある、何より光輝くものを念じてください。皆様の恐怖や、負の感情が邪神に力を与えてしまうのです。心に光輝くものを願ってください!』


『邪神も、もう人を傷つけることを望んでいないんス!そもそも、人間が大好きな神様だったッス!!大事な人を殺されて、間違えてしまったッスよ!だから、皆!力を貸してほしいッス!!』


 凛花も必死で訴えた。涙も滲んでいる。


『俺もか?ふむ…確かに今、世界は危機に瀕している。しかし、我らは何があろうと負けぬ!神が相手であろうとも!皆、以前に神を救ったな。もう1度…今度は邪神を救うために祈ってくれ!!』


 やるときはやる漢、ジェラルディンさん。流石です。






 そして、奇跡が起きた。大サービスで起きてしまった。





 光輝くもの達が、大量に降臨………いや、光臨してしまったのである。

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