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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
ロザリンド14歳・ダンジョン攻略編

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ダンジョン攻略・ご飯は大事

 夕飯は何にしようかな?キッチンで適当に食材を出していたら、凛花とジェンドが来た。


「お手伝いするッス」


「僕も手伝うよ」


「うん、よろしく。夕飯何にしようかな」


「肉じゃがで」


「ハンバーグ食べたい」


「凛花はぶれないな」


 しかしまあ、手伝ってくれてるし、いいか。





 そして夕飯はできた。ご飯、豆腐とワカメとネギの味噌汁、肉じゃが(ただしマリーのみ焼魚)、焼豚(肉はオーク)、ハンバーグ、ほうれん草のおひたし、だし巻き玉子。

 足りなければまた追加しよう。


「ご飯だよ~」


「ん…あ、ごめん!寝てた!」


「すいません、お嬢様に作らせてしまうなど…!」


 ディルクはともかく、ジャッシュが死んでお詫びをとか言いそうなぐらい重い。


「気にしないで。凛花とジェンドが手伝ったから手は足りてたし。今日は(主にジェラルディンさんのお守りで)疲れたでしょう?たくさん食べてね」


「お嬢様…」


「兄さんは主にお父さんのせいで疲れてるんだよね。お父さんなら自力で帰れるだろうから、今からでも家に置いとく?」


「……いや、父上がかわいそうだよ。それにね、ジェンド。父上はああみえて国を救ったこともある英雄だ。戦闘能力は誰より高いんだよ。父上は確実にお嬢様の力になる」


「……うん。わかった」


「ジェンド…」


「僕がちゃんと、兄さんが困らないようにお父さんをしつけるよ!」


「ジェンドぉぉ!?」


「僕、頑張るね!」


「ジェンドぉぉ!?」


 ジェンドはイイ笑顔でジェラルディンさんのとこに行きました。それはもう、イイ笑顔でした。


「発想がロザリンドちゃんぽいッス」


「そ、そんなことないよ!」


 やめろ!私に全責任を押し付けないでくれ!!


「可愛い弟が…」


 さめざめと泣くジャッシュを全員で慰めました。






「お父さんは兄さんに甘えすぎ。大人なんだから、兄さんに迷惑をかけないで!」


「きゅ、きゅーん…」


 そして、ジェンドに叱られてしょんぼりするジェラルディンさんというレアなものを見つつ夕飯となった。


「ロザリンドのご飯…」

「お姉ちゃんのご飯…」

「お嬢様のご飯…」


 ジェンド、マリー、ジャッシュはご飯を幸せそうに食べている。


「主の作る食事はいつもうまいな!」


「お父さん、食べ物を口にいれたまましゃべらない!」


「きゅ、きゅーん」


 ジェンド、なんかお母さんみたい。確かに食物が出そうだったから助かったけど。ジェラルディンさんはちゃんとモグモグごっくんしてから私に話しかけた。


「しかし、惜しかったな」


「何が?」


「あの白いやつはエビみたいで、ものすごくうまいんだ!塩で焼くだけでもうまいのだ!」


「しろ……いの?」


 あれか?あのサボテンに殺られたアレか!?アレ食えるの!?つか、食ったの!?ダメだ、気持ち悪い!考えたらリバースしかねない!!


「ロザリンド!?ジェラルディンさん…悪気がないのはわかりますが、見るだけでダメなものを食べる話をするなんて酷いです!ロザリンド、行こう!」


 ディルクはふらついた私を素早くお姫様抱っこして、部屋に連れていってくれようとする。


「ディルク、ご飯は…」

「後で。顔色が悪いロザリンドをほっといてご飯なんか食べれない。俺、そんな最低男になりたくない」


 うおお…うちの旦那様超イケメン!やっべぇキュンキュンするんですが!真顔で何言ってんの!?か、カッコいい!!というか、私めちゃくちゃディルクに大事にされている…!


「うー」


「気持ち悪いの?顔色は良くなったみたい……?ロザリンド?」


 照れた顔を見られたくなくてディルクの肩にぐりぐり額を擦り付けた。


「も、もう気持ち悪くないから平気」


 部屋に入るとベッドに下ろされた。すぐ布団にくるまり、背を向ける。ううう、むしろなんかディルクにときめき過ぎてキュン死ぬぅ。


「ロザリンド…大丈夫?」


「平気だから!ご飯食べてきて!」


「いや、ナビィ君に頼んで運んできてもらうよ」


 おうふ…ディルクがイケメン過ぎて辛い。







 そして、私はディルクの膝に乗せられてあーんをされるという羞恥プレイなう。


「あーん」


「じ、自分で食べられるから!」


「ちゃんと食べないとダメだよ」


「うー、あ、あーん」


「あ、ちょっとついちゃったね」


 ディルクが唇をななななな舐めた……だと!?


「は、はわわわわわわ」


「ふふ、ロザリンド…可愛い」


 耳をはむはむすんなぁぁ!!何!?ディルクさんどうしちゃったわけ!?


「ディルク!気はそれた!食欲はあるから!もういいから!」


 必死にディルクの膝から降りようとするが…びくともしない。純粋に力の差である。


「…ロザリンド、可愛い」


「ひああ!?」


 それから散々舐められ、吸われ、揉まれたりして食事を終える頃には、私はぐったりである。


「ごめんね。照れるロザリンドが可愛くて、つい意地悪しちゃった」


 なん…だと?


「…いつから、私が照れていると気がついてらしたんでしょうか?」


「ん?………うーってうめいてた辺り?」


「最初じゃないかぁぁ!!」


 そして、よく考えたら結ばれてからある程度思考が駄々漏れになってたんだったよ!


「ディルクのばか!意地悪!」


「ごめんね?可愛い奥さん」



 色気がすげぇ。




 ディルクさんたら、可愛い系からセクシー系にジョブチェンジですか??私、負けてる!色気で負けてる!ヤバい…なんかくらくらする……なんというか…したくなる。


「ディルクぅ……」


 こういう、言いにくいときには繋がりは便利です。そして、それはもう愛でられてしまいました。


 後に、人間でもつがいだとフェロモン酔いがあることが発覚。ただし獣人ほどは酷くないそうな。


 フェロモンに酔わされた私は、それはもう…うん。えらいこっちゃでした。ディルクさんはあれよりスゴいのをよく耐えたよね…。







 翌朝。


 ジェラルディンさんが吊るされてました。


「ジェラルディンさぁぁん!?」


「主か…昨日はすまなかった」


「もうどうでもいいわ!なんでこんなことに!?」


「うむ、皆に怒られた」


「シンプルな理由だな!」




 そして、朝食。


 私とディルク以外、皆さん怒りのオーラが…必死でもう大丈夫だと告げて許してもらいました。


 どうしてこうなった!?

 今回の話の別視点を書くか進めるかで悩んでます。どうしようかなぁ。別にジェラルディンさんがなんで吊るされたかとか、どうでもいい気がする。


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