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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
ロザリンド14歳・神様のつくり方編

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さて、後始末だね

 シヴァの事も一段落ついてホッとしたところで、私は大変なことに気がついた。


「そういや、凛花の天啓どうしよっか」


「あ、もう決めたッスよ。既に究極罠師(トラップマスター)も、他ももらったッス。攻略準備はしてあるんで、いつでもオッケーッスよ」


 へらりと笑う凛花はなかなか頼もしい。他の天啓は内緒だと笑った。


「そういえば、シヴァゴーレムは顔を直さなくていいんスか?また普通の顔になったら、弱ってんだかなんだかわかんないッスよ」


「………直すか」


「お手伝いするッス」


「あ、俺も手伝うわ。俺の天啓なら早いやろ」


「お願いします」


 起きたらシヴァゴーレム整形計画をたてねば。エルンスト辺りも手伝ってくれるかなぁ。


「そういや、魔…ラヴィとの仲はどうよ」


「た、たまにデートしてるッス。普段ラヴィ君はお仕事してるッスよ」


「は?」

「え?」


 仕事?魔が仕事??


「なんの仕事?」


「内容までは見てないッスけど、書類仕事してるッス。黒い腕みたいのたくさんジューダス様から出てるッス」


 人手不足なのか、ウルファネア…いや、まともな人手はきっと不足しているね。脳みそ筋肉多いものなぁ……いや、問題はそこじゃない!


「ラヴィって書類仕事できるの!?」


「寝落ちしたジューダスの代行で仕事してたらしくて、使えるって言ってたッス」


「「靴屋の小人か!!」」


「そんな感じッス」


 なんか魔の…ラヴィのイメージがだいぶ違う感じになってきたなぁ……


「そんなにびっくりすること?ロザリンドだって精霊に書類仕事させてるじゃない」


 シヴァが余計なことを言ってきた。


「「………………」」


 彼方さんと凛花がじーっと私を見た。目をそらす私。


「だって、お手伝いするって言ってくれるんだもん!」


「…ロザリンドちゃんやしな」

「ロザリンドちゃんッスからね」


 やめて!意味不明な納得しないでぇぇ!!私だからってなんだ!あわあわする私に苦笑しつつ、凛花が話題を変えた。


「あ、自分ミスティアに聞きたいことあったッス」


「なぁに?」


「光の薔薇は本当にミスティアの力なんスか?違う気がするッス。チタ君からミスティアの魔力を感じないッス」


 ミスティアから冷や汗がダラダラ流れた。本当に素直だよね。え?ということは…チタは……?


「あ、あの子は妾が作ったわ。それだけは本当よ」


「原材料は言えないと」


「原材料て」


 彼方さんからツッコミ入りました。凛花は考え中らしく、黙ってしまった。


「そうね『言えない』わ」


 ミスティアは苦笑した。私の可愛いチタには、何やら秘密があるようです。


「凛花、結局チタから加護はもらえたの?」


「え?ああ。くれたッスよ」


 ラヴィ…魔と過ごすことが多い凛花。対策としてチタに凛花へ加護をあげてほしいと頼んだ。凛花は加護ってそーゆーもんじゃないと思うと嫌がり、チタがいいと思ったら貰うと言っていたのだ。


「今では一緒にお昼寝する仲ッスよ」


「そっか」


 無事に仲良くなったようで何より。色々まだ問題はあるけど、一段落したらダンジョン攻略ですね。

 短いですが、きりがいいので今日はここまで。やたら難産でした。


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