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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
ロザリンド14歳・ラブラブ新婚編

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新婚と実感

 昨夜と今朝、まあ…色々されてまして…あんあん言わされちゃいまして…恥ずかしい私です。そしてさらに、ディルクが………ディルク様が………


「ロザリンド、おいで」


 ディルクが私においでだと!?昨日は…いや、ここ最近は完全に私からベタベタするだけだったのに、私に両手を広げておいでだと!?


「うん!」


 私に犬の尻尾があれば、ちぎれんばかりに振っていただろう。忠犬ロザ公と呼んでもいいですよ。わんわん。

 勢いよくソファに座っていたディルクにダイブした。ディルクは驚くこともなく、アッサリ私を受け止めると優しく撫でてキスしてくれる。


「ロザリンド、可愛い」


 ディルク…いや、ディルク様がなんかエロい。エロかっこいい。視線だけで妊娠できそう。いや、無理だけど想像妊娠なら…いやいや、違うだろ。

 昨日と逆でディルクからベタベタしてくれて、甘ぁい言葉をくれて、ドロドロに甘やかされる。最近…いや初潮が来てからは追いかけてばかりだったから慣れない。しかし、かまわれて嬉しい。


 かまってほしかったし、ディルクからもイチャイチャしてほしいと望んでいた。これ、夢じゃなかろうか。目が覚めたら、独りでベッドにいたりしないかな…考えたら悲しくなってきた。


「ロザリンド?」


「これ、夢じゃないかな…私に都合よすぎて、幸せすぎて怖い」


「…幸せなの?」


「ディルクに…ずっとぎゅーとか…ディルクからしてほしいって本当はずっと思ってて…」


 いや、待て!何言った?何言っちゃったよ、私!!本当は貴方から私を欲しがってほしいって思ってたのとか…………恥ずかしい!アホか!アホだ!ディルクはディルクなんだからそんなツーカーで通じるわけないし、相手も同じように思ってほしいとか重たいわ!しかもフェロモンがあったから無茶ぶりもいいとこじゃないか!!


 ディルクからの返事はない。恐る恐るディルクを見たら、顔を両手で隠していた。


「…………ディルク?」


「いや、なんと言ったらいいか…俺は嫁が可愛すぎて死ぬかもしれない。破壊力が明らかにオーバーキルだよ!ロザリンドは可愛いさで俺を殺すつもりなの!?」


「………へ?」


「ああああ、もおお!可愛いなぁ…」


 いや、可愛さで人は死なない。可愛さの破壊力ってなんだ。わかるようなわからないような。

 うん、とりあえず、私もうっかりかました発言のダメージが大きかったから、ちょっと立て直しをはかりたい。少しほっといてくれないだろうか。

……いや、待て。もったいない。ディルクは私にかまう気になってくれたんだ。羞恥よりもディルクにかまわれることを私は選ぶ!!そうだ!全力で甘えるのだ!


「ディルク、んー」


 キスして、とばかりに服をひっぱりディルクの方を向いて目を閉じた。




 あれ?まだ…かな?




「ディル、ん!?んんー!」


 ディルクどうしたの?と目を開けた瞬間に腰砕けにさせられた。キスが激しくて息もできない。


「はあ…可愛い…」


「ん…はぁ…はぁ……」


 ぐったりしつつ、頬に触れた手を追いかけてすり寄る。手は一瞬ビクッとしたが、頬に触れたまま動かないでいてくれた。


「昨日の続き、する?」


 耳もとで囁かれて、ゾクゾクした。エロいよ、ディルクさん。あ、あわわわわ…明らかに獲物を狙う肉食獣の目だ!昨日のことをうっかり思い出し、顔が赤くなっているのが自分でもわかった。


「あ、明るいのは恥ずかしい…」


 うん、さすがの私も真っ昼間からは…色々丸見えだろうし……この明るい室内で昨夜と同じことをされたら軽く死ねる。死因は恥ずか死ですよ、いやマジで。


「ロザリンド」


「うん?」


「…嫌なの?」


 ションボリしたディルク。耳もしんなりしたその様子に、つい咄嗟に返事してしまった。


「嫌じゃないよ!恥ずかしいだけ………あ」


「なら、いいよね」


 演技!?演技なの!?いつからそんなあざとい子になっちゃったの!?私が混乱している隙に、さっさと私を寝室にリターンさせるディルク。


「いや、ちょっと……」


「ん?カーテンは閉めるから大丈夫だよ」


「いやいやいや、大丈夫じゃないから!」


 しかし、抵抗も空しく胸もとが晒され………なかった。ディルクは私にぐったりとのっかっている。しかし、体重がかからないようにする気遣いはさすがである。


「いくら俺でも限界はあるから。むしろ今もギリギリだから。自分でもよく我慢したなぁと思ってるぐらいだから。煽りすぎないようにね?」


「うー、はい。でも、どの辺りで煽られたの?」


「…………」


 ディルクはニッコリ笑っていましたが、なんか怒ってるようにも見えました。


「………まだまだ生殺し………か。いや、うん…今さらだな。大丈夫、俺は大丈夫だけど、嫁が可愛すぎる…!」


 その後、ディルクはふっ切れたご様子でした。家事を一緒にしつつ…たまにおさわりされていた気がするのは気のせいでしょうか。しかも、それが嬉しい気がする私はマズイ気がします。



 新婚2日目の日中もひたっすらにイチャイチャして過ごし、ディルクのお母様に結婚報告兼お墓参りをしに行きました。お義母様の好きな薔薇を買ってきて、お墓を掃除して供えた。掃除といってもお義父様がわりとマメに来ているようで綺麗なものだった。


「母さん、俺の大好きなお嫁さんを連れてきたよ。母さんの言う通りだったね。こんな俺でも大好きだって言ってくれるんだ。母さん達に負けないぐらい幸せになるから…見守っていてね」


「お久しぶりです、お義母様。ディルクのお嫁さんになりました。ディルクは一生かけて、それはもう愛して幸せにしてみせますから、安心して見守っていてください。ディルクを産んでくれてありがとうございます。私、ディルクに会えて幸せです」


「ロザリンド…」


「えへへ」


 どちらともなく手を繋いで、二人の家に向かう。ふと優しい風を感じて振り向いたら、優しく笑う女性が手を振ってた気がした。きのせいかもだけど、ディルクのお義母様かもしれない。


 なんでだろ、まだ三日目なのに当たり前に第二の我が家になりつつある。玄関が日本式だからなのか、根っからの庶民だから普通の一軒家がおちつくのか…ディルクがいるからか………ディルクがいるからかな。結婚した今、私が帰るのは、ディルクが居る場所だ。


「「ただいま」」


 ぴったり重なった声に互いに驚き、目を合わせて笑いあってしまった。


「「おかえり」」


 また揃った声に笑いあう。些細なこの日常が、とても幸せだと思った。


 その後家事をしつつイチャイチャしていました。なんか、今まさに新婚って感じがして…じわじわ実感してきました。

 ロザリンドはディルクにかまわれて幸せです。ディルクはロザリンドが可愛くて幸せです。


 ちなみにおさわりはちょっかい出すとロザリンドが可愛いから楽しいようです。ただし、ディルクはたまに自爆します。

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