朝とモフモフとイチャイチャ
ある意味いつも通りですが、激甘です。イチャイチャしまくってます。
結婚初夜…シヴァのせいで微妙な目覚めだと思いましたが、ディルクの素晴らしい大胸筋のおかげでテンションが戻りました。
私が細マッチョ好きと知っているディルクは、今でも筋トレをして体型をキープしています。しかも、私のために髪を後ろの一部だけ伸ばしました。私が彼の髪を結うためです。モフモフの代わりに、ディルクの髪を丁寧にすいて結うのです。ディルクの髪はサラサラでとてもさわり心地がよくて、大好きです。髪を伸ばしたからかモフモフ度が上がりました。特に最近モフれていませんが、冬毛のモフみは最高です。
ゲームのディルク様はもっとマッチョでしたが、今のディルクの方がカッコいいと思っています。
スリスリと甘えると、寝惚けたディルクがナデナデしてくれます。至福の時です。
「ん…ロザリンド?」
「おはよう、ディルク」
「……夢か。いい夢だなぁ…いい匂い」
「ひゅわあああ!?」
ディルクは私の首もとを舐めてクンクン匂いを嗅ぎました!
「ん…」
ちょっと!?とツッコミをしたいが、くすぐったいくて上手く言えない!いやあああ!昨日調子こいてすいませんでしたぁぁ!!許してくださぁぁい!!
「おいしい…甘い」
「…………!?」
ディルクがエロい………口元をべろりとするのもカッコいい……ではなく!ディルクは私の汗を舐めてたの!?さらにディルクは私の胸元をくつろげて………
「お、起きろぉぉ!!」
私にベッドから蹴りおとされ、ディルクは起きました。
「「………………」」
胸元をおさえてゼーハーしている私を見て、ディルクが一気に覚醒したらしい。
「ごごごごめん!!最近ロザリンドにやらしいことする夢ばっかり見てたからてっきり夢かと……………あ」
「………………いやん」
「………いっそ死にたい」
ディルクがマルマジロ…じゃなかった、丸まりました。
「いや、うん。他の人なら暴れるけど、私ならよし!」
「よしなの!?」
「うん!私の方が昨日はやらかしたからね!生きて!」
「き………の…………う…………」
思い出したらしく、ディルクが真っ赤になりました。
「ごちそうさまでした」
「いやああああ!?そういうこと言わない!」
いや、うん。様々な意味でごちそうさまかなぁと。大変おいしゅうございました。色々な意味で。
「いや、つがいの体液っておいしいんだね。最初病気なんじゃないかと焦ったけど」
「土下座でもなんでもするんで許してください!!その話は本気でやめて!!」
ディルク、マルマジロリターン。いや、布団つむりでも可。
「ディルク、フェロモンは大丈夫?」
話題を変えようと話しかけた。ピョコッと布団から顔をだし、クンクンするディルク。
「いい匂いだけど………あの酔っぱらう感じはしない」
「ふむ…どのくらいもつのかな…フェロモンが復活したら教えてね」
「わかった」
うなずくディルクは顔だけだした布団つむりスタイルです。年上なのに本気で可愛いね。
「てい」
「うわ!?」
まだ床で丸まるディルクの布団をひっぺがし、すばやく中に潜り込んだ。
「ちょっと!?」
「ディルク、ディルク!」
ぎゅうぎゅう抱きつき、ディルクにスリスリする私。ディルクは困惑しているが、拒否はない。そのうちディルクから力が抜けて抱きしめてナデナデしてくれる。
「甘えんぼうだね」
「そーだよ。今日は離れないからね」
ディルクは苦笑した。私を抱き上げ優しくベッドに下ろすとキスをした。
「んー、ディルクもっと…」
おねだりしたら、ディルクが固まっていた。
「ディルク、もっとちゅうして」
しかし、キスが欲しくてまたおねだりする。
「………可愛い」
「ん?」
「可愛い。ナニコレ可愛い。耐えろ理性!まだダメ!せめて16になってから…!」
何やら葛藤があるご様子。現在結婚して、初夜をむかえ、ベッドで押し倒した的な姿勢の無防備にキスをねだる嫁……アウトだな。まぁいっか。
「んう!?」
「んー」
濃厚なキスを仕掛けたが……………………
「ふにゃあ…」
負けました。なんでディルクはキスが上手いんだ…完全に腰くだけです。
「ごめん、やりすぎた。ロザリンドが可愛くてつい」
「私からしたんだし、大丈夫。ディルクもその…またする?」
「…………し、しない!そっちはなんとかするから!そそそそれより、今日はどうするの?あと6日休みとってるから、旅行でも行く?」
「とりあえずお祖父様には改めて報告に行きたいかな…お義母様にも」
「うん」
「しかし、今日はイチャイチャしたい!ずっとイチャイチャして過ごす!家から出ない!むしろ久しぶりにもふらせて!」
「……それでいいの?」
「それがいいの!ずっとイチャイチャしたくてしたくて、欲求不満でしたから!」
「うん、俺も」
ディルクは私の横に寝転び、でこちゅーをしてから獣化しました。
「完全獣化がいい?ちょっと!?にゃあん…耳をはむはむは……」
「よいではないか…ふはは…今日は尻尾も触りまくりますよ!」
「にゃっ!?あ、だめ……」
「聖獣様に泣きついたって言ったじゃないですか」
抵抗がない喉や腹、背中をもふりつつ、たまに尻尾を狙う。
「うん…ふにゃあ…」
「泣きじゃくる私に、聖獣様はもふ許可をくれたのですが、ディルク以外はもふりたくないと思ってしまいました。ディルクじゃなきゃ嫌だって…そんな風にした責任を取ってくださいね」
「お………お手柔らかにお願いします。でも…嬉しい。ごめん、不謹慎かもしれないけど嬉しいよ」
ディルクを全力でもふり、全力でイチャイチャして過ごしました。




