ロザリンド、14歳
あれから6年が経ちました。私は明日で14歳。クリスティアでは結婚できちゃう年齢です。貴族は結婚が早いんで、元クラスメートには既婚者もちらほらいます。
我が家の変化としては…両親は相変わらずらっぶらぶ。私の新たな家族は…なんと弟と妹!ルシルが弟、ルチルが妹で双子ちゃんでした。可愛がり倒した結果、がっつりなつかれました!
「「姉様、大好き」」
「姉様もルチルとルシルが大好きぃぃ!」
天使です!超天使です!しかも超優秀で、飛び級もできそうなぐらいなんですよ!可愛いし頭もいい。双子だけど男女なんで二卵性のはずだけど、どっかで繋がってるらしくてたまに二人だけの声がない会話をしています。
兄はさっさと飛び級制度を利用して中等部をスキップ。高等部は再来年から飛び級受けいれとのことなんで、今は植物研究者としてオタク3人で楽しく騒動をおこしたり大発明をしたりしています。
ジェンドは冒険者としてエルンスト、オルド、ネックス、マリーとパーティを組んで主にクリスティア周辺の遺跡探索をしています。
ポッチは芸術家として有名になりました。最近はプラモデルなんかも作っていて、ポッチブランドなんて呼ばれています。
ジェラルディンさんと自由な風は他国の遺跡探索をしています。転移の魔石があるのでちょくちょく帰ってきてますね。むしろジェンド達の方が会えないです。
ジャッシュは従者兼騎士団の庶務で相変わらず働き者。
ラビーシャちゃんは語学を学ぶためにさまざまな国を留学中。たまに国宝の閲覧を許されたとか…どうやって許可とったんですかとツッコミたくなるような働きをしています。なんか、アルフィージ様と文通してるらしいです。色気はない内容ですよと本人は語ってました。え?スパイとして使われてるの?
ゲータも留学中。ゲータは悩んだ結果、薬草学や農耕について学ぶことにしたらしい。そして、兄と研究して子供達が飢えないようにしたいのだと、このまま兄の従者にしてほしいと願いました。兄は当然快諾。たまに手紙がきます。
マーサにもルドルフさんとの子供か産まれました。名前はマーク。今は5歳。なかなかやんちゃ君で、双子がよく一緒に遊んでいます。
アルフィージ様は兄同様さっさと飛び級でスキップして主に外交担当をしているようです。飛行魔具で荒稼ぎしてるとか…聞きます。忙しいながらたまにジェンド達と討伐やらをして自己研鑽にも余念がないらしいです。カーティスから武勇伝を聞きました。仲良くやってるようですね。
アルディン様はまだ中等部。あえて背伸びはせずにしっかり勉強してるらしい。ただ、気がつけばとんでもない人脈を作っているとは双子騎士談。周囲を浄化して着々と信者を増やしているとかいないとか。
近衛騎士のアデイル、ヒュー、カーティスもしっかり自己研鑽しています。特にカーティスはジェラルディンさんと互角の腕前になりました。
とりあえず、主要なメンツはこのぐらいでしょうか。ウルファネア組や精霊さん達については、そのうち語ることもあるでしょう。私?私の約6年は後程語ります。
私、ロザリンド=ローゼンベルクは明日で14歳になります。
しかし、ロザリンド史上最大最悪の危機が!
今まさに!!訪れているのです!!
その危機の名は………
KE☆N☆TA☆I☆KI☆
そう、倦怠期!!!
私とディルクはこの6年、愛を育んでまいりました。しかし!この結婚まであと少しなこの時期にきての倦怠期なのです!
実は13になってから初潮が来たのです。つまり、女性として身体が成熟し、出産が可能になりました。身体も女性らしくなり、念願の巨乳!推定Fカップのけしからんぽよんぽよんをゲットした私ですが…ディルクが耐えられないとかでおさわり禁止令が出てしまいました。原因は、女性として成熟した結果、つがいとしてのフェロモンが増したから。
せっかく、せっかく最近では町でデートしても恋人扱いされるようになったのに…イチャイチャできないなんて拷問です。さらにはモフモフも最近ご無沙汰なんですよぉぉ!!
さらにさらに、ここ1か月…1ヶ月ですよ、1ヶ月もですよ!ディルクが忙しいからとデートしてくれません。
仕事の手伝いで雑談しても目も合わせてくれないし、どこか上の空で…以前ならちゃんと、どんなに忙しくてもちゃんと目線を合わせて話を聞いてくれていたのに………
そして、とどめは昨日なんですよ!昨日なんですよ!昨日、ディルクは忙しいからって私とのデートを断ったんですよ!なのに…なのに……
別の女と会ってたんですよ!しかも、しかも……私にしか見せないはずの…最近ご無沙汰な蕩ける笑顔をその女に見せてたんですよ……………!!
そして、現在私は…聖獣様に愚痴ってます。場所は我が家の庭。ちなみになんでか私とロザリアはいまだに融合してません。なんでだろ…とにかく、私は先程の倦怠期&ディルク浮気疑惑を聖獣様に説明しました。
「…何故我に話したのだ」
「うちの両親か兄…いや、うちの使用人と精霊さんに魔獣さんもか…に話したら、ディルクが間違いなく血祭りです」
「……………そうだな。そこは冷静なんだな。確かにそうなりかねん」
「聖獣様はわりとディルクを可愛がってますから、ディルクを血祭りにはしません」
「……………そうだな。しないし、そもそもディルクは浮気なぞしないだろう」
「うう…信じたい、けど…ならなんでデートしてくれないの!?なんで忙しいって嘘ついたの!?ぎゅーもちゅーもしてもらえなくて…辛いよぅ、寂しいよぅ、うわあああああああん!!」
1ヶ月で、私は限界だったようです。スキンシップが減っても、ディルクは優しかったし、労ってくれてたから満たされてた。それもなくなって、たまりにたまったストレスが大爆発してしまいました。泣いて泣いて、ひたすら泣く私に困りつつ、聖獣様は肉球でぽふぽふして私が泣き止むまでついててくれました。
「…もふるか?」
「…やだ。ディルクがいい~。ディルクがいいよぅ~」
完全に駄々っ子と化した私が泣きつかれて眠るまで、聖獣様は付き添ってくれた上に…ベッドまでそっと運んでくれました。
なんとか更新できました。話の展開上、今日はここまでになります。




