夜のデート
恒例のイチャイチャタイムです。
苦手な方はスルーでお願いいたします。
庭園で解散になり、客室に通されました。つがいだと公言したからか、ディルクと同室です。
「あ、あの…」
ディルクがもじもじしています。
「庭園に行きたいんだ。2人きりで」
「地の果てまででも喜んで!」
ディルクのお誘いでしたら、どこにだってお供します!
というわけで、庭園です。光の薔薇が淡く辺りを照らしています。ロマンチックとはこういうのなんだろうなとか、兄これ絶対喜ぶからお土産に1輪だけでも貰えないかなと考えていた。
「ロザリンド」
「はい」
ディルクが私にひざまづいた。ん?忠誠ではない。目線を合わせるためかな?
「心から君を愛しています。結婚できる年齢…14歳になったら、俺と結婚してください」
萌 え 死 ぬ !
プロポーズ、キタァァァ!!
えええええ!夜にイルミネーション的なロマンチック満載の薔薇園でプロポーズですよ!完璧か!!完璧だ!!乙女の夢、叶っちゃったもんねー!!(混乱)
「ロザリンド、返事は?」
は!素敵すぎて意識が明後日に暴走してました!脳内で夕日に向かって爆走してましたよ!
「はい。ふつつか者ですが、末長くよろしくお願いいたします。私も心からディルクを愛しています」
「ロザリンド…」
抱き締めてキスをされました。お互いにっこりと笑い合う。
「この光の薔薇の前で愛を誓うと、愛の祝福を受けられるんだって母さんが言ってたんだ。だから、ここに来たかった。母さんも父さんと誓ったから結婚して幸せになったんだよって…よく話してた」
「そっか。素敵だね」
しかし、不思議な薔薇だなぁ。精霊が居そうな…いやいやいや。うん、気のせいだ!
ディルクとしばらく庭園デートをした。ディルクのお母さまとの思い出を聞きながら、穏やかな時間を過ごしました。
「あの、ロザリンド…いくら夏でも薄着すぎないかな?」
「え?大丈夫、大丈夫!パレードの衣装ですよ?」
「卑猥だって却下したよね!?」
「はい。見ていいのは私だけです!」
「…………ううう」
ディルクはブーメランパンツ1枚にシーツという素晴らしいお姿です。いや、2人きりなら見せてくれるといいましたし、パレード披露を阻止したご褒美ですよ。ご馳走になります!
「これ、何が楽しいの?」
シーツにくるまりプルプルするディルク。襲ったらダメですかね。叱られるだろうな、確実に。
「え?ディルクの筋肉を愛でるんですよ。普段はズボンで隠れている大腿四頭筋に大臀筋…ちなみにおさわりはダメですかね」
「ど…どこを触るかによる」
「………とりあえず、腹筋」
「…まぁ、いいけど」
まぁ、お腹はたまに触ってましたから、予想通り。
「あと、太腿」
「…………まぁ、いい…けど」
「あと、お尻」
「だめ!男のなんて何が楽しいの!?」
「引き締まってて綺麗なんで…駄目ですか?私のおかげでその姿でのパレードを阻止しましたし、庭園も復活させました。私に報酬をくれてもいいと思うんです」
「ううう…す、少しだけなら」
ディルクは悩んで悩んで、OKをくれました。まさかの許可!本当はディルクがパレードに出るはめになったのって私のせいだから報酬を払う必要はないのですが、気が変わらないうちにいただきます!
感想だけお伝えします。めちゃめちゃ楽しかったです!ディルクの筋肉最高!そして撫で回されて悶えるディルク…眼福!!
「あ、あうううう…」
羞恥にいまだ悶えるディルク。はう…可愛い。私はいそいそと鞄から次の品物を取り出した。
「ディルク、獣化して。ブラッシングするよ」
「え?」
「してみたかったんですよね、全身ブラッシング!」
ディルクが絶望したような表情になりました。彼はこうなった私が止まらないのをよく知っています。
「加減、してください」
「はい、善処します」
「………………うん」
諦めたディルクはブラッシングを許可しました。そして、ブラッシング後は私のゴールデンフィンガーが炸裂。にゃあにゃあ言わせまくりました。
善処…できませんでした。だってだって、可愛いんだもん!可愛すぎたんだもん!私にゴロゴロ喉をならしてすり寄り、甘えるディルクを見て私のなにかが大爆発しました。
そして私は本気でディルクをもふり倒しました。今までは外だったりでやはり多少遠慮がありましたが…100%中の100%ぉぉ!!が発動してしまいました。ディルクはもふ堕ちリターンしましたが、さすがに一晩経ったら復活しました。
翌朝、真っ赤でヘロヘロになったディルクと、超ご機嫌な私が居ました。久々のイチャイチャし放題に、私は大満足です!ウルファネアに来て良かった!!




