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Second馬鹿

 こんにちは。馬鹿と天才は紙一重どころか1μの時間です。馬鹿の実況・解説を務めさせて頂きます、実況務です。よろしくお願いします。さあ第二回目ですが、今日は一体どのような馬鹿が現れるのでしょう。さっそく見ていきましょう。


「ここにあるアイテムを使ってボタンを押せ」


課題が発表されました。馬鹿は課題を確認した後、部屋の状況を把握しようとしているみたいです。今回の部屋を詳しく見ていきましょう。ボタンは壁に付いています。床から高さ8メートルの位置です。壁は真っ白で凹凸はありません。部屋の所々にアイテムが置いてあります。馬鹿はアイテムを見つけてそれを回収に向かいましたね。


アイテム

・シーソー(キャスター付)

・10キロの重り×10

・棒(3メートル)


さて、視聴者の皆さんは模範解答がわかりますか。分からない人は神様に課題を与えられる可能性があるので注意しましょう。それでは模範解答の発表です。


模範解答

シーソーをボタンの下に移動させる。壁側のシーソーの端を最大の高さまで上げて、壁に付ける。このまま登ると、キャスターがある為、途中でシーソーが傾いてしまう。それを防ぐために重りでシーソーが動かないように固定する。シーソーの上まで登り、棒を使ってボタンを押す。


どうでしたか?重りで動かないようにする所が少し難しかったでしょうか?もしかしたら、重りをシーソーの片側に乗せた人もいるかもしれませんが、体重が100kgを越えていなければ、それでも動かなくなるので正解でしょう。それでは馬鹿はどのように課題をクリアするのか引き続き見てみましょう。


 馬鹿はまず重りに興味を示しましたね。触ったり、持ち上げたりしています。次にシーソーです。片側に乗っています。動かないのですぐに飽きて降りました。しかし、今度は真ん中で仁王立ちをしました。自分で体重移動をして、シーソーを左右に傾けています。しかも凄い早さです!もはやこれは遊びではなく、運動と言って良いでしょう。馬鹿も軽く汗をかいています。そして、最後はシーソーを水平にピタッと止めて降りました。今の行動には体操競技の様な美しさが垣間見えました。馬鹿は良い汗かいたぜ、と言わんばかりに額を拭っています。最後は棒を取りました。とりあえず振っています。というか振り回しています。中国の某最強武将を彷彿とさせる巧みなテクニックです!おっと?何をする気だ?助走をつけて、そのままの勢いで棒をボタンに投げつけた!これは!的確に!ボタンの中心を!捉えている!


カチッ!


ボタンが押された!シーソーも重りも使わずに!棒のみでのクリアだ!槍術馬鹿!こいつは槍術馬鹿だった!振り返ってみると、シーソーを高速で動かしていたのは、足腰の強さの為せる業!水平維持も鍛えられたインナーマッスルがある証拠だ!そして、得意の槍術で投槍を披露!的確な攻撃によってボタンを押しました!馬鹿です!槍術馬鹿です!神様も唖然!しかし、願いを叶えなくてはなりません。神様が部屋に現われました。


「願いを一つ叶えよう」


神様が問いかけます。槍術馬鹿は何を願うのか?


「この棒をくれ!すごく手に馴染んだ!」


SOUJUTUBAKA!どんな願いも叶えられるのに、あの棒を欲しいと!馬鹿です!槍術馬鹿です!しかし、我々の予想だにしないクリアをしてくれました。槍術馬鹿に拍手!次の挑戦者はどんな馬鹿なのか!楽しみです。それでは次回の馬鹿と天才は紙一重どころか1μまでさようなら。


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