【プロットタイプ】私の周りの男達はさぁ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
客観的視点が欲しいので、此処は感想欄空けておきます。
必ず『このタイトルの意味を知った』上でお願いします。
注意事項2
全人類の殿方の皆様はそんな事ないって思うんですよ。
気を使われた事も沢山あるし。
でも、最近そういうことが重なったんです。
今日は散々な一日だった。上司に八つ当たりをされ、人の数値間違えの修正をし、余計な注文を熟し、最終的に自分が行った指摘が破滅へと向かう。
上司との雑談を行えば、八つ当たりされる事もなかった。私が余計な一言を言わなければ、余計な注文をされる事もなかった。自分で修正を行う必要も無かった。
本当疲れた。だから周りが居ないのを見計らって、さっさと退場する事にした。
仕事というのは、本筋とは関係のない場所で問題が発生する事が多い。項目の空きが足りてないとか、入力が順序良く並んで居ないとか、そんな些細な問題が非常に大きな問題を産む。
ハインリッヒの法則と言い、バタフライ効果と言い、全ての問題は最初の方に生まれているものなのでは無かろうか。
そんな事を考えているうちに、気が付くと玄関の前に立っていた。此処から先は家の『千房鏡花』として振る舞わなくてはならない。出来るだけ八つ当たりをせず、出来るだけ愚痴を吐かず、もしそうなったとしても、笑って済ませられる様な振る舞いを心掛けなくては。
「ただいま〜」
何時もの様に返事はない。暗い玄関を抜けた先に、煌々と明かりが漏れていた。どうやら先に帰宅して居たようで、今日も黙々と家の用事を済ませ、執筆に勤しんでいるらしい。
「ただいまってば」
二番目のドアを開けて、すぐ側に座っている同居人を見る。相変わらず視線は熱心にスマホに注がれていた。
今日あった嫌な事を思い出す。
上司の事は決して嫌いではない。けれども独り言を拾わないと、不機嫌になる。どれだけ仕事が立て込んでてても、自分の話を聞いて欲しがる。けれども私が拾った時に返答が帰ってくるのは数回しかない。
――あのね、この仕事さっさと終わして、次いきたいの。
だから早く終わらせてよ。そんな裏の意味を読み取った。
だから無駄口話さず、黙々と作業してたじゃん。貴方に構ってる暇ないの。それぐらい良い大人なんだから分かるでしょ。
其れ無意識なの? 私が話し掛けても直ぐに話終わらせる癖に、自分の独り言を聞き流すと不機嫌になるの。
私の父とそっくり。なんで私の周りの男共は私に優しくないの? なんで諭羅ぐらい、気を使ってくれないの?
「ただいまっつってんだろ!! 返事しろよ!! 私の周りの男共はさぁ!! 諭羅見習えよ!! 私の話もろくに聞かないで!! 本当になんなんだよ!! そんなにスマホの方が大事かよ!! あぁ? そういうの自分勝手って言うんだよ!! 私が甘い顔してれば良い気になって!! ふざけんなよ!! 周りに気を使えって言ってんだよ!!」
後ろ向きに座ってる瑠衣の肩を強引に掴むと、耳元で大声で喚き散らかした。
突然の事に驚いたのか、何時も冷静で自由人な瑠衣の目が大きく見開かれていた。そこで漸く、今自分が八つ当たりをしたという事に気が付いた。
「ごめん……。八割八つ当たり……。でも……返事ぐらいしてよ……。忙しいノ分かるし、邪魔して欲しくないの分かるけど、二回も言ったんだから……」
其れから後のことは覚えてない。確か感情の制御が聞かずに、有り余ったエネルギーを手っ取り早く発散させる為に、泣きじゃくった気がする。其れから不貞寝した気がする。
気が付いたら自分のベッドにいた。
「悪かったよ。俺も視野が狭かった」
何度でも話します。
全ての男性がそうだなんて、全く思いません。
女性だって聞き流すことの一つや二つ、沢山あります。
でも最近は凄く多かった。滅茶苦茶多かった。
だから見苦しい私をお許し下さい。
言ってることツイフェミみたいだからね。
自分の話は聞いて欲しいけど、相手の話は聞かない。
聞きたくない。だから無視する。無視して良いと思ってる。
その癖、関わり方を知らないから、変な弄り方をする。
そういうの、『私の周りでは』男性の方が多いんです。
上司然り、肉親しかり。
そんなに嫌ですか? 返事一つするのも億劫ですか? 面倒臭いですか? 此奴は弄んでも良いとか思ってるんですか? 立場が下だから?
もうそう思っているのならば、純粋に不愉快です。
自分がされて嫌なことをしないで欲しい。
何度でも言います。
全ての男性がそうだなんて、全く思いません。女性だってする人はすると思います。
ただ本当に多かった。最近、本当に。
男性の方が本能的に追い掛ける側で、視野一点型なのは知ってるんです。
女性の方が、本能的に子供を育てる為に、生き抜く為、視野複数型なのは分かってるんです。
でも何度もそうされたら普通に傷付きます。
かれこれ数年、ずっとそう。
もし自覚があるなら、男女問わず辞めて下さい。