番外・堕ちた閃光の軌跡
これは本編に繋がる話ではありますが、番外編っぽいので番外としました。
思いっきり前回から繋がってはいますが、番外編ぽい書き方をした話です。
とりあえず二部は番外編がないし、番外編にしとこう……とか考えたわけではないですよ?
――お前に俺の後を任せたい。
そうアカツキが彼に述べた言葉を聞き、彼女は我が事のように興奮した。『当然だ』そう思ったし、『彼の他にはアカツキの後を継げる人間なんかいない』と確信を深めた。
アカツキの命がそう長くないという事実には、彼女とて絶望にうちひしがれそうになった。
まだ若いアカツキが仲間達全員を導く絶対的なリーダーであったのは、その珍しい能力や類いまれなるリーダーシップによるものだけではない。彼の在り方そのものが仲間達の指針となり、道標となっていたから自然と先頭に立つ事になっただけだ。
居心地のいい新たな故郷、命を預けるにたる仲間。それを得られたのは、アカツキの持つ誰であれ受け入れて最後には仲間にしてしまう『人間的な器の大きさ』によるものだ。
アカツキ以外の誰が『変種』も『既存種』も受け入れられる街を作れただろう。
既存種は変種を恐れ、人から産まれた人外だと考える者が多かったし、変種は変種で既存種を力を持たないくせに見下してくる古い人間だと考えていたのだ。全員が全員、そんな考えを持っていたわけではないが、全員が全員、この二つの種族の間にある壁は理解していただろう。
そんな『当たり前』が蔓延する中で、この街以外のどこに力を持たない既存種や力の弱い変種が、力を持つ他者に怯えなくても済む場所があるだろう。そして既存種の冷たい目に、力を持つだけの人間が傷付けられなくても済む場所があるだろうか。
持つ者と持たざる者に別たれた一つの国民が、そんな垣根など気にせず笑い合える場所は、もしかしたら他にもあったかもしれない。だとしても、それもそう多くはないだろうし、この街ほど居心地がいいとも彼女には思えなかった。
この国の現状を知るごとにそう理解してしまった。
アカツキが先頭に立ち、計画的に街を発展させてきたからこそ、この街は食うに困らないだけの食糧を得られる整備がなされ、他の勢力にも負けないだけの人材が揃った。そんな土壌があるからこそ、多くの人間が出自に関係なく笑いあえるようになった。
何よりみんながみんな、変種や既存種の区別なくアカツキが好きだったからこそ(彼の妹だけは兄の一番近くにいるアカツキに敵意を向けていたが)、彼の周りにいる人間に対して真っ直ぐに目を向ける事が出来た。
そんなアカツキが居なくなった後、この居場所も変わってしまうのではないかという考えは、一度故郷と家族を失った彼女にとって絶望以外の何物でもなかったのだ。
そんな先の絶望を覆せる存在がいるとすれば、それは『彼』以外にはありえない。彼女はそう確信していたし、他の仲間達もそれを望んでいる事を知っていた。
アカツキと共に最初から戦い続け、陰日向なく支え続けてきた『彼』。
指揮官としても戦士としても黒鉄随一で、自ら前線に立つタイプではないアカツキに変わって、仲間達に指揮を出し、その命を背負ってきた『彼』。
アカツキとはタイプが違っていたが、人を惹き付ける何かを持っている『彼』。
アカツキの他に黒鉄を守れる存在がいるとすれば、彼を置いて他にはいない。弟子の欲目抜きに彼女はそう思っていたのである。
宵闇のシャクナゲ。
それがこの街を奪取すべく攻め寄せてきた勢力に立ちはだかった男の名前だった。
攻めてきた相手には相応以上の報いを負わせ、必要以上に痛手と恐怖を与えて、この街を攻めるリスクを作り上げた存在が彼だったのだ。
攻め寄せてきた武装盗賊は、撃退された後も追撃として舞い降る刃の雨と、銀色の少女が放つ圧倒的な力に追い立てられた。
だが、廃都に攻め寄せた勢力が一番恐怖する事になるのはその後だ。
ようやく彼女らの追撃から逃れられたと思った後には、夜闇に紛れて襲撃する漆黒の暗殺者に悩まされる事になるのだ。朝になる度に、数人ないし数十人の盗賊達が冷たい骸をさらした。
誰も襲撃者の姿を見ていない。ただ朝になれば誰かが冷たくなった身体をさらしていて、その結果として彼の存在に気付かされる。自分達はまだ逃れられていないのだと恐怖をもって理解させられる。
今この瞬間にも自分が狙われているかもしれない……そんな恐怖を抱えたままで眠れる者などそうはいない。そんな姿なき相手を警戒しても、闇に紛れた襲撃には効果がない。夜間の警備に当たった者が冷たくなって発見されるだけだ。
安息の時はなく、恐怖心は日毎に増していく。深夜になれば現れる姿なき亡霊のごとき暗殺者が、一体いつになればその手を引いてくれるのかすら分からないまま、ただ朝まで震える日が続くのだ。
その結果として結束を乱し、精神を乱し、自壊した盗賊団は決して少なくない。
彼こそが最初に『盗賊殺し』と呼ばれた人間であり、今現在でもかつてその恐怖に際した者からすれば、彼こそが最強の『ロバーズキラー』であろう。
そして彼を怖れたのは盗賊達だけではない。近隣の敵対都市からしても、彼はどこまでも忌々しい最悪の障害だった。
かつて隣の水都と戦都が連携して攻めてきた際には、防衛だけで手一杯で都市にはかなりのダメージを受けた。都市の戦力比からすれば、陥されなかったという結果だけでも奮戦が見て取れるほどの戦力差で、何人もの仲間達がその命を散らし、その数倍の仲間達が傷付いた。
あの剣匠ですら傷を負い、本部が強襲されて陥落寸前まで追い詰められたほどだ。無傷であったのは彼の銀鈴ぐらいのもので、その彼女とて出張ってきた近衛や強力な変種を抑えこみ、崩れる戦線をなんとか維持するだけで手一杯だったのだ。
一人本部を防衛する為に奮戦した黒鉄でも五指に入る実力者の『不貫』は、その身に十を越える致命傷を負った姿で発見された。彼女はそれでも倒れる事なく、敵の侵攻方向を見据えて立ち塞がったまま事切れていたのだ。
なんとか最後の一線は守りきったものの追撃を掛ける余裕はなく、倒れた戦友達を悲しむ余力もない。何も得るもののない戦いだった。
しかし、その報いですらも彼は敵に与えてみせた。自らの名前で敵を抑えつける為に――敵対した者には誰であれ必ず報いを与えるという姿勢を示す為に、危険を知りながらもあえて二つの都市の最高責任者である知事を襲撃したのだ。
彼自身も一番の激戦区を抑えきり、立ち上がる事すら辛かったはずなのに。彼はその働きだけでも十分過ぎるほどであったのに。彼の受け持ちが崩されていれば間違いなく街は陥とされていただろう。
その上で、かなりの戦果に意気揚々と引き上げていった都市の権力者達を襲撃して、ならず者と見なされている盗賊相手だけではなく、関西の正規軍たる統轄軍にもその名前を知らしめたのである。
警備の厳重な敵部隊の中心で、その二つの都市の知事が警備にあたっていた者達と共に殺されていた件は、瞬く間に周辺地域に広がった。
そんな真似が出来る存在などそうはいないのだから当たり前だ。
この二つの都市の知事がやたらと代替わりが早い理由が、彼に狙われたが故である事も後に名を上げる理由となっている。
――廃都の暗殺者に狙われたくなければ、あの街には手を出すな。
そんな不文律が武装盗賊達に出来た事が、廃都にゆとりをもたらしたのは間違いない。
そして二つの隣接都市による襲撃頻度が下がった事も、間違いなく彼が理由だろう。
誰であれそれなりの地位を持っている者ならば、多大なリスクを侵してまで虎穴には入りたくないものだ。先の件からしても、防御の堅い廃都を落とすのは一都市の戦力では至難である事が明らかだ。攻め寄せても虎の子の代わりとなる代価が手に入る確率は低い。
ましてやその虎穴にいるのは、虎などよりも遥かにタチが悪い最悪の暗殺者だ。上からせっつかれでもしない限り、知事という甘い蜜を吸える立場にある者が手を出しがらないのは当たり前だろう。
また関西軍の下っ端からしても、そんなタチの悪い殺し屋に目は付けられたくない。なにしろ彼は、地位の高低に関係なくその牙を向けるのだ。
甘いところは上の者が手に入れるだけなのに、そんな物騒な相手を敵には回したくない。それが末端の兵士達の考えであり、そんな考えを持つ以上は戦意など上がるはずもない。
剣の姫は確かに強力だ。その力は恐ろしいもので、彼女の従者達を相手に回す事はそのまま命知らずな精鋭数百人を敵とするに等しい。
銀色の少女はその力そのものが反則だ。お供を引き連れ戦線に出た際には、その反則さであらゆる敵を蹴散らした。彼女は間違いなく黒鉄最強で、あらゆる変種の中でも最高位の力を持っているだろう。
だが夜になり、廃都からずっと離れた場所まで引いた後でも狙われるという恐怖。
それはいかに自らの力に自信があり、剛毅さに自信を持つ命知らずな者でもたまったものではない。警戒していても、その網を縫うように誰かが狙われる。幹部や末端構成員の区別なく誰かが命を落とすという結果が残される。
それは悪夢じみた、というものではなく、『宵闇の中で必ず起こる悪夢』そのものだ。
目に見える恐怖よりも、目に見えない恐怖の方が人の心を容易に縛る。実際の苦痛よりも想像の傷みの方が人を抑圧する。
彼はまさしく、恐怖の対象となる事で仲間達を守ってきたのだ。
さらに彼は、敗北という結果を負った事はただの一度もない戦士だ。
部隊を率いては負け知らずの指揮官だ。
外の敵にとっては最悪の悪夢。中の味方にとっては誰よりも頼りになる味方。
それが『彼』だ。
そんな彼以外には、アカツキという傑物の後を担えるはずがない。彼の唯一の弟子を自認する彼女はそう思っていた。そう信じていた。
たとえ彼が、かつてこの国を壊した国崩しの皇である事を知っていても。
その話を聞いた後でも、彼女が抱く憧れはなんら変わる事はなかったのだ。
だから彼がその地位を望まなかった時には正直失望した。そして同時に安堵もした。
それは責任ある立場から逃れた事に対する失望と、自分だけの師が責任ある立場まで行ってしまわなかった事に対する安堵。
戦う事しか出来ない彼女は、同じ目線に彼がいてくれる事を喜び、そこから歩き出さない彼に失望したのである。
いまだ手が届かない位置にいる彼が、二度と手の届かない場所に行ってしまわなかったと感じた分だけ安堵の方が大きかったかもしれないが。
彼女には自分がいつか戦闘において彼を越えた時まで……かつて感じた光に手が届いたと思えるその時までは彼が必要だった。いつか彼を越えた時には、今の彼の代わりを自分が務めたいとも考えていた。
そう、彼女はいつしかかつての憧れに手が届く位置にいると感じ始めていた。
いつか彼がその親友の立ち位置に、そして自分は今の彼がいる場所に立ちたいとそう考え始めていたのだ。
剣の姫では今の彼の代わりにはなれない。銀鈴でもそうだろう。
何故なら彼女達は産まれついての強者だ。表舞台に立てるだけの実力を産まれ持った人間だ。
ならば陰湿で陰惨で血と泥にまみれる裏側に立つ必要などどこにもない。そんな場所は彼女達には似合わないし、そんな裏側の舞台まで産まれ付きの輝きを持つ人間に手を出されたくはない。
自分のような存在が絶対に必要になる。そう考えた。
自分だからこそ彼の代わりが出来るとも。
今の彼に代わる人間は黒鉄には必要不可欠だ。それは確信であり、戦略的に見ても絶対だ。
いずれ彼は仲間達のトップに立つだろう。いくら固辞しても、彼以外の誰かがアカツキに代われるはずもない。今は彼も辞退したが、アカツキがいなくなればそうもいかない。彼は立たざるを得ない。
ならばその時には自分が『宵闇』になろう。
閃光などという似合わないコードではなく、自分がその名前を継ごう。
そう考えた。
そしていつか自分もあの時の彼のように、誰かの光になりたい。そう思っていたのだ。
――アカツキが彼の辞退を受け入れ、数人の合議制で黒鉄を運営する体制を考案し、仲間達に発表したあの日まで。
その中でも一番の黒鉄である事と仲間達の支柱である事を示す為に、彼が『黒鉄のシャクナゲ』と呼ばれるようになったあの日まで。
宵闇のコードが絶たれ、ロストされたあの時。そしてその名前が持つ意味が『黒鉄』に継承されたあの時。
もはや誰もその名前(宵闇)を名乗る事が出来なくなったのだ。
彼女は望んでいた位置には立てない事を知った。
彼はリーダーにはならず、あくまでもリーダー格でしかなくなった。
そんな彼を裏から支える未来はなく、黒鉄でも有数の実力者であり戦闘巧者でもあった彼女は、彼とは別のグループのトップに立つ事を望まれた。
彼女は強い力を持つタイプの変種ではなかったが、その身体能力はかなり高かったし、磨き上げてきた個人戦闘における戦術と、天性の戦略眼においていえば黒鉄でも有数のものを持っていたのだから、それも仕方がなかったと言えるだろう。
彼の脇を支える役割は、支援や援護に特化した稀少な能力を持つ水鏡と、絶対防御に近い防御力を持つ『二代目・不貫』。この二人で決まりであり、この二人が能力からしても黒鉄になった経歴からしても一番適役である事は彼女にも分かっている。
そして合議制となる以上は、彼のグループにそれ以上力を集結させる事は望まれないだろう事も。
少なくともその時は望まれていなかっただろう。
不貫の名前が二代目に継承された時。黒鉄史上最悪の激戦で、名前通り仲間達の盾となった女性の名前。
その名前が当事有名ではあっても黒鉄としては新入りだった男に受け継がれた時、彼女は人知れずガッツポーズを取った。冷静な思考と皮肉げな物言いが板についてきた彼女ではあったが、溢れてくる喜びを隠しきれなかったのだ。
そう、いつかは自分も彼の名前を継げるかもしれない、そう喜んだ。
喜んでいたのに。
それが不可能だと決まった時には足許が崩れたかのような錯覚すら覚えた。
袂を分かつ時が来る事。それは自体は覚悟をしていた。いつかはそうなるだろうと理解していたつもりだった。
それでも彼女にはその形は我慢出来なかったのだ。
暁が潰えた後に宵闇までなくなる事が。
そしてかつての自分を救ってくれ、今まで導いてくれた存在に至る為の道が断たれるような思いが彼女を苦しめた。
彼女は何も望まなかった。大それた望みなど抱いたつもりは欠片もなかった。
ただ彼女が――エリカが望んだものは、ただ一人師として慕った男と同じようになる事。かつて救われた自分が誰かの救いとなる事だけだ。
それが血と泥と闇に包まれた暗い道のりでも構わなかった。その道のりの中で誰かを照らせれば十分だった。誰かの救いとなれて、笑ってもらえたのならそれで十分報われた。
いつしかそうなれたらいいという望みは、エリカ自身が思っていた以上に彼女を焦がす。そうなれないという事が、より彼女にそれを求めさせたのだろう。
彼女は『宵闇』になりたかった。
今となってはその名前を継ぐ為には、彼を超えてみせる事で自らの力を皆に示すしかなかったとしても――彼を超えた上で失われたその名前を希望するぐらいしか、方法も可能性もなかったとしても。
それでも彼女は二代目・宵闇になりたかったのだ。
他の仲間達からすれば、その名前に価値は見出だしても、渇望するほどに欲した彼女の感覚は分からないだろう。たかが呼び名と言われるかもしれない。
それでも『その名前が欲しい』という思いは、彼女には何にも代えがたい感情だったのだ。
誰もが知っていて、でも誰も継ぐ事が出来ないその名前は、彼の全てを学んできた自分こそが継いでもいいはずだと思った。
彼がその名前をロストしたのなら、自分がその名前を得ても問題なんかあるはずがないと考えた。
彼女はそれしか望んでいなかったのだから、誰も継ぐ者がいないそのコードは、自分だけが手にする事が出来るはずだ。それだけの働きをしてきた自信があるし、その名前を戴いたのなら先代である彼の名前に泥を塗る真似も絶対にしない。仲間達の為に今まで以上に力を奮ってみせよう。
暗殺だってやろう。それがその名前を名乗る為に必要ならば。
謀略を駆使する事が必要ならば、誰よりも上手く策を仕掛けてみせる。それがその名前を得る代価ならば。
彼よりも仲間達の先頭に立つ覚悟もある。それがその名前が持つ意味ならば。
その名前を背負うリスクは恐くない。その名前を得た事で死ぬ事になっても構わない。その名前を抱いて死ねたなら不満など全くない。
彼女はやがてそんな望みを抑えられなくなる自分を知っていた。
その為だけに黒鉄に来て、ひたすら力を磨いてきた自分を知っていたからだ。
そしてかつて彼に見た光が、憧れが、何年経っても全く色褪せていない事を自覚していたからだ。
だから彼女は、彼の側にいる人間に――錬血と水鏡に自分の心情を全て述べて……彼女達には自らの思いを理解されない事は分かった上で、一つの頼み事をしてから黒鉄を後にしたのだ。
――もし自分の憧れが暴走し、いつか彼を越えて彼になろうとした時には止めてほしい。
そう頼んで黒鉄を抜けたのだ。
彼と戦いたくはなかったし、殺したくはない。そして彼にだけは絶対に殺されたくなかったから。
二人に自分が次にこの街へと戻ってきた時には、黒鉄の敵だとみなすように頼んで、第二の故郷とも思っていたあの街を離れたのである。
あの二人が彼の側にいる事で、自分を抑える為の抑止力となるように。
自らと互角以上に渡り合える二人が彼の側にいる事で、冷静な戦略家としての自分が抑えられるように考えて。
錬血という一つ目の楔が抜けて一年経っても、街が今のような動乱に包まれるまではそうやって自らを抑えてこれたのだ。
夢にかつて彼に救われたあの時を見ても。
憧れた気持ちが焦燥感となり、たった一つ望んだものに手を伸ばしてしまいたくなっても。
彼を相手にして、どうやれば勝てるかを考えてしまう自分を自覚していても。
堕ちた閃光たる彼女は、一年以上も自らの欲望と衝動を一人抑えてきたのだ。
あの憧れた存在を自分は超える事が出来たのかどうかをひたすら自問し続けながら。
自分は居場所も仲間達も捨てて一体何をしているのだろう、そんな自嘲を繰り返しながら。
そんな日々を越えて彼女に今そこにいた。
自問自答の果て、全てを賭ける覚悟を持って。