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2―50・敗北の先







「ご無事でなによりです」


「……前々から思ってたけど、実はお前って意地が悪いよな。『ご無事でなにより』も何も自分がお膳立てしたくせに」


 黒鉄第三班地下一階は実はそれほど複雑な構造ではない。広大な地下空間を支える為に必要な隔壁がいくつかと支柱が何本かあるだけで、他はほとんど道なりに進めば地下二階へと降りられるようになっている。

 ほとんど全ての部屋が吹き抜けの大きなフロアから繋がっており、資材の保管場所として簡単にブロック分けされているだけだ。

 そんな地下空間の入り口にてゆっくりと姿を現したスイレンに、シャクナゲは嘆息混じりに苦笑を漏らした。


「だいたい見てたんだろ?非常灯が点いていれば地下三階程度なら十分視界内だろうし」


「はい。ですが見ていただけですよ。余計な手出しはしていません。本当ならば手を貸すべく三階に赴くつもりだったのですが……」


 ――必要なさそうでしたので。


 にこりとはにかんで悪びれる事なくそう言ったスイレンに、シャクナゲは苦笑を深める。

 口調は昔通りにどこまでも丁寧なもので、言葉自体もこれまたいつも通りに気を使っているものではあったが、そのまま額面通りに受けとる事は出来ない。何故なら彼女は、昔からの顔馴染みであるだけに本当の意味では自分に一番気を使ってこない相手である。

 決して意地が悪いわけではないが、色々とシャクナゲには厳しさを見せる女性なのだ。

 彼女自身や弟、かつての仲間達が従った人間に対する期待と、価値を見出だそうとする希望の現れなのだろうが、イタズラを楽しむ気持ちが全くないとも思えない。


「そうぬけぬけと言えるところがどこまでもスイレンらしいよ」


 だからそう言うに留めて、彼女を従えて地上への道を歩む。


「あなたの『足手まとい』という言葉に対する意趣返し……と言ったら笑いますか?」


「ふん、だとしたら俺が綺麗に一発ナナシから食らった時はさぞ痛快だっただろうな」


「ふふっ、あなたがまさか一発でも食らう事になるとは思ってもいませんでしたから、正直驚きました。私は彼を侮っていたみたいですね」


「はい、ダウト。世界を使わない俺なら一発ぐらいは食らうと思ってたくせに」


 その言葉には返事を返ってこなかった。ただ背後でクスクスと笑みを漏らす気配を感じて、シャクナゲは大袈裟に肩をすくめてみせた。







 ――戦闘はどこまでも一方的だった。結果だけを見ればシャクナゲが圧倒的な力でナナシを蹂躙しただけだった。

 ナナシは近寄る事すらほとんど出来ず、鎖に幾度もその身を打たれ続け、ただ地を舐め続けていた。

 鎖が持つその身に触れた力の低下させる理――ベクトルイーターの力は、肉体そのものしか武器を持たないナナシには効果を発揮しなかったが、その十を越える手数と、直線と曲線を組み合わせた不規則な動き、さらに上下左右四方八方から迫る自在性は、ナナシを持ってしても捉えきれないものだった。

 また身体能力だけでもシャクナゲはナナシを上回っていた。戦闘経験でも部隊指揮でも黒鉄で最高の戦闘技能者……それが『シャクナゲ』だ。

 宵闇とも呼ばれた彼は、地下の闇をも味方としてその姿を捉えさせない。

 もし後ろから鎖を飛ばして、自身は高見の見物を決め込んでいたのならナナシにもやりようがあっただろう。後方のシャクナゲには気を使わず、鎖にだけ意識を向けられたのなら鎖をかわす事はまだ容易だったはずだ。


 その鎖の攻撃からすれば死角にあたる箇所から、するすると近付いてくる凶手さえいなければ。

 あらゆる面を足場とし、あらゆる障害物を目眩ましとし、あらゆる環境を武器とする決戦班最高の戦闘技能者がその鎖の操手でさえなければ。


 無造作に身体を打つべく迫る鎖の中から、急所だけを的確に狙う指先。

 信じられないほどに低い、まるで蛇が地面を這っているかのような姿勢でありながら、恐るべき速さで迫る黒い影。

 関西という地で最強の暗殺者と恐れられた男は、不可思議な鎖に頼りきる事なく、その名前に見あった技能でもってナナシの身体を削る。


 しかし、ナナシも『不死身』とも称された超回復を誇る肉体を持っていた。鎖が作った擦過傷も、打撲傷もみるみる治癒していくのだ。

 骨折でさえも、彼は力ずくで折れて曲がった骨を矯正してみせ、しばらくすればなんの違和感もなく振るってきたほどだ。

 しかも圧倒的な手数と技能を誇る相手に、身体の頑丈さと回復力だけで対抗するではない。彼もかなり高い身体能力を持ち、黒鉄でも有数の場数を踏んできた経歴がある。

 つまりその頑丈な身体の上手い使い方と、治癒力の高い身体の綺麗な壊し方を知っているのだ。ただ一方的にボコボコにされているわけではなく、治りやすい怪我の仕方を心掛けているのである。

 そしてその心掛け……つまり他の人間には出来ない『自分の身体を効率的に壊しながら防御する』という方法は、シャクナゲのような一般的な治癒力と頑丈さしか持たない相手との戦闘に慣れた熟練者の意表をつく。

 熟練しているからこそ、相手を壊す流れのようなものが身体に染み付いており、ナナシからすれば耐えられる程度――普通ならば動けなくなる、といった程度までしか踏み込まない。

 自分の距離と戦術に慣れがあり、自信がある熟練者ほどその枠からはみ出ないものだ。

 その一点こそがナナシがシャクナゲと拮抗出来ている最大の理由だった。


 それでも。

 それでもやがて終わりは来る。

 拮抗しえても、それはあくまでもギリギリでしかなく、身体の頑丈さだけで圧倒するには技能と手数に差がありすぎた。

 やがて治癒力がおいつかなくなり、それに比例してナナシの身体を打つ鎖の数は増していくと、シャクナゲの一撃で意識を刈り取るべく振るわれる指先が急所付近を掠めるようになる。

 シャクナゲ自身にはナナシを殺すつもりは特になかったが、確実に勝つ為には最低でも意識を刈り取る必要がある。

 そこまで容赦する必要はないし、その行為がナナシに対する侮辱にあたる事ぐらいはわかっている。

 だからこそ下手な当り方をすれば殺しかねないほどの鋭さで首をはねるがごとく腕を振るい、怪我による障害すら出かねない勢いで鎖を飛ばす。


『いい加減疲れてきたよ。てか頑丈にもほどがあるだろ。骨折を力ずくで治したり、打撲痕もみるみる消えていくとかって反則にもほどがある。振るうこっちの手の方が痛いし……気分もやっぱりよくない。

 だから――そろそろ決めてもいいよな?』


 やがて先に音をあげたのは、服がボロボロになり血で赤黒く染まったナナシではなく、圧倒的に押していたシャクナゲの方だった。


『……はん、根性……ねぇな。つか、痛いのは絶対……俺の方だろ。……喋んのも億劫なぐらいだ。

 ……こっちは一発も入れてねぇのによ……ただ一方的に殴っただけの……手が痛いとかどうなんだよ?』


『仕方ないだろ。仲間を傷付ける手はすごく痛むんだよ。だからもう――』


 ――終わらせる。


 ナナシの言葉にも俯いて。

 本当に痛そうに手をさすってみせて。

 そして言葉通り『終わらせる』為にシャクナゲは駆けた。

 闇の中に走るさらに黒い影。

 夜よりも真っ黒な宵闇が、さらなる速さと今まで以上の踏み込みでナナシへと迫る。


『……もう終わりかよ。俺はこんな喧嘩も……悪くないと思うんだけどな。しかし……まぁ、やっぱ勝てないか』


 そんなシャクナゲの本気を――この一時を終わらせる為に、今まで粘ってきた『不死身』のナナシをも完全に打倒すべく迫る真なる宵闇を見て。

 ナナシは同じようにシャクナゲへと踏み込んだ。


『……でもよ……一発ぐらい入れさせてもらうぜ?……俺ぁもう過去なんざどうでもいいぐらい気分はいいし……完全に負けちまってもいいんだけどよ……俺の分は除いた……一班のあいつらの分ぐらいは……入れてやんねぇと――』


 ――俺の為に死なせた子分どもにゃ顔向け出来ねぇだろうがっ!


 そう言って防御など一切考えていなければ、上手く身体を壊す事すらも考慮にいれていない、単に愚直な直進でもって真っ正面からシャクナゲへと踏み込んでみせた。


『――ぐっ』


 そんな言葉と、真っ正面から向かってくる歩みに意表をつかれ――そしてやはり『出来るだけ殺したくはない』という甘さが顔を出して――つい、先走る鎖を抑えようとしてしまったシャクナゲは、まともに拳を頬に受けて数歩退けられた。

 今までずっと押し続け、ナナシを全く寄せ付けなかったシャクナゲが、カウンター気味の一発にバランスを崩して思わず膝をついたのだ。

 それは単に手を抜いた結果ではない。長年染み付いた癖によるものだ。

 鎖達は今の場ではやはり反則な気がしていた事もあるし、なにより今までずっとそうしてきたように、『咄嗟に鎖達を抑える癖がついていた』事が理由にあった。

 いざ決着となった段で、正面からなんの備えもなく迫るナナシに、そんな癖と僅かな躊躇いが覗いてしまった。

 愚直なまでの真っ直ぐな拳が届いた理由はそれだけでしかない。


『……はん、最後の最後に躊躇うなよ……ケチが付いちまったじゃねぇか……でもまぁ、悪かねぇ。それも……てめぇらしいよ』


 そう言ったナナシはシャクナゲに続いて膝をついていて。

 やはり超回復能力があれど、その力に無理をさせすぎた反動からかへたりこんでいて。

 それでもニッと笑って、そのまま膝を立てて仰向けに倒れこんだ。


『……俺は手を抜いてないよ。お前が今の一撃をいれられたのは、お前が単純に強かったからだ。普通なら――お前が強くなかったらここまで長引かなかったよ』


『言ってろよ……勝者の賛辞なんざ嫌味なだけだ。

 でも……膝を先についたのは……てめぇだかんな』


 たたずむシャクナゲは無造作に鎖達をたらし、倒れこんだナナシを見やる。

 ボロボロにされていながらも、みせびらかすように自らの膝を叩いてみせる仲間を。


『あぁ、そうだな。でも勝ったのは俺だろ』


『……くそ、最強の称号を……子分どもに見せびらかしたかったのによ』


 悔しげな言葉でありながら、どこまでもさっぱりとした口調でそう言うと、ナナシはわざとらしく舌打ちを漏らしてみせてから口内に溜まっていたらしい血を吐き出した。

 今までに身体を打った鎖は一発や二発ではない。かわしきれなかったものもかなりある。

 身体の内部は回復しても、傷付き流れ出た血は口から溢れ出る。


『そんなにいいもんじゃないよ。けど、この名前は簡単にやるわけにもいかない。そうだろ?』


『はん、分かってんならいい……てめぇは最強でい続けろ……それがてめぇに課された十字架だ……その名前で守れるだけ守ってみせろよ』



 その言葉には何も返さないままで、倒れ伏したナナシに向かってシャクナゲは歩いていく。

 無造作とも無用心ともとれる真っ直ぐな歩みで、倒れたナナシを至近から見下せる位置まで近付くと、ゆっくりとその左手をナナシの頭上へとかざした。


『俺は殺してもおかしくないぐらいに本気でやったつもりだよ。それで生き残ったのはお前に運と力があったからだ』


『……おかげさまで……身体中が痛ぇよ』


『痛いのは生きてるからさ。生きてるから痛いんだ。死ななかったから痛いんだよ。そしてそれはお前が強かったからだ』


 そしてそう言うだけで掲げた腕をそのまま下ろすと、倒れ伏したままのナナシを越えて地上へと向かって歩き始めた。

 てっきりとどめを刺すものだと思っていたナナシには――そんなやり取りをあらかじめしていたナナシにはもはや目もくれない。


『おい……今さら勝手な事を……してんじゃねぇぞ』


『お前はまだ生きろ。生きられるだけ生きろ。死に場所なんざ今の時代どこにでもあるし、いつでもすぐ側にある。そうだろ?

 今まで仲間達を守って生きてきたのなら、お前は最後の最後まで誰かを守って死ねよ』


 ナナシは歯を噛み締め、なんとか立ち上がろうとするも身体はガクガクと震えて力が入らない。今も超回復の最中とは言え、その超回復にも限度がある。つまり超回復に使われるエネルギー自体が不足しているのだ。

 壊れた裂けた肉を修復し、折れた骨を繋げるにはどうしたってカロリーを消費する。その辺りの消費率自体がいくら効率的な身体だったとしても、絶対に消費がゼロにはならない。

 その消耗が身体を小刻みに震わせ、限界である事を持ち主に訴えていた。


『……くそったれが……リミットかよ』


『分かったろ、もうやめておけ。

 それに考えてもみろ。俺がもし、この先間違った道に行っちゃった時にさ、お前みたいに俺に真っ向から向かってこれるヤツがいなかったらどうなると思う?』


『……ちっ』


 宵闇を冠し、黒鉄を冠した彼が間違った道を行った時……。

 そんな時に、彼に真っ向から反対出来る人間が今の黒鉄にいるかといえば、正直な話いないとしかナナシには言いようがなかった。

 個人個人で反対するものはいても、旗頭となるだけの存在がいないのだ。

 なにしろ彼は、『黒鉄の創始者でもあるアカツキと唯一対になりうる街の英雄』だ。

 アカツキは自らが死んだ後も黒鉄の仲間達や故郷の為に、時代に添った政策や資材の運用方法、そして街全体の守護者を残した事でなお名前を上げたが、彼はその『守護者達の中核として』名を上げ続けてきたのだ。

 今ではその名前はアカツキを越え、関西を掌握していた将軍をも越えて、全国区で名前を知られているだろう。

 その事実を理解していたからこそ、ナナシは舌打ちを漏らす。

 立場だけなら、カブトは反対者の中心として名を挙げられる。彼とてシャクナゲやアカツキと並び、黒鉄を立ち上げた一人だ。

 だが、彼自身には『戦う力』がないのだ。それは彼が旗頭となるには足を引っ張る事になるだろう。

 つまり、『いざという時にシャクナゲと渡り合えないリーダーに誰しも疑心を抱く』。

 いかに幻影が側に仕えていても、碧兵が気を吐いたとしても、それらの力はどこまで行っても『カブト個人の力ではない』のだから。


 そして、力ではシャクナゲに迫る――あるいは超えているであろう銀鈴はさらに論外だ。

 彼女がシャクナゲに依存している事は誰から見ても明らかで、そんなスズカが『反シャクナゲの旗頭』に立つ可能性などゼロに近い。


 だからこそ『ナナシ』だ。

 今ここでシャクナゲの力を見て、それでも真っ向からぶつかってみせて、『その上で生きて帰った』という実績があれば、カブトや他の仲間達の協力があれば旗頭になりえる。

 いや、色々な事を鑑みて考えれば彼以外に『道を間違ったシャクナゲを糾弾する存在』はありえない。

 ずっとシャクナゲに突っかかってきており、今回はその結果完璧に敗北を喫したというのに、それでもナナシがなおも彼に向かっていけたのなら、それは仲間達が希望を抱く理由になる。


 ――ひょっとすると一度は負けたけれど、次は勝てるんじゃないか。完璧に負けた相手に真っ向から立ち向かうなんて出来ないだろう。


 そう考える理由にはなる。

 向かい合った事がない――少なくともそう思われている碧兵や幻影などよりもずっと。

 そこまでナナシは考えたわけではなかったが、『いざという時にシャクナゲを批判できる人間が必要だ』という事はわかっていた。

 癪にさわるが、自分こそがその役目に適任である事も。


『ここまで言っても死にたいなら勝手に死ねばいい。でもな、本当に死にたがってるヤツに手を下してやるほど俺も暇じゃない』


『……くそっ』


『俺は先に行くよ。

 ……お前も追いかけてきてくれると信じてる』


 そしてそのまま手を貸す事もなく、視線すらも向けないままで、シャクナゲはナナシの視界から消えた。

 それはシャクナゲなりの誠意の現れで、気を使わない事で敗れたナナシに華を持たせたのだろう。手を貸されてしまっては禍根を遺す事は間違いない。

 またナナシにとっては、一人になる時間も必要だった。

 敗北して――敗北すべき戦いではあっても、それが結果として現されてしまって。

 何も思う事がないわけではない。


 シャクナゲが本当にナナシを殺すつもりで、全力をもって当たってきたのかは彼には分からない。

 ひょっとするとまたかわされたのかもしれないとも思う。


『……あぁ、でもここまでコテンパンにやられちまったら変わりねぇか。情けねぇな』


 でも気分は悪くなかった。身体中が痛くて、文字通り動く事すらかなわなかったが、それでも真っ向から喧嘩出来たという事実に、ナナシはその口許に笑みを刻む。


『それでも……それでも俺はまだあいつらの為に戦えんのか。この命を子分どもの為に使ってやれるのか』


 ――俺は何でも出来るわけじゃない。みんなが思っているほど全てを器用に上手くこなせるやつなんかじゃない。むしろ俺は他人より不器用なぐらいだ。そんな事は知ってるんだ。

 でもこんな俺も……何にも出来ないわけじゃない。俺にしか出来ない事がある。


 脳裏に浮かんだのは先程のシャクナゲの言葉だった。

 それはナナシ自身にも当てはまる言葉で、ナナシにこそ見合った言葉だ。


『だったら生きてんのも悪かねぇ。……そうすりゃ、リベンジの機会も……またあるだろうさ』


 そう言って。

 一人、敵対する班の奥深くに入り込んだ異物――かの幻影ですらも撃退された黒鉄第三班地下空間に入り込んだ不死身を冠する男は、そこで堂々と眠りにつく。

 敗者でありながら、誰憚る事なく、高いびきをあげながら。

 その少し離れた影では、浴衣姿の幻がほっとしたような小さな笑みを刻んでいた。





とりあえず表題は適当極まりないです。

毎回悩むんですよね、メモってたフレーズ(表題とかは思い付いた時にメモってたりします)に合うものがないときとか。

でも表題で悩んで更新滞るのはちょっと的外れ……というか、かなり的外れな気がしますし。


というわけで、二部ラストの一歩手前な話でした。

二部ラストはシャクナゲとスイレンのお話ですが、他班の状況もちらと出ます。

四班やら六班やら。

そして後は番外編。

この番外編にはぐーちゃんが出たり、そのめちゃくちゃさが出たり、ネームレスセカンドでもあるあの人が出たり、カーリアンがエリカに泣かされたり、気分次第では……書かない予定だった『副官補佐の哀愁』を書いたりします。


まぁ、本当に番外編なのはカーリアンとカクリ編だけで、ぐーちゃんとかセカンドは三部に繋がる話なんですけど。

うん、ぐーちゃん。書いてるうちに何故かめちゃ強くなってしまった。


さて、三部ですが……お知らせばかりであれですけど……三部のテーマは『学園祭』、『女王様』、『委員会』。

よくわからんテーマかもしれませんが、これらが中核です。

来年からの更新予定。

ついでに書き方も一新し、ページも分けます。

さすがにページ増えすぎて、逆月がいまいち把握出来なくなりましたし、ここまで増えると編集が面倒……もとい、編集しようという気力がなかなか出ないので、ページを分け、一部を完結させてからちょこちょこ編集しようかと思っています。



では最後までよろしくお願いいたします。

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