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詩の目次

「ヘイトショー」 「それで」

作者: 冬野三月

「ヘイトショー」

残虐性を押し隠して

正しい私たちは他者をなじる


論理性は隠れ蓑

合理性を武器にして

神から与えられた正義をす人類


社会は変革を迫られて

人に変化を強要する


気づかず落ちた底なし沼に

落ちた責任はお前だと

上に残った連中がのたま


生き残った僥倖ぎょうこうしかし

生きる者の辛さを和らげようと

下を見下げて安堵して

現世の業火に身を包む


明日が来ると安心してるか

保証はない

誰にも保証はない





「それで」

言いたいことはもうないんだ


やりたいことももうないんだ


食べたい物ももうないんだ


行きたい場所ももうないんだ


そしたらどうする

そしたらどうする


聞きたい曲ももうないんだ


買いたい物ももうないんだ


愛した人ももういないんだ


覚えることばかりが増えていく


それでどうする

ここからどうする

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