雨が降っても、夏になっても
通り雨は僕らの街を洗い流し
やさしい風が君の匂いを運ぶ
洗いたての香りでは無いけど
なぜか懐かしい気持ちになる
何度も言いかけて黙り込んだ
僕の言葉を待ってるみたいに
ねえ
気が付いているんだろう
知らないまま
とぼけたまま
このままでいい
友達と恋人の間くらいの
ままでいい
雨が降っても
夏になっても
きっと僕らは
いつまでもこのまま
変わらない心を
変わらない愛を
***
青春時代がこんな風だったら良かったなあ、と思って書いてみたのです。