第4話 自己紹介は大胆に
なんだかんだで連日投稿中です。
四話目になります。
暖かい目で見て下さい。
前回のあらすじ
体育館がでかい。会長が逃亡。
式が終わり教室に戻ってきた。
「改めて入学おめでとう!私は担任の早乙女友里だ。今年一年間は君たちの面倒をみることになる。よろしくな。全員が…今一人いないな…まぁ進級できるのを祈る。とりあえず自己紹介でもしてもらおうか。1番から始めてくれ」
快活な人だなー、美人だし。おっと自己紹介が始まる。私はちゃんとシミュレーションしたから大丈夫だ。焦ることはないから他の人のをちゃんと聞こう。
「青井良春です。サッカー部に入部する予定です。皆と仲良く慣れればいいと思います。よろしく」
爽やかなイケメンだな。漫画だと勇者とかになれそう。
「伊集院明です。えっと…しゅ、趣味は料理です。仲良くして下さい」
料理男子か。私は料理全然出来ないから尊敬するわ。
「岩尾麟太郎だ。力仕事なら任せて貰っても構わない。よろしくな」
私の前のマッチョ君。同い年か疑うわ。次は私か。
「江東 海です!ただの人げ…あ、これはボツにしたやつだっ!えっとー…とりあえず皆と仲良くなりたいです!よろしくお願いしましゅっ!!」
やってしまった…パクりになってしまいそうだからボツにしたのを口走ってしまった上に、内容忘れて、最後に盛大に噛んでしまった…穴があったら入りたい…
次は灯ちゃんか…ちゃんと聞こう…
「えっと、河辺 灯です。趣味は読書です。皆しゃ…っ!皆さんとっ、お友達になれればいいなと思います」
はい、かわいい。なんでだろう。噛んだってことは同じなのに、こうもかわいさが違うのは。周りの、特に男子の反応が違い過ぎるだろ。分かるからなんも言わないけどさ!
自己紹介はその後なんの問題もなく進んだ。私は自分の自己紹介の恥ずかしさに悶えてなにも聞いてなかったけど。
ガラッ
皆の自己紹介が丁度終わった時に教室の扉が空いた。ポルターガイスト?と思ったら普通に人が入ってきた。
「遅れました。すみません」
「君が立花君か?」
「はい」
「じゃあ席について自己紹介をしてくれ。君が最後だ。遅刻に関しては後で職員室に来るように」
「はい」
気だるげな人だなー。でも顔は綺麗だな。男子に綺麗って言うのも変かもしれないけど。
「あー…立花 優です。よろしく」
終わった?あ、座った。終わりなんだ。これで40人がそろったわけだ。
「よし。全員がそろったところで色々配るぞ。順にとりにきて」
その後は連絡次項と諸注意、配布物だけで終わった。明日からは普通に授業らしい。さぁ高校生活を謳歌するぞ!
四話目を読んで頂きありがとうございます。
基本的にはいつも書きながら展開を考えているので構成がグダグダしやすいです。
まぁ、気長にお付き合い頂けたら嬉しいです。