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夢物語

夢 -笑いー

作者: 仲島香保里

夜も更けた 星も満ちた

月は欠けた 時は満ちた


笑う門には 夢(きた)

その門曲がれば 鬼笑う

鬼の足元 骸転がる

鬼は骸で 無邪気に遊ぶ

骸は永劫 笑わない


腐り落つ 骸の頭は見当たらぬ

頭無くして 笑えない

頭の脳髄は 何を思う

笑えぬ現実(いま)か 骸の末期か


遊ぶ鬼は (あるじ)無くした頭を知らぬ

笑う鬼には 骸しか映らぬ

笑う顔は 赤く染まり

笑われる骸は 碧く色褪せる


それらは 夜に目覚める

枕を手放すなかれ

それらは 枕から出ていく


恐怖も悪夢も 許される

これは 夢の中での おとぎ話



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― 新着の感想 ―
[一言] 言葉の使い方が面白く、素敵だと思います。妖しげな世界観を上手く表現していて、なおかつ文章のリズムもいい感じ。ただ、最後の3段落で、言葉のリズムが崩れる? 点が惜しいと思いました。
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