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わがまま王妃の奮闘記!  作者: 杉野みそら
第十三章

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マテオの独白

だいぶ気持ち悪いマテオの独白です。


 俺はマテオ。

 今、目の前で光を放つオリガを見ている。ああ、美しい......美しすぎる。


 俺はかつてオリガを好きだった。だがその気持ちを押し殺した。いや、押し殺したふりをしただけだ。何度も何度も理性を揺さぶられ、そのたびに胸の奥で黒い炎が燃え広がっていった。


 オリガが嫁ぐと聞いたとき、俺の心臓は破裂しかけた。

 しかも海を越えたところにあるバラム国へ?そんな馬鹿な話があるか!

 おかしい。おかしい!!

 オリガは俺と結ばれるはずだったんだ!俺以外ありえないはずなんだ!!


 だから俺は鍛えた。肉を裂き、骨を悲鳴させながら、俺は俺を叩き直した。

 女も抱いた。すべてはその時のために一ーオリガをこの腕で捕らえるその日のために!


 そして俺はバラムの騎士となった。将軍に取り入り、媚びることなど造作もない。天賦の才だ。

 だが……俺がアルバ王と対面した瞬間の絶望を、俺以外の誰が理解できる?


 王は一一化け物だった。


 俺が夢想していた以上の風格。圧。光を纏った巨影。同じ土俵に立つ?笑わせるな。俺はその場で悟った。


 俺など、王の影のさらに影に過ぎないと。


 それでもオリガは隣に立っていた。女神のように、眩しすぎるほどの笑みを浮かべて。宝石を編み込んだ金髪は太陽を凌ぎ、青き瞳は天を飲み込む。女神オリガ。俺だけの女神……俺を置き去りにした女神。


 そして、耳に届いた噂。

「オリガはまだ純粋である」


 ああ、正気か?アルバ王!なぜだ!?その美しき伴侶を前にして、なぜ手を伸ばさぬ!?それとも俺たちへの挑発か?「触れてみろ、できるものなら」とでも言いたいのか!?


 よろしい......ならば奪ってやる。


 王よ、いかにお前が優しかろうと、威厳に満ちていようと、俺の前では無力だ。


 俺が一度その光を穢せば一一王の名は崩れ去る。


 見ているがいい!アルバ王!


 お前の眼前で、俺はオリガをぐしゃぐしゃにしてやる!お前の誇りも、威厳も、王冠も、その女神の光と一緒に粉々に砕いてやる!


 そしてオリガ、ああ、見ていろ。見ているぞ。俺はいつだって見ている。お前の後ろから、天井の影から、鎧の隙間から。

 オリガを照らす光はすべて俺が奪う。奪って、潰して、笑いながら飲み込んでやる。


 逃げ場はない。逃がさない。


 お前が女神のように光り輝くなら、その光ごと俺の中で腐らせてやる!!


 ヒャハハハハハハハハハハ!!

やっぱりマテオ気持ち悪いじゃないか!泣


狂気のマテオの独白に付き合ってくださってありがとうございました!


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