表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わがまま王妃の奮闘記!  作者: 杉野みそら
第十二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/143

夢の話②

短めです。

 その夜。寝室は月明かりに淡く照らされ、シルクのカーテンがそよ風に揺れる。寝台の上の布団は心地よい温もりを保ち、アルバの寝息がかすかに聞こえた。オリガはその横顔を見つめながら、胸の奥で小さな不安が波打つのを感じる。


「……あっ、アルバ!起きてる?」


「……ん?どうした?」


 胸がドキドキと騒ぐ。喉が少し詰まるような感覚に、手が自然と胸元に触れた。


 でも、話さなきゃ、アルバを信じて……


「ずっと黙ってたけど……私、あなたに殺される夢を見たの。『お前の考えはお見通しだ』って言われて、首を斬られて……怖くて、忘れられなかった」


 アルバは驚いたように目を見開き、すぐに私の手を取った。その温もりに、少しずつ震えが解けていく。


「そんな恐ろしい夢を……ずっと一人で見ていたのか……」


 その眼差しは、憤りにも似た優しさで満ちていた。


「オリガ、俺は絶対にお前を傷つけない。夢の中の俺が何と言おうと、現実の俺は違う。お前の考えも、涙も、全部大事にする。全部愛している!」


「ああ、アルバ……」


 その言葉に、私は(せき)を切ったように涙が溢れた。布団の柔らかさに身を沈め、アルバにしがみつきながら、胸の奥にずっと引っかかっていた(つか)えが、恐怖とともに溶けていく……


 アディに打ち明けたことが勇気をくれた。そして今、アルバに受け止めてもらえたことで、過去のあの恐ろしい夢の影をようやく乗り越えられた気がした。


 オリガはあの時の言葉を思い出していた。


『もう、守られてばかりの小さなオリガじゃないわ、アルバ』


 あの言葉はあの夢の弱かったオリガを打ち消す、オリガの決意の言葉だったのだ。


夢の話を打ち明けたオリガ。アルバの反応は至極真っ当なものでしたね。

もう昔のオリガじゃないです。


最後までご覧いただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ