オリガの容態①
アルバ視点です。
「どうなんだオリガの様子は?」
俺は若干イライラしながら医師に尋ねた。
こいつは先程「眠っているだけで大丈夫」だと言っていたではないか。
「ことによっては斬るぞ……」
そう言って俺は剣の柄に手をかけた。
「ヒィッ」
医師は額に汗を滲ませながらも診察を続けた。
(こういう時オリガなら絶対俺を止めるんだろうな……だが俺は、お前に何かあったらと思うと怖いんだ)
『うん、アディに会いに行くの!すごく心配かけたと思うから!』
『もー、アルバはすぐそうやって子供扱いして!!』
あの時のオリガのいたずらっ子のような笑顔がちらつく。
まだ容態が不安定なオリガを行かせなければよかったのか?思考を巡らせても、答えは見つからない。
俺はあのオリガの笑顔に弱いのだから。
「おそらく、オリガ様は薬の影響で記憶を失っています。ご自分が薬を飲んだことも、城を出たことも、全て忘れておいでです」
「なんだと?お前、先程はもう心配ないと言っておったではないか!」
思わず剣の柄に手をかけ、抜きかける。
「ヒィィ!申し訳ございません!!あの時はオリガ様の安らかな寝顔しか診ていなかったので……でも、でも今のオリガ様の顔は、到底安らかとは言い難く……」
「おのれ、オリガを侮辱する気か……?」
この医師、ひょっとして虚偽を申しているのではないか?
「失礼ながら申し上げます」
そう言って俺の前に出てきたのは老侍従ヤマトだった。
すみませんものすごく短くなってしまいました。この「オリガの容態」では老侍従ヤマトが大活躍します!かっこいいおじいちゃん大好きなんですよね。ダークナイトのアルフレッドみたいな(わかりにくい例えでごめんなさい)
最後まで読んで頂きありがとうございました。




