オリガ、愛してる
アルバの愛の告白を受けたオリガは……
「愛してる、オリガ」
「……ッ!!」
さっきまで湖を照らしていた木漏れ日が、私達を優しく照らして。
胸が熱くなるのを覚えた。込み上げる熱が抑えられない!
涙が頬を伝う。
「オリガ、どうした?どこか痛いのか?」
「違うの、違うの、私……ただ嬉しくて……」
アルバが心配そうに顔を覗き込み、私の髪を触る。髪、アルバに触られるの好き。
「私も、アルバを愛してます」
「オリガ……」
お互い言葉もなく、ただ見つめ合って抱きしめあった。その深い抱擁は永遠のように感じられた。
(幸せ……)
差し込む木漏れ日が二人を祝福するかのように煌めき、風が静かに枝葉を揺らす。
その時ーー
「うっ……」
小さなうめき声がオリガの唇から漏れた。アルバが心配そうに覗き込む。
「オリガ?」
オリガの顔色が、みるみるうちに蒼白へと変わっていく。
視界がグラグラと揺れ、先程まで優しく差していた木漏れ日の光は今はもはや刃のように錯乱し、目の奥を突き刺した。
「すごく……気持ちが悪いわ、視界がぐるぐると回って……」
足に力が入らない。膝が震えて体がぐらりと傾く。伸ばした指先がアルバの胸元をかすめ、そのまま滑り落ちてしまった。
「アルバ……」
掠れた声で名前を呼ぶ。だが、その瞳は焦点を失いかけていた。
「おい、どうした!?オリガ、オリガ!!」
アルバの必死の声が、遠ざかる。
耳に届くはずの声が、厚い水の膜の向こうから響いてくるようにぼやけていく。
(アルバ……)
最後に映ったのは、アルバの強張った表情。
次の瞬間、世界は闇に呑まれーーオリガの身体はアルバの腕の中へと崩れ落ちていった。
すみません少し短かったですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。




