懲りない二人再び
突然ですみません、レティとルイスの寸劇です。
短いのでお茶請けにでもどうぞ〜
「ねぇねぇ!!最近のオリガ様を見た!?一層美しくなられたと思わない!?
新人侍女レティが興奮気味に話す。
「はぁ〜!?お前オリガ様に会ったことあるのかよ!?」
新人騎士のルイスが驚いて顔をあげる。今日のレティは床磨きの罰を受けているようだ。ルイスはその手伝いをしている。
「ないわ!でもこの秘密道具、遠眼鏡で常に見ているからわかるわ!」
「お前、もうそれストーカーじゃないか」
「違うわ!私はただこの目にオリガ様を焼き付けるだけでいいの!オリガ様を焼き付けるためにこの目はあるのよ!」
ルイスが短く息を吐く。
「……お前が末端の侍女でよかったよ。アルバ王の耳に入ったら大事だぞ」
「何よ、人のこと言えないくせに」
ルイスは若干たじろぐ。
「なっ、何がだよ!!」
「私が持ってたオリガ様着用済みの布きれを盗んだでしょう!!騎士のくせに窃盗なんて最低ね!」
ぎくぎくっ!
「そ、そんなことしてないぞ!!あれはちょっとだけオリガ様の匂いを嗅ごうと借りただけでぃ!!」
「あんたが言うと気持ち悪いのよ!さあ返しなさい!」
レティがルイスの前に手のひらを広げた。
「……何の騒ぎ?」
冷たい声が背後から落ちてきた。
レティとルイスはピタリと動きを止める。そこには腕を組んだアディが仁王立ちしていた。
「サボって喧嘩して……罰の床磨きはどうしたの?」
「ち、違うんですアディお姉様!これは深い愛のーー」
「愛じゃなくて妄想でしょ!!」
アディが一刀両断する。
「違うんです。お、俺はただ……オリガ様を想う気持ちが強すぎてですね!」
二人は慌ててモップを握りしめ、いかにもサボってないです感を出した。だが時すでに遅し!
「レティ!床は磨くものであって、妄想を転がす場所じゃない!」
「は、はいい!」
「ルイス!手伝いならレティの邪魔はしない!」
「し、承知しました!」
アディは深いため息を吐いた。
「本当に懲りないわねあんた達は。次またサボってたら罰は倍よ!」
その一言にレティとルイスはお互いに顔を見合わせ、情けない叫びをあげた。
「ヒィ〜〜〜〜!!」
こうして今日もまた懲りない二人はモップ片手に正座寸前の勢いで床を磨き続けるのだった。
ちょいちょい出したくなるこの二人。相変わらずオリガ様への愛が強くて気持ち悪くて最and高。
最後まで読んで頂きありがとうございました。




