意外な事実
アディは城内をうろつく巫女をひっ捕まえて尋問していた。
「友達……?そのような俗っぽい繋がりが、この国の伝統より大事だというのですか?」
「うんそうだよ。あんたらにはわからないよ、わかってもらおうとも思ってないけど」
巫女は首を振って信じられないといった感じでアディを見る。
「……バラムの血統が絶えても、友情とやらが優先?そんな事考えられない」
「だからわかってもらおうと思ってないよ。あんたは?大事な人とかいないの?もしいたら少しでもわかるだろうけど」
アディはため息を吐きながら巫女を見る。
「私はこの国の女神ルクスフィーナ様にお使えする事だけが使命ですから」
出たよこういう奴らはすきあらば一番に自分の信じる神の名前を出す……
……ん?ルクスフィーナ?
「なんでお前オリガ様の苗字知ってんの?」
アディがそう言った瞬間、巫女の顔がサッと青ざめ、唇が震えた。
「まっ、まさか……オリガ様はルクスフィーナという苗字?!光輝の御方と同じ名前!?」
「へー、お前らの崇拝してた『光輝の御方』ってルクスフィーナって名前だったんだ。へー、こんな偶然ってあるんだなぁ〜」
アディが先程の表情から一転、今度はニヤニヤしている。
「そういえばオリガ様は関わる人みんなから妙に神格化されるんだよね。えっ?もしかしてその『光輝の御方』と関係あるのかな?」
「まさかそんな!ぐ、偶然でしょう!?」
「そんな事私に聞かれても知らないよ」
「き……気分がすぐれないので失礼します……」
巫女は慌ててその場をあとにした。
「あいよー」
(できれば巫女には二度とこの城に立ち寄って欲しくないけど……)
いい事聞いちゃった♪オリガ様が戻ったら教えてあげよう!
これはすぐに奇跡だなんだと騒ぎ出す巫女にとってはショックですね(嫌味)
すみませんちょっと短めでした!
最後まで読んで頂きありがとうございました。




