頑張るオリガ
オリガはアルバの従者や侍女らに陰口を言われているのがわかりショックを受ける。そこでオリガは‥‥‥
(でも、このままじゃダメだ。まだアディのお友達やアルバの従者たちに信用されていないわ。ああ、自業自得とはいえ、どうしたら良いのかしら)
「アルバ、私」
「いいから、お前は何もしなくていいから」
ん?とアルバが顔を寄せる。アルバの優しい声‥‥‥今は甘えてもいいのかな?
「うん‥‥‥」
* * *
アルバはああ言ってくれたけど、自分で何とかしなくちゃ。これは、私がして来た事の報いなのだから!
「そうだ!アルバのお友達が来るって言ってたわよね!」
「うん?確かにな、もうそろそろ着く頃だ。でもあいつは‥‥‥」
「アルバ様、そろそろ準備を‥‥‥」
アルバの侍従が呼びに来た。
「ああ」
「わっ!私も行きますわ!!」
私の言葉に、侍従が怪訝そうな顔をした。
「オリガ様も?今までこういう事には付き合ってこなかったのにどういう‥‥‥」
「余計な事を言うな!」
チャキッ!
アルバが持っていた剣を鳴らしてすごむ。
「ヒィィ!」
「アルバやめて!驚かせてはいけないわ」
そう言ってアルバの剣をそっと止める。
「‥‥‥?えっ?オリガ様?」
「ふん、オリガのおかげで助かったな。もう行け!」
「‥‥‥ッ!」
バタバタ!バタン!
「全く、あのような者を庇うとは‥‥‥」
「いえ、元はといえば私が悪いのです。私がわがままだったから」
「‥‥‥」
(そういえば、そうだったな)
オリガは変わった。一時期のようなトゲトゲしさは今のオリガからはすっかり感じない。
だが下の者らはまだ懐疑的だ‥‥‥あの様子を見るに。
【ははは、あまりに小さくて見えなかった】
【震えてる? 王妃が情けない】
とはいえ、オリガの傷付いた顔はもう見たくない。もしもう一度あのような顔を見たら、俺があいつらを殺してしまいそうだ。
「‥‥‥、あの者らに、お前が気を遣う必要はないだろ」
「いえ、そうはいきません!ですのでその、お友達に会わせていただけませんか?」
「??」
「思えば、私は王妃としてやるべきことを全然やってなかったから!だから、認めてほしいの、私はバラム王国の王妃だと‥‥‥」
「俺は認めているが?」
オリガを見ると、潤んだ目をして俺を見ていた。本当に可愛い顔してるよなオリガは‥‥‥。いや、そうじゃなくて‥‥‥
「ゴホンッ!//‥‥‥だが、そうだな。公の場に出るのもいいかもしれないな」
【アルバ。私頑張るから、見てて‥‥‥。これからの私を】
思えばそのような事をオリガは言っていたな。
「わかった。オリガ、俺の王妃として我が友を出迎えてくれ」
「はっ、はい!頑張ります!」
見ていてアルバ。私頑張るから!
果たしてオリガはアルバの友達を妻として堂々と迎える事ができるのか!?
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