初めてのお茶会
オリガが初めてのお茶会に出席します。
オリガ視点です。
さらに数日後ーー
いよいよ感謝祭の準備が進み、国王も無視できない段階に入ったという事で、アルバは執務室へ行ってしまった。
「やっとアルバ様も動き出しましたね。まぁアルバ様は仕事が早いから心配ないけど問題はオリガ様だよなぁ」
「えっ私??」
アディは私の髪を整えながら話す。
「そうですよ。オリガ様の事です。今日は午後からお茶会があるんです」
えっ??
「今日は貴族のお嬢様方とのお茶会!?どどどどどうしようアディ!!お茶会なんて初めてだわ!」
私がそう言うと、アディがため息をついた。
「……今までずっとアルバ様が、オリガ様が疲れるだろうからって断ってきたんです。本当はずっと前からお茶会のお誘いはあったのですよ」
「そ、そそそそそんな!!どうしよう!何を着ていけばいい??バラムの伝統的なドレスかしら?それとも……」
「落ち着いてください、貴族の方は同じバラムの方だけですよ。オリガ様はいつも通り好きな衣装を身に着ければいいじゃないですか?オリガ様がデザインしたドレス、バラム城内でも評判良いですよ」
「本当!?」
私はアディの言葉に顔を挙げた。
「嬉しい!私が手がけたドレスは、私の故郷ロミナの海の、波を思わせるような幾重にも重なるチュールドレスと、バラムの力強さを合わせた金の刺繍の入ったちょっと硬い素材の折衷なの!!作ってよかったわぁ!!ライラの腕がいいからね!」
私は早口で捲し立てた。ドレスや靴の話になると早口が止まらない。アディは頷きながら微笑んだ。
「それで大丈夫ですよ。それにオリガ様はこの国の王妃です。堂々としていたらいいのです」
「アディの言葉で自信がついたわ。ありがとうアディ。とはいえとっておきのドレスで行かないと失礼よね。急いで選ばないと」
「大丈夫ですよ、こんな事もあろうかとすでにライラが何着か揃えて持ってきています」
アディが手を叩くと、次々と私の部屋にドレスが運ばれてきた。
「ご心配なく。オリガ様が気にいるようなデザインばかりですよ」
「ああ、アディ!素晴らしいわ!!」
私はアディとライラの機転の利かせ方、仕事の速さに感動した。
「なんて頼もしいのかしら……私、二人がいてくれて本当によかった」
なんだかんだ言ってアルバは仕事が早いし頼もしい。スパダリですね。アディとライラの手際の良さも素晴らしい。
ところでこういう話って最序盤で出す話ですよね笑
最後まで読んで頂きありがとうございました。




