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わがまま王妃の奮闘記!  作者: 杉野みそら
第十四章

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今はまだ一緒にいたい

久しぶりのアルバとオリガ。

アルバ視点です。

 さらに数日経ちーーーー


 日が傾くのが少しずつ早くなって来た。


 もうすぐ国を挙げて収穫感謝祭がある……のはわかっているのだが


「まだこのぬくもりを感じていたいな」


 俺はバルコニーで涼んでいるオリガの手をとる。


「涼しくなってきましたね!私の誕生日パレードは少し暑かったですから」


 そう言って俺の腕の中で微笑むオリガはまことに可愛いらしい。


 初めて触れた夜の記憶は、甘く、温かく、俺の心の奥底に、深く刻まれていた。


 ついこの前までまだ頼りなさを漂わせていたオリガは、今は錯覚か、俺にはキラキラと輝いて見える。


「アルバ?どうしたの?」


「いや……なんでもない。あまり風に当たるのも良くない。オリガ、何か羽織れ」


「平気ですよ?」


「……ああ、そうだな」


(変なアルバ、いつもはこんなこと言わないのに)


 いつもは私を自由にさせて、アルバはそんな私を微笑んで眺めているだけなのに。


「アルバ!」


「おっと」


 俺の気持ちも知らずオリガは無邪気に俺の胸に飛び込んできた。


「そんなに心配なら、アルバが温めてくださいな」


「はぁ?!」


 いや、撤回させていただこう!オリガは全く成長していない!いや、成長しているのか?


(……オリガのこの無邪気さは危険だ。王としての俺の抑えもオリガを前にしてはこんなにも無力だ!どうして良いのかわからん!)


 落ち着け、落ち着け俺落ち着け俺落ち着け俺落ち着け俺落ち着け俺


「アルバ怖い顔〜」


 オリガは笑いながら膝に乗ってくる。俺は思わず眉間に皺を寄せるが、その瞬間、オリガの柔らかい指が俺の顔に触れる。


(このっ……可愛いこの小悪魔め!無邪気に俺の心を翻弄して)


「……」


 俺はただ、無言で彼女を抱きしめ寝台に連れていく。夜の静けさに包まれ、互いの呼吸がゆっくりと重なっていく。


 ……収穫祭の事は、また考えればいいか。今はまだ、もう少し、腕の中の幸せを抱きしめていたい。

いやアルバも大概成長してませんよ?


やはりアルバ視点だと硬い文章になりますね。なんでやろな?アルバの圧が強いのか?


最後までお読みくださりありがとうございました。

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