表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わがまま王妃の奮闘記!  作者: 杉野みそら
第十四章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

105/143

こりない二人②

オリガ様への愛がすごいっていうお話。笑

「あーあ、アディさんも入ってくれないかな、アルオリ同盟」


「無理よ〜、アディお姉様は忙しいの!私たちとは違うわ!」


 レティは何故か誇らしげに言った。


「お前そんなことで胸を張るなよ」


 ルイスがガックリと肩を落とす。


「いいの!私はオリガ様がいらっしゃるだけで、このバラム城にいるだけで幸せなのだから!」


「レティお前……わかる!わかるぞ!俺も、あの方がこのバラム城にいるだけで……同じ空気を吸っているって思うだけで……」


「あんたが言うと気持ち悪いのよ!」


 レティが若干引き気味に言う。


「なんでだよ!」


「そういえばお前今日の罰は?皿洗いじゃないのか?」


「よくぞ聞いてくれた。今日は銀の食器磨きよ!お皿だけじゃないわ!」


「そんな繊細な作業お前にできるのかよ!」


「失礼ね!できるわよ!お姉様たちにはお皿を割られるよりは良いって言われたけど」


「だからなんでそんなことで誇らしげなんだよ!」


 レティは銀食器をズラリと並べて磨き始めた。


「俺も手伝うか……この銀食器のどれかでオリガ様がお食事を召し上がることもあるかもしれないからな……それで『この銀食器を磨いた人を呼んでください。あなたが磨いてくれた銀食器で食べるこの食事とても美味しいわ』って……」


 そう言ってルイスは目をキラキラさせる。


「言われるわけないでしょ!さっきから気持ち悪いのよあなた!貸して!オリガ様に褒められるのは私よ!」


 レティがルイスからフォークを奪った瞬間ーーガチャンッ!!


「ああああッ!!」


 磨いていたフォークがレティの手から飛び、床に突き刺さる。


「お前さ……せめて騎士の俺よりは落ち着いて作業できないとダメだろ……」


「う、うるさいわね!私の心はオリガ様でいっぱいなの!」


「……何やってんのあんた達。レティは罰のくせにさらに仕事を増やしてどうするのよ!」


 いつのまにか二人の前にアディが呆れ顔をして立っていた。


「アディさん!」


「アディお姉様!」


「全く……ほんとにあんた達は何度やらかしても懲りないねぇ!レティ、ルイス、銀食器をもう一度光を反射するほどピカピカに磨きなさい!」


「え〜ん!!でもこれもオリガ様のためぇ!!」


「オリガ様〜!俺の磨いた食器で食べてください!!」


 懲りない二人の喚き声が石造りの回廊に響き渡った。

最後までお読みいただきありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ