ハッロンの散策
ハッロンという街に到着するまでの道中、背負られた少女の息遣いが安定としたすやすやとなっていた。
痛いはずだけど、眠りについたらしい彼女。
ハッロンという街に入国して、彼女の入国料まで払う羽目になった。
正面から走ってきた幼い子供に声を掛けて、治癒院は何処かと尋ねた。
「ちょっと君、治癒院って何処にあるか教えてくれないか?ハッロンに来たばかりで彼女が酷い状態で」
「えっ、うわぁ!?治癒院ならあっちの方!気をつけてね!」
「ああ、ありがとう」
幼い子供は背負っていた少女に気付き悲鳴をあげ、指で方向を指し、また走って姿を消した。
僕は教えられた方向に歩んでいく。
大通り沿いに治癒院はあり、治癒院を訪ねてみた。
看護服を来た女性が居たので、声を掛けた。
「あの、旅をしている道中に負傷している彼女が居たんですけど——」
「あら、まあ!傷が多いわね、治療部屋に運んでもらえないかしら?あちらの方へ。先生を呼びに行くから」
僕は女性に言われた通り、少女を治療部屋に運んで、寝台に寝かし、治癒院を後にした。
武器屋を探し、一軒の武器屋に入店し、短剣を選んで、カウンターに居る店主の前に置いた。
僕は会計を終え、短剣を受け取り、武器屋を後にした。
食事を済ませたくて、良い香りが漂う食事処を見つけ、食事にありつけた。
オヤコドンなる珍しい食い物に舌鼓をうち、腹を撫でながら大通りを歩いて、露店を物色していると甘い香りが漂ってきて、所持金も僅かなのに、ある露店の前に誘われた。
黄色い皮にくりぃむやら切られた果実を包んでいる食い物に瞳がくいつく。
「くれぇぷ〜お一つ如何ですか〜?どうですか〜?」
「あぁ……その、くれぇぷというのください」
「はいよ〜!ちぃと待っててくだせぇ」
店主に代金を支払い、露店の前で佇む。
店主に渡されたくれぇぷという食い物は親切に持ちてに紙が包まれていた。
手が汚れない。凄い。
くれぇぷを食べながら冒険者ギルドへと歩んでいた。
右腰に帯刀した短剣に安心を抱き、ハッロンという街を満喫していた。
冒険者ギルドに脚を踏み入れ、受付カウンターに行くとくすんだ紫色の髪をした受付嬢が受付をしてくれる。
「ようこそ、ハッロンの冒険者ギルドへ!本日はどういった用件でしょうか?」
「ルウェーラという冒険者です。僕でも引き受けられる依頼はありますか?」
冒険者証を受付に提示した。
「ネウスリ村出身でC級ですか……そうなりますと——」
幾つかの出された依頼の羊皮紙を吟味して一つの依頼を受けた。
「くれぐれも気を付けてください。またのお越しをお待ちしております」
僕は受付嬢に見送られ、冒険者ギルドを後にして、依頼をこなす為に宿屋に泊まり、身体を休めることにした。
スウェーデン語でハッロンはラズベリーです。




