表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/43

第三章 猪人サムの嫁探し 3-1.森の拾い物

第三章はソルのひ孫の話です。以下のようになっています。

ソル-ウオタ(三男)-フォル(三男)

           I- - - - -サム(次男)

         デイジー(フローラの娘) 

・森の拾い物 サム


 サムは森の中で女を見つけた。倒れた木に腰掛けていて、全体的に丸い感じだ。

こちらの姿が見えないように気をつけて声をかけた。

「こんな森の中でどうした?迷ったのか?」

女はビクッとしてこちらを向いた。「えっ?あ、あの・・・。」

「迷ったのなら道まで連れて行ってやるぞ。」

「いえ、その・・・。」女は俯いてしまった。

「どうした?動けないのか?」

「いいえ、その・・・帰りたくないんです。」

「帰りたくない?家に?」

「はい。」

 「・・・。何かあったんだな。今夜はどうするつもりだ。」

「ここで、過ごそうかと思ってました。」

「おい、ホンキか?獣に襲われるぞ。」

「それでもいいかなって。」


 サムはため息をついた。「ホントに襲われてもいいのか?」

「そんな気になってたんです。」

サムはしばし躊躇したが、意を決して決まりセリフを言う事にした。

「オマエがオレを襲わないなら、オレの家に来ても良い。」

「私があなたを襲う?」

「そうだ。オレを襲わないなら、オレもオマエを襲わない。」

「私があなたを襲うはずがないわ。」

「ホントに?」

「無理でしょう。」

 「オレは”ソルとフローラの村”の者だ。知ってるな?」

「ええ、人間と猪人が仲良く暮らす村だと・・・。じゃ、あなたは・・・。」

女は立って後じさった。座っていても丸い感じだったが、でっぷりした女だ。

 サムは女に姿を晒した。両腕を降ろし敵意が無い事と紺色のベストを見えるようにする。

”ソルとフローラの村”の猪人は服を着ている事が知られている。

 「見ての通りの猪人、サムだ。逃げるなら今のうちだぞ。」

女は手で口を押さえ目を見開いていたが少しして深呼吸を一つした。

「ごめんなさい。離れた所からは見た事はあるけど、近くで話した事はなくて。」

「逃げないのか?」

「人間と仲良くする猪人なんでしょう?」

「オマエがオレを襲わないなら、オレもオマエを襲わない。」

「襲うなんて無理よ。」

「家にある包丁で刺されれば死ぬぞ。」

「襲わない。」

「じゃ、ついてこい。」

 女はついて来ようとしなかった。躊躇しているようだ。

「獣に襲われるほうがマシそうか?」

女は意を決したようで。歩き出した。


 しばらく歩いて。サムは森の中にボツンとある小屋に女を案内した。

「ここがあなたの家?」

「今はな、ひいおじいさん達が建てたのを使わせてもらっている。」

「村に住んでいるのかと思った。」

「いや、しばらく離れている。もう日が暮れる。村へは明日連れて行く。」

「そう・・・。」女は戸惑っているようだ。

「入れよ。えーと。」

「あぁ、ごめんなさい。ピアです。」

「右の部屋を使っていいぞ、メシができるまで待っててくれ。」

ピアはまだ戸惑っていたが、やがて家に入った。


 食べながらピアが聞いてきた。「ここは、ひいお爺さん達が建てたんですって?」

「あぁ。ソルおじいさんとフローラおばぁさんが最初に住んだ家がこんなだったそうだ。

普段は誰もいないんだが、村から離れたくなった者が入れ替わり住んでいる家なんだ。」

「サムは村から離れたくなったの?」

しまった、うっかり話してしまった。「冬におじさんと旅に出るから、ここもそれまでだ。」

「そう。村から離れるつもりなのね。」

「春に戻ってくる。その時には村に住めるようになっていると思う。」サムは俯いた。

 「私の事は聞かないの?」ピアが視線をそらせながら聞いた。

「オレが聞いてわかる話か?明日、お姉さんかおばぁさんに会わせるから、聞いてもらえよ。あぁ二人共、人間だから安心しろ。」


 サムはベッドの中でモヤモヤしていた。隣の部屋では女が寝ている。

”ソルとフローラの村”以外の女と二人きり、同じ家で寝るなんて。

オレもおじいさん達みたいに自ら望まない女とは子作りしないと決めたんだ。何も考えずに寝ないと。

 ノックもなしに寝室のドアが開いてピアが入ってきた。

「どうした?眠れないのか?」サムは驚いて起きあがって聞いた。

「サムは私と寝たくはならないの?その為に連れ込んだんでしょう?」

「え!いや、いやいや、ないないない、そんなつもりはないぞ!」サムは慌てて両手を振りながら身を引いた。

 「やっぱり、私のような女じゃ嫌なのね。」

「は?私のようなって?」動きが止まる。

「デブでブスなんて、猪人でもお断りなんでしょ。」

「デブでブス?オマエが美人じゃなさそうな事はわかるが、猪人に人間の容姿は関係ないぞ?」慌てていたサムは聞かれた事にだけ答えた。

「じゃ、なんで私を相手にしてくれないの?」

「なんでって・・・。」サムはついさっき考えてた事を思い出し、おちついて答えた。

 「オマエ、オレの子を産んで、育てる気があるのか?」

「え?サムの子?」

「そうだ。猪人を産んで、育てる気があるか?」

「猪人を産む?」ピアが手を口にあてた。

「その気がないなら、オレをその気にさせるな。襲われなければ、襲わない。と言ったはずだ。」

「・・・ごめんなさい。」ピアはうつむいた。

「部屋へ戻って寝ろ。オレは外で頭を冷やしてくる。」

ピアが部屋へ戻ってから、サムは家を出た。


・ソル村へ ピア


 翌朝ピアが目を覚ますと、すっかり日が昇っていた。

部屋を出てみると、テーブルの上に朝食と”狩りに行く”とメモが載っていた。

食器を洗っていると、獲物を持ってサムが戻ってきた。

「昨夜はごめんなさい。」頭をさげた。

「ソフィアおばあさんの所へ連れて行く。話を聞いてもらえ。行くぞ。」

ピアは慌てて食器を置いてきた。

サムは無言で背を向けて歩きだした。嫌われてしまったらしい。


 サムは獣道を無言で歩いたが、時々後ろを確認して、追いつくのを待ってくれた。

何度めかにピアから声をかけた。「あの、本当にごめんなさい。許してって無理かな。」

「別に怒ってない。話ながらじゃキツいぞ。道に出るまで、とにかく歩け。」

どうやら、気遣ってくれていたらしい。懸命に足を動かした。

道に出てからは、サムはこれから行く村の様子を話してくれた。


・ヘラク一家 ピア


 村に入ってから、猪人の一家と出会った。青いベストを着た猪人は子供を抱え、人間の女性を連れていた。驚いた事に割と美人でお腹が大きい。仲睦まじい一家なんだろう。

「兄さん、お姉さん。おはようございます。」サムが声をかけた。

ピアは驚いた。兄、姉!?

「よう、サム。そちらの女性は?」

「森で拾った。」夫婦は驚いた様子だった。

ピアは慌てて「ピアです。森で途方に暮れているところをサムに助けてもらいました。」

「兄のヘラクとその妻のペリーヌだ。ユリウスは又大きくなったな。」サムが紹介しつつ、猪人の赤ん坊をのぞき込んだ。

「ああ、二人目も順調だ。」ヘラクは隣の妻を見た。妻が微笑み返す。

ピアはたじろいだ。相手は猪人なんだが。

 「村を案内してるのか?」ヘラクがサムへきいた。

「訳あって、ソフィアおばあさんに預けようと思って。」

ヘラクがピアをしげしげと見た。

「・・・そうか。おばあさんによろしく伝えてくれ。」

 しばらく歩いてから、ピアはサムに言わずにいられなかった。「すごく仲が良い夫婦ね。」

「あぁ。まぁ、村の中で仲の悪い夫婦を見た事はないな。」

「そうなんだ。」ピアは関心せずにはいせれなかった。

猪人を夫にする人間の女がそんなにたくさんいるものだろうか。


・ソフィアおばぁさん ピア


 サムは村中の一軒の家の戸を叩いた。「こんにちは。サムです。」

戸が開いて、中年の女性が出てきた。おばぁさんの家のお手伝いさんだろうか。

「まぁ、サム。久し振りね。そちらのお嬢さんは?」

「森で途方に暮れているところを連れてきた。」

「ピアです。はじめまして。」ピアは中年の女性に挨拶した。

「ソフィアです。とにかく、中へどうぞ。」

ピアはとまどった。この人がサムのおばぁさん!?

「ソルは今、庭にいるの。すぐ戻ってくるわ。」

 ピアは家の様子を見渡した。造りはごくあたりまえだが、装飾が独特だ。お茶がだされた。

「森から直接ここへきたの?」ソフィアがサムにきいた。

「昨晩は小屋に泊めた。ピアは何か相談事があるようなので、聞いてあげてくれませんか。」

 と、部屋の戸が開いて、いかにも歳をとった感じの猪人が入ってきた。赤いベストを着ていてサムより小柄だ。「おや、お客さんなんて珍しいな。」

ソフィアがソルに寄り添った。

サム達は再度、挨拶をかわした。


 「ピアさん、今すぐ家に帰りたいという事はない?」ソフィアからたずねられた。

「いえ、村にも戻りたいとは思えないんです。」

「そうなのね。サム、おじいさんと散歩してきて。その間に女同士で話をしてるから。」

ソルがソフィアにうなずいた。どうも、夫婦の間で言わなくても通じ合うものがある感じがする。

「はい。大丈夫ですか?」サムがソルに聞いた。

「あぁ。行こう。」サムはソルに寄り添って出て行った。


・ ソフィア


 「さて、サムと何かあったのかしら?」ソフィアがピアに聞いてきた。

「え。」ピアはビクッとしてしまった。

「ちなみに私はサムのひいおばぁさんなの。」

「ひいおばぁさん!?」

「猪人は8歳から子供を作れるから、あっと言う間にひいおばぁさんよ。人間相手ならまだ、おばさんで通ると思うんだけど。というわけで、ソフィアおばぁさんで妥協したの。」ソフィアが笑って言った。

「とても、ひいおばぁさんには見えないです。」

 「ありがとう。サムがお姉さんもおばぁさんも跳ばして、私の所へ連れてくるには何か理由があるはずよ。」ソフィアがじっと見てきた。何かあったと言うと、一つしかない。

「・・・あの、私がサムに相手をしろって迫ったんです。」赤くなって下を向きながら言った。

「それで、サムはどうしたの?」ソフィアはあくまでも穏やかに尋ねた。

「自分の子供を産み育てる気がないならお断りだって。」

ソフィアはほっと息をついた。「サムはソルの思いをしっかり継いでいるのね。」

「ひいおじいさんの思いを?」

「どういう思いかは本人に話してもらうとして。私もソルにそう言って断られた事があるの。」

「おばぁさんも?」

「だからサムはここへ連れてきたんだわ。では、ソルと出会って結婚を決めるまでを、簡単にお話しましょう。」


 話を聞き終えたピアが言った。

「私は村で男の人に相手にしてもらえないのが嫌になって、森へ入ったんです。そこで、サムに出会って。猪人にも相手にしてもらえないと思って、自分から押しかけたんです。」

「さっきも言ったように、”ソルを継ぐ者”は生涯を共にしてくれる人としかしないの。だから、迫らないであげてね。」

「はい。」


 「私は食事の準備をするから。ここで今後どうするかを考えて。」

「あ、あの、手伝います!考えるのは夜でもできるので!」

ソフィアはにっこり笑って「じゃぁ、お願いしようかしら。」

「はいっ。」


・演武 サム


 サムはソルと森の開けたところへ来た。村中を歩くものと思っていたのだが。

丸太に腰掛けて「格闘技の型を一通り見せてくれ。」とお願いされた。

サムは村で唯一、剣よりも格闘技に力を入れているのだ。

「はい。」サムは剣などを預けて、体を動かしだした。

だんだん、気合いが入ってきて、一通り終える頃には汗をかいていた。

「どうだ。さっぱりしたか。」ソルが聞いてきた。

「はいっ。」

「そうか、オレはオマエを誇りに思うぞ。」

女を連れ込んだのに、何も聞かれない。サムはソルの心遣いがありがたかった。

ソルの横に腰掛けた。「じつは・・・。」


・夕食 ピア


 しばらくすると二人が戻ってきた。

「ずいぶん遠くまで行ってきたのね。」ソフィアが声をかけた。

「久しぶりなんで、格闘技の型を披露してもらった。」ソルが答えた。

「すぐに食事にしますからね。」

食事の席で「今日は見慣れない料理が並んでいるな。」ソルが関心していた。

ソフィアが「ピアは料理が上手なのよ。ほとんど彼女に作ってもらったの。」とサムに告げた。

「へぇ。すごいな。」サムも関心していた。

「いえ、それほどでも・・・。」ピアは頬がほてる思いがした。

 食事中、三人に「うまい。」「おいしい。」を連呼された。

食後「本当においしかったわ。」ソフィアに言われて再度、きはずしい感じがした。

こんなに褒めてもらったのは初めてじゃないだろうか。

 「かたづけは私がやるから。ソル、ピアに”猪人好きの女”の話をしてあげて。」

「え、オレ達の旅の話を聞きたいのか?」ソルはピアに聞いた。

「はい。”猪人好きの女”というタイトルは今、聞きましたが。」

「猪人相手の娼婦の話ですね?」サムがソルに聞いた。

「そうだ。オマエは聞いたことあるだろ?」

「ゼヒ、本人から聞かせてください。」

「そうか?では、席を変えようか。」



 ソルとサムが並んで座り、ピアはソルの正面に座った。

つくづく、サムの大きさが目立つ。

それに気づいたソルが「フォルのところの三兄弟は母方の血で、普通の大きさに生まれたんだ。」

「サムが普通なんですか?」あらためて二人を見比べてしまう。

「オレがチビだから、他のは全員チビの血をひいてしまってな。」

 「だからソル流が生まれたのでしょう?」サムがソルへ言った。

「そうだな。」ソルがうなずいた。

ピアがサムに「ソル流って?」

「おじいさんが始めた剣の流派だ。オレは使えないが。」

「流派を作るなんてすごい。」

「当初は邪道だと思っていたんだが、アレク達が流派にしてくれたんだ。」とソル。

「最初から流派だったんですよ。」とサム

「あぁ、ありがとう。さて、”猪人好きの女”の話をしよう。」


 「おじいさんの思いが、この村の皆に伝わっているんですね。」話むーを聞き終えたピアは感動していた。

「そうだ。」ソルではなく、サムが答えた。

「サムはソルの思いをよく継いでいるわ。」ソフィアが後ろから声をかけてきた。

「おばぁさん・・・。ありがとうございます。」サムがソフィアへ頭をさげた。

 ピアがソルに「あの・・・。なぜ人間のお姉さんがいるのか気になるのですが・・・。」

「それには姉さんとの出会いを話す必要があるな。」

「”太陽と花の物語”の最初ですね。」サムがソルに言った。

「”太陽と花の物語”?」ピアがサムへ聞いた。

「ソルおじいさんがフローラおばあさんと出会い、ソフィアおばあさんと結婚するまでの話なんだ。”猪人好きの女”もその一節だ。」

 「お二人のなり染めは、聞かせていただきました。大恋愛ですね。」ソルに告げた。

「何!その話をしたのか!?」ソルは恥ずかしがっているようだった。

ソフィアが答えた。「えぇ、ざっくり。お姉さんとの出会いの話は又、夜か明日にしましょ。ソルは一度、休まないと。」

「あぁ、しばらく横になってくる。」ソルは寝室へ向かった。


 「うー、フローラおばぁさんとの出会いも本人から聞きたいなぁ。」サムが悩んでいた。

ソフィアが「聞けるわよ。サムも今日はここへ泊まって、明日はピアに村を案内しなさい。」

「ここに泊まる?」

「そ、サムはウオタが使っていた右の部屋、ピアは次男のウイドが使っていた中央の部屋を使って。」


「おじいさんが使っていた部屋かぁ。」

「長男のグラド含めて三人共、独立した際にほとんど持ち出したから、当時の面影はないけどね。

まずは、二人で隣に挨拶してきなさい。ピアはしばらくここに泊まるから。」

 「えっ!しばらくって!?」ピアが驚いた。

「あなたが、今後どうするかを決めるまでよ。元の家にもどるか、この村に住むか、別の離れた村へ行くかのどれかだと思うけど。まずは、この村がどんな所かを知ってちょうだい。気に入らないかもしれないけど。」

「いえ、すてきな村だと思います。しばらく、ごやっかいになります。」


 「サムは明日は母さんにも挨拶してきなさい。しばらく会ってないんでしょう?」

「はい。村を案内しがてら会ってきます。」

「お母さん?」ピアは聞き返した。

「どうしたの?」ソフィアが聞いた。

「いえ、おばぁさんもサムも私の相談相手にお母さんが抜けていたので、いないのかと。」

 ソフィアとサムが顔を見合わせた。

ソフィアは微笑みながら「サムの母さんは人間の村に住んだ事がないので、あなたの相談相手には向かないんじゃないかと思ったのよ。」

「人間の村に住んだ事がない!?」

「彼女はこの村で生まれ育ったので、人間の村の暮らしに疎いの。もちろん何度も行った事はあるんだけど、住んだ事はないの。」

「そうなんですか。猪人と一緒に暮らすのがあたり前って?」

「えぇ。だから、人の容姿なんて問題にしないの。」

「すてきな、お母さんね。」サムへと言った。

「豪快な人なんだ。」サムが笑った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ