設定集のような何か
人物集
・シルヴィア・イシルメギナ
本作の主人公。王国の南部全域を支配するイシルメギナ公爵家の長女。まだ学生。
ドラゴンを倒しちゃうぐらい強いけど、本人はいたって普通の女の子だと思ってる。王太子と婚約しているが拒絶反応がでるぐらいに嫌いなので婚約破棄するために結界の外までお出かけしちゃう。フットワークがとても軽い。
どうでもいい話として昔はもっとやんちゃで魔法学園の暴れ姫と呼ばれていた。学園内サロン:魔女のお茶会を主催している。
愛称はシルヴィー。
・ササラ
主人公の専属メイド兼幼馴染兼ムードメーカー兼トラブルメーカー兼みんなの感情代弁装置。
一応イシルメギナの使用人なので結構強いほう。だけど周りが強すぎるのと本人がおっとり気味なので気付かない人の方が多い。喜怒哀楽が顔に出やすい。
親同士が仲がいいのでシルヴィアの専属メイドになった。実は商人の娘。けっこう人脈が広い。
どうでもいい話として魔法学園の秘密結社・恋バナ同盟に所属している。
・ルル
バトラー・ブラントンの愛弟子でありすでに使用人たちのまとめ役であるバトラーを名乗れるぐらいしっかり者。
幼い頃、路地裏で天使に拾われてから忠犬として活躍する頑張り屋さん。
主人に対する秘めたる思いを知られていないと思っているが、耳元でイケボで想いを吐露するドジっ子。
実は過去にすごい秘密がありそうな気がするが、どうなんだろう?
どうでもいい話として魔法学園探検クラブに所属している。
・バトラー・ブラントン
イシルメギナ家の執事。3人組を孫のように可愛がっている。
どうでもいい話としてハトにパンクズを与えるのが趣味。
・マティウス・イシルメギナ
シルヴィアの父。イシルメギナ家の当主。シルヴィアを「武王」の再来だと自慢するぐらいの親バカ。
どうでもいい話として婚約騒動で娘と関係がギクシャクしてテンションが地の底まで下がっている。
・ロッカウム・ダ・べリア
不治の病で顔が爛れ鉄仮面をかぶっている(本人談)。通称仮面王。病弱であるが「賢王」の再来と言われている。そもそもの原因その1。
婚約騒動の原因はこの王が病弱ゆえに早期の結婚と王位の継承を済ませようという保守派の思惑から始まった。しかも王族に健康優良な血を入れるべきという主張からシルヴィアに白羽の矢が立つ。
どうでもいい話として園芸が趣味。
・ピィカッテア・デ・ベリア
王太子殿下。クソ王子。そもそもの原因その2。
幼少期に最後の政争と呼ばれる争いで母を失う。
その後も宮廷政治の道具としてすべての貴族に目を付けられる。あまりのストレスからトラップで捕まえたたネズミを水に沈めて発散する日々。以降は小動物を捕らえては殺して日々のストレスを解消している。どうでもいい話と見せかけてシルヴィアと壊滅的な関係になった誕生日会の遠因になる。
・工場長
結界の外から来たやべー奴。花粉症。
正体不明言動狂気人相不定なのに客人として招いたシルヴィアは一国の王並みの度量の持ち主かもしれない。
あと飛行船をゼロから作ろうと考えて本当に作るやべー奴。
強さは皆無。村人A並み。
どうでもいい話として実は地球の日本らへんからこの惑星の魔物の大陸ど真ん中に飛ばされる運値がマイナスにふり切れてるやべー奴。
・ベルタ
結界の外から来たやべー奴その2。
つい最近まで封印されていたがなんかいろいろあって工場長に懐いている。実はベリア王国建国以前の時代に生きていた錬金術師、なんだけど不老不死の研究を帝国から命令されていたので不本意ながら錬金術師兼ゴーレム使い。
工場長が求めればネジの一本から重化学工場群まで作っちゃうやべー奴その2。
強さは小学生のいじめられっ子に勝てていじめっ子に負けるぐらい。
どうでもいい話としてかつてはお菓子作りが趣味だった。錬金術と科学と料理レシピは親戚である(ベルタ談)。
・マンドラゴラ
病に倒れた王様のために探してきた伝説の材料。
よく叫び、たまに頬を赤らめ、そして美味しく頂かれた。
ぎゃあああああ。
・わんこ
く~~ん……。
現在開示可能な情報
・ベリア王国
周囲を結界に囲まれた王国。
王侯貴族たちが重層的に統治する封建制国家としての色合いが強い。ただし長い歴史から古い制度の正当性があやふやになり中世というより近世以降の価値観があったりなかったりする。外国が存在しない関係から社会は変化に疎く、外交といえば王侯貴族の継承権問題や遺産相続問題ぐらいになる。そんなわけで少し前に王族と宮廷貴族たちによる熾烈な政争が勃発。現国王とその息子以外の全員が暗殺謀殺事故死に行方不明となり、王子の性癖が歪んだ。
階層構造の統治のため国力とか人口など不明な点が多い。
・結界の塔
国の中央にそびえる巨大な塔。
国の結界はこの塔によって作られる。謎が多く限られた人以外内部をうかがい知ることができない。エルフがいるらしい。
・塔の教会
結界の塔の奇跡に深い感銘を受け祈りをささげる宗教。道徳に文字の読み書き、冠婚葬祭に医療まで取り仕切っているので影響力は保守的な地方ほど強い。実は塔のエルフとは全く関係のない塔の方から来た団体だったりする。
・イシルメギナ公爵領
ベリア王国の南部一帯を占める広大な領土。
東西南北の4つの公爵領の一角。頻繁に魔物が結界を越えてくるので武闘派が多い。
結界が円形に展開されている関係からピザを4等分したときの形が公爵領の形に近い。一番外側の結界付近は周縁部と呼ばれ公爵領ではなく王領になっている。
・周縁部の村
主に結界を越えてきた魔物を見つけるための村。
公式には存在しないことになっている。彼らを領民と認めたら貴族として守る義務が生じ、彼らを守るために24時間の国境監視体制がつくられ、彼らを守らなければならないほどの魔物は100年に1回くるかどうかというドラゴンになる。つまり割に合わないしそもそも守れないのだ。
収入は森で採れるもの全般と弱い魔物を見つけ出して素材を売っている。高く売れるため狩人や薬師、革職人などがいる。
借金から逃げた料理人とか流れ着いて普通に料理屋をやってたりする。商人の往来もある。承認欲求が強い騎士が治安維持もしてくれる。無いのは人権だけだ。
・べリア王立魔法学園
シルヴィアたちの通う国唯一の魔法が学べる学園。。2章の舞台になるはず。
・魔大陸
ベリア王国が存在する大陸の呼び名。
魔物がひしめき合う地獄のような世界。ちなみに一番数が多いのが虫型魔物であり、他の魔物の食料になっている。弱肉強食!
・魔物襲来
結界に守られているので基本的に魔物は王国に侵入できない。
例え侵入しても結界の力によって全身が燃えてすぐに息絶える。ただし強力な魔法耐性を持つ魔物は容易に結界を越えて大暴れするため甚大な被害になる。結界を越えて息絶える魔物は毎月、重傷で暴れる魔物は年に数度、強い騎士がやっと討伐できるレベルは十数年に一度、国が滅亡するドラゴンの襲来は数百年に一度あるかないかレベルになる。
どうでもいい話として魔物の体内から採れる魔石が高値で取引されている。
・謎の鳥
結界の外にいた鳥のようなナニカ。




