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12月の出来事  作者: Tommy
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髭を生やした男

黒い髭。目つきの悪い顔。ガタイのいい体。街の人々は黒髭の男を恐れます。なぜならその男は店の商品を奪い、乱暴な態度だからです。街の人々は困りました。しかし誰も黒髭の男に目を合わせません。そこで白い髭を生やした教会の神父は祈ります。『神よ。あの男性には悪魔が取り憑いています。どうか、救いたまえ。』すると天から光が差しました。次の日。その男は街にやって来ました。「今日はみんなに話がある。」白髭の神父は優しい笑みを浮かべます。「盗みは止めろ。」ざわつく街の人々。その男は腕まくりをして拳を構える。すると店の商人は口を揃えます。「悪かった。宮殿の物はもう盗まない。だから許してくれ。」白髭の神父は唖然とした表情。黒髭の男は店の秘密を知っていた。それは盗賊の店。この街の店の商品は全て盗品だったのです。すると天から光が降り注ぎます。白髭の神父は焦りました。『神よ。その者は正しき者です。』しかし、光と共に黒髭の男はフッと消えるのでした。それを見て白髭の神父はがっくりと膝をつきました。そしてこの街に、ある噂が広がりました。それは煙突から髭を生やした男が夜な夜な盗品を靴下に突っ込むのだとか。その男の髭の色は…

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