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僕の普通だった日常①
ジリリリリリリ!!
......うるさいなぁ
まだ眠たいので目覚まし時計に腹をたてる。
が、ここで起きなければ学校に遅刻してしまうので大人しく起きることにする。
やぁおはよう。
僕の名前は氷上 来斗
意外とイケてる名前でしょ?
まぁ名前はイケてるけど残念ながら僕は普通の高校二年生の17歳で男の子。
あえて特徴を挙げるなら普通ってところかな。
でも勘違いしないでくれよ?
普通だからって変わりたいわけじゃない。
普通だからこそ普通にそこそこ幸せだからね。
だれに話してるかも分からない自己紹介はこのくらいにしてそろそろ下に降りて朝ごはんでも食べるかな。
下に降りるとホカホカの朝ごはんが準備してあ.....るわけながない。
母さんは今入院中なんだよね。
ちょっと大変な病気らしくて僕も心配で毎日お見舞いに行ってるんだ。早く治るといいな。
戸棚にあった菓子パンをささっと食べて学校の準備をする。
カバンを担いで靴を履き、玄関のドアノブに手をかける
「行ってきまーす」
ってだれもいないけどね。
そんなことを思いながら家のドアを開ける。
読んでくださりありがとうございます!