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日常  作者: 戸田
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序章

僕は何の取り柄のないただの高校一年生だ。

ただ、だからといって陰キャなわけでわない。

どちらかといえば目立つ方の人間だ。

足はそれなりに速く勉強も人並みにできる。

クラスに一人はいる典型的な盛り上げ役といった種の人間だ。

中学校時代は学級委員をやったりなどしてそれなりに過ごしてきた。

僕の高校生活は、なにも面白くない。

周りの人は高校が最も楽しいと言うが

僕はそうは思わない。

中学校の方が学力も才能も疎らで面白かった。

高校は似たような人間しか集まらない。

他の理由としては部活に入っていない。

今までサッカーをやっていたが飽きてしまった。

他に新しいスポーツを始める自信もなく、文化部に入るつもりもなく、自然と帰宅部だ。

恋愛は中学校から付き合っている彼女がいる。

彼女は女子校だから僕は安心だ。

ちなみに僕は共学である。

彼女とは属に言うバカップルのような関係ではない。

熟練夫婦のように冷めている。

恋愛をしているという気はしない。

だけど何か安心感を得られる。

だから僕は彼女が好きだ。

一見周りからみれば理想的なのかも知れない僕だが特に面白くも何ともない。

そんなことを思いながらも今日もゆっくり自転車をこいで学校へ向かう。

すれ違うサラリーマンはいかにもダルいというのが伝わってくる顔つきだ。

そう今日は月曜日なのだ。

小学生は笑顔で母親に手を振り家を出る。

僕もあんな無邪気な頃があったものだと懐かしむ。

街の葉は徐々に緑へとなっていった。

今は5月の中旬ということもあり天気のよい日が続いていた。

かなり急な坂を今日も登り学校に到着した。

駐輪場に自転車を止め玄関へ向かう。

クラスの女の子に会うと挨拶をしてくる。

朝からハイテンションでしんどいと内心思いつつも笑顔で挨拶を返す。

階段を上がり廊下を歩くと教室に入る。

クラスメイトと挨拶を交わしロッカーから教科書を取り出す。

そして少しばかり携帯をいじる。

ここからホームルームがあり6時間の授業を受け家に帰る。

友達と、遊ぶこともなく直帰だ。

家についたならばシャワーを浴びておやつを食べて昼寝をする。

これが僕の幸せだ。

そして父親が帰ってくると夕飯を食べ宿題を済ませる。

テレビを見ながらゴロゴロして寝る。

これを毎日繰り返しているだけである。

普通と言えば普通だ。

僕はそんな日々を変えたかった。

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