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ステータスマイスター  作者: なめこ汁
第一章
92/145

第91話 本音

 屋敷に戻ると、皆同じ先程と同じ位置で話をしていた。

 あれからずっと話していたのだろうか? 内容も気になる。


「あぁっ! タカシくん、おかえり! どうだったどうだった?」

「残念ながら……」

「ふっふっふー、やっぱりね! だから言ったじゃーん!」

「あぁ、あの青色が昔から気に入っていたそうだ」


 まだ結果は報告していないが、ランがドヤ顔で話していたので、そのまま聞いてやることにする。


「皆と色々考えたんだよー。さぁて、観念してランの言う事聞いてもらうんだからねっ!」

「ちなみに、俺にどんなことをさせるつもりだったんだ?」


 本人は既に賭けに勝ったつもりで、興奮しているようだ。

 先程から“気に入っていた”や“つもりだった”という感じで、一応、過去形にして話しているのに突っ込まれない。

 指にはめている指輪も気が付いていない……馬鹿め。


「ふふーんっ! タカシくんがランを性奴隷にするって事だから、逆にランがタカシくんを奴隷にしてあげるっ!」

「そうか。ランは俺を奴隷にしたかったのか」

「勝負というものは非情なのだよっ!」

「そうだよな。非情だよな。奴隷かぁ」


 会話をしながら腰に手を当てて、指輪のアピールをしているが、ランは全く気が付く気配がない。


「あ……」

「どうした、マリー?」

「え、あぅ、いえ……何でも……」


 マリーがこちらの指輪を凝視していたので、声を掛けてみるが、空気を読んでくれたようだ。


「俺を奴隷にして、まずは何をさせたいんだ?」

「そうだねー。まずはランの事をラン様、いや、お姉様、うーん、お姉ちゃんって呼んでもらうことから、かな!」

「お姉ちゃんか。それで、他には何かないか?」

「うーん、いざ考えてみると、無いもんだねー。何が良いかなぁ。あとは、身の回りの世話を全部やってもらうくらいかな」

「ダメですっ!」


 いきなりマリーが大きな声で反対してきた。


「タカシ様のお世話は私がやるのです!」

「え、今はランがタカシくんにしてもらう話だよ?」

「そうだぞ、マリー。今は、ランがされると屈辱を味わってしまう行為を聞いているんだから」

「えっ? タカシくんが、でしょう?」

「ふぅ、もう良いか……」


 ランから聞き出した屈辱行為を、この後本人に全てやらせようと考えていたのに、マリーめ、邪魔しやがって……。


「ミュウ、ちょっとこっちに来なさい」

「な、と、突然、何を企みやがってるですか」

「何も企んでないよ。ただ、プレゼントを持って来たんだ」

「ふふん、良い心がけです。貰える物は貰ってやるです」


 ミュウの手を掴んで、小さな指に指輪を通す。

 女の子から貰った指輪を、直後に違う女の子にプレゼントするというのは如何なものかと思ったが、これは指輪じゃなくてマジックアイテムだからな。深くは考えないことにしよう。


「ふぁっ!?」

「おぉ、エロ神官にしては、良いセンスじゃねーですか!」

「そうだろう? その指輪、手に入れるのにすごく苦労したんだ。肌身離さず、大事にしてくれよ?」

「この青色、とても気に入ったです! ふふーん」

「え、うそ、えぇっ、本当、なの……?」


 ランが、信じられないモノを見るように、目を見開き、口に手を当てて驚きながら後ずさっている。

 色々な角度から指輪に光を当て、その輝きを見てニヤニヤの、ご機嫌ミュウを撫でながら、ランに目線を送る。


「うそっ、うそだよね、タカシくん?」

「あ? 俺の事はお兄ちゃんと呼べよ、性奴隷ラン?」

「おにいっ、違う、そうじゃなくて、何で? それ本物!?」

「あぁ、サラから貰った本物だぞ? 今は俺とミュウのだけどな」


 ミュウと一緒に腕を上げ、指輪を見せびらかしてやると、ランはその場にぺたん、と座り込んでしまった。

 俺の奴隷になるのが、そんなにショックだったのか、サラが指輪を俺に譲渡したのがショックだったのか……。

 まぁ、どちらでも良いか。今日から性奴隷だし。


「はぁ……タカシく、お兄ちゃんには敵わないや……」

「そうだろう? お前が俺に勝てるとは思わないことだな」

「それで、ランは性奴隷として何をすれば良いの?」


「お、潔いな」

「勝負は非情なんだよ。それで?」

「うーん、性奴隷といってもな、既に性奴隷みたいなものだしな。今後は、俺の性欲を満たす為、色々ランを使って実験しよう」

「むー、納得できないけど、痛い事や怖い事はやめてね……?」

「あぁ、善処する」


 後は奴隷にするだけか。

 でも、こいつこれでも一応王族だしな。奴隷がバレると面倒な事になるかもしれないし、微妙なところだな。


 いや、でも使徒のステータスやスキルは捨てがたいんだよなぁ。

 今後の為に面倒事を承知で奴隷にするか、それとも形だけ奴隷にするか。うーん、悩むところだな。


 奴隷にして、レベルを上げた後に一度解除して、レベルがリセットされるかどうか実験もしたいし、とりあえず奴隷にしてみるか。


「ラン、こっちにきてくれ」

「うん、どうしたの?」


――ズリッ!


 引き寄せた後、スカートの中に手を入れ、下着を一気に下ろす。


「なぁっ!?」


 そのまま股間に手を当て、奴隷になるよう神口を使う。

 性奴隷だからな。普通のところに奴隷紋があってもつまらない。ここなら、奴隷紋も見られることはないだろう。

 俺かランのカードが見られない限り、バレることはない。


「ちょ、ちょちょちょ、こんな時間から、なに、何してるの!」

「こら暴れるな。もう終わるから」


 逃げようとしたので、尻を鷲掴み、動きを止める。

 詠唱が終わり、股間に奴隷紋が現れたので、触って確かめる。


「ひゃうっ」

「大丈夫そうだな。感度も問題ない」

「きゃ、んど、ふぅ、感度は関係ないじゃん!」


 何度か指で弄んだあと、下着を穿かせてあげる。

 何だろうか、この、下着を穿かせるという行為、いつもファラにしてあげている事ではあるけど、対象が違うとすごく興奮するな。

 一度意識してしまうと、次からはファラですら興奮しそうだ。


「もー、いきなりだと驚くじゃん。そういうのは、ちゃんとお互い合意の上でやらないといけないんだよー?」

「うるさい、性奴隷が性に対して口答えするな」

「ひどいっ!?」


 指が汚れてしまったので、舐めてキレイにしておく。

 ランとマリー以外の面子は、その行為に驚いたのか、こちらを見たまま固まっている。

 突然だったもんな、仕方がない。


「それじゃあ、俺はミリア達を迎えに行ってくるよ」

「はーい」

「マルカ、ミュウ、晩飯の用意しておいてくれるか?」

「ひゃっ!? ふぁい!」

「う、うん……」


 引かれたか? まぁ、良い。

 どうせ今後、さっきランにしたこと以上の事をやるんだ。今から覚悟しておいてもらおう。


――シュンッ!


 オスルムに飛び、召喚獣に話し掛ける。


「ファラ、ミリアを呼んできてくれないか? 俺は門に居るから」


――ポン!


 ファラにミリアを頼み、街の外で、今度の行動などを考えながら二人を待つ。

 メンバーも揃ったし、いい加減レベル上げをしたいところだ。

 ダンジョンに行くのも良いけど、マルカが城に帰ると、ミュウが一人になってしまう。指輪がダンジョン内で使えるなら良いが。

 連れて行くにも、パーティーに入れることは出来ないし、それにミュウはメイドとして雇った形だしな。

 帰ったら本人に聞いてみるか。


 物思いに耽っていると、二人が歩いて来た。


「タカシさん、お待たせしました」

「ただいま」

「おかえり。どうだった?」

「お陰様で、沢山勉強できました! ありがとうございます!」

「そうかそうか。それは良かったよ。色々教えてくれな?」

「はい! もちろんです!」


 久し振りにテンションが高いな。自由時間を与えて良かった。

 ファラの方は、ずっと一緒に居たようなものだけど、どうだったのだろうか。


「ファラはどうだった?」

「ん。おいしかった。ありがと」

「そうか。今度美味しかったモノ教えてくれ」

「わかった」


 二人とも満足そうだったので、手を繋いで、屋敷に戻る。


「只今戻りましたー」

「あ、皆おかえりー」

「お帰りなさいです!」

「ただいま」


 ルリアが簡単な自己紹介をした後、今後のことを話す為に、皆を集めて椅子に座らせる。

 晩飯はまだ作り始めたばかりなので、まだ時間はあるだろう。


「また討伐とか、何かするんですか?」

「ん」

「何でもお申し付けくださいです!」

「なになに? 今度は何をするの?」

「稽古を付けていただける……?」


 今後やりたいことがないか、それぞれに聞いてみる。


「うーん、私は世界を見て回りたいですね」

「甘い物探したい」

「さっそく子作りを」

「楽しければ何でも良いよー」

「稽古をお願いしたい」


 見事にバラバラだな。ミリアとファラは似たような目的だから、そこにファラも混ぜてしまって問題ないだろう。

 問題は、子作りと稽古だな。


「俺的には、レベル上げの為、ダンジョンに行きたいんだが」

「ダンジョンですか……先日のダンジョンは簡単でしたからね」

「なっ!? あれ、簡単だったの!?」

「あぁ。モンスターも雑魚すぎて話にならなかった」

「そんな……」


 ランはパーティーが壊滅したもんな。まぁ、魔術士無しで飛行系のモンスター相手に、全員近接だと難易度が跳ね上がるだろう。

 単なるバカだが。


「それで、前回入ったダンジョンよりも、古いダンジョンは近くに無いか? マジックアイテムがあるようなところが良いな」

「マジックアイテムですか……またレアな物を求めるんですね」

「あぁ、今日一つ手に入れたんだよ。それが便利でさ。他にも何か便利なアイテムが多そうだし、是非欲しい」

「えぇっ!? 何を手に入れたんですか?」


 指輪をミリアに見せてあげる。


「これ、は……? どんな効果があるんですか?」

「対になっている指輪があるんだが、それを身に付けている奴と、どんなに距離が離れていても会話が出来るらしい」

「ほえー。すごいですね。でも、どうやって手に入れたんです?」

「サラに貰った」

「サラさんに!? また何か悪い事でもしたんですか……?」

「疑い深い奴だな。ちゃんと、お願いして貰って来たよ」

「うぅ、ごめんなさい。でも、そんな高価な物良く貰えましたね」


 確かに高かったな……。でも、王族を性奴隷にできて、マジックアイテムが手に入ったと考えると安いモノだろう。


「まぁ、そんなわけで、マジックアイテムに興味が沸いたんだよ」

「そうですね、私もマジックアイテムの効果には興味あります!」

「じゃあ、ミリアはダンジョンに行く事に賛成ってことで良いな。他の皆はどうだ?」


「タカシが行くとこなら、どこでも行く」

「タカシ様にどこまでもお供しますです!」

「楽しそうだし、大丈夫だよー」

「修行になります!」


 全員賛成で助かった。まぁ、反対されても行くんだけどな!

 あと、問題なのはマルカとミュウだな。どうするか……。


「問題なのは、マルカとミュウだ。俺達が居ない間、屋敷に住んでいてもらうのは問題ないんだが、いつ出て来られるか分からない」

「そうですね。何があるか分からないし、すぐに出て来られるわけではないですから」

「連れていけばいいじゃん」

「戦闘できないのに、連れていくのか?」

「うっ……」


 本人に聞いてみるか。

 六人に見られながらでは、圧迫面接みたいになってしまうから、早速指輪を使ってみるか。

 指輪に魔力を込めながら、ミュウに話し掛けてみる。


――ミュウ、俺だ。この声、聞こえるか?


「な、なな、何ですかこれは!?」


 口に出して喋ってやがる。離れているのに、ここまで聞こえる。

 指輪の意味がないな……。


――ミュウ、指輪に魔力を込めて、心の中で喋ってみろ。


「うーわー! うるさいです! エロ魔人め!」


 どんな風に聞こえているのか分からないが、これじゃあ会話しているのがバレバレじゃないか。


――――こうです? 簡単でやがりますね。みゅは天才です。

――うまいじゃないか。ミュウは天才だな。それでな、天才であるミュウに相談なんだが、良いか?

――――ふふん、天才です! 本当はそんなこと思ってない、はぅっ、違う、天才です! 相談かぁ……みゅ何か悪いことしたかな。違うです! うぅ、いつもごめんなさい。違う! 何ですこれ! 思ったことが全部出るです! みゅに何しやがったです!?

――落ち着け。大丈夫。ミュウは、ずっと俺の専属メイドだから、心配することないぞ。それより、今後の相談だ。

――――はぁ、良かった……じゃない! 当然ですっ! 完璧な、みゅを手放すなんてバカです! ごめんなさい。 あぁぁぁ! もう、早く相談を言うです!


 考えていることが全て相手に伝わるのは不便だな。

 別に何か考え事をする時は、魔力を込めなければ良いだけのに。俺はすぐに気が付いたけど、ミュウは気が付かないようだ。

 でも、素直な気持ちが聞けるし、今がチャンスかもしれないな!


――ここに座っているメンバーで、ダンジョンに行こうかと話していたんだよ。それで、ダンジョンに入ると、いつ出て来られるか分からない。ミュウを一人にしてしまうかもしれないんだ。

――――やだよ、いやぁ。一人はやだよ……。嘘ですっ! ふん、勝手に行けば良いです。エロ魔人が居なくなって気が楽です!

――マルカが城に帰ったら、ミュウは本当に一人になっちゃうかもしれなんだぞ? それでも良いか?

――――また一人、寂しいです……。寂しくなんかないですっ! 折角家族が出来たのに、また一人なんて絶対泣いちゃうよぉ……。完璧なみゅが泣く訳ないです! 嘘を言わせるんじゃないです!


 これはもう、連れていくしかないな。

 仕方ない、パーティーは六人までだし、四人と三人に分けるか。あ、それよりマルカはどうしよう。もう城に返すかな。


――ミュウ、決めたぞ。お前が行きたくても、行きたくなくても、強制的に連れて行くことにする。

――――やったぁ! えへへ、大好き……じゃないです! それは横暴です! 何か違うこと考えるです、えーと、ええと……。

――それで、今横で料理を作っているマルカに一緒に来るかどうかミュウが聞いてくれないか? 天才にしかできないお願いだ。

――――マルカお姉ちゃんが来てくれると嬉しいなぁ……みゅは一人でも生きていけるです! でもまぁ、みゅにしかできないなら? 別に? 聞いてあげないこともないです。ふふん。


 単純だな。マルカはミュウに任せよう。後は編成をどうするか。


「タカシさん、さっきからジッとしてどうしたんですか?」

「あぁ、ちょっとミュウと喋ってた」

「え、あぁ、その指輪ですか?」

「おう、これやっぱり便利だわ。尋問とかにも使えそうだな」

「ま、また何か悪い事を考えている顔をしてますね……」


 編成は俺がミュウを守る編成で、後はダンジョンに入ったとき、パーティーメンバーじゃないと、違うところに出てしまう可能性があるんだったよな。


「ミュウは連れていくことにした」

「えぇ!? さっきランの提案に反対みたいな感じだったのに! 会話で何があったの!?」

「ミュウの心の声が聞こえた。可愛かったぞ。だから連れていく」

「意味が分からないよ……。まぁ、ランから見てもかわいいけど」


 寂しい、泣くとまで言われたからな。それに大好きとも言われたし、連れて行かないわけにはいかない。


「それで、ミリア。パーティーが六人以上になった時はどうすれば良いんだ? 何か案は無いか?」

「メンバーが溢れた時は、一般的に連盟――レイドを組みますね。レイドを組むと、パーティーの恩恵や報酬が半分だけですが、別のパーティーの方にも反映されます」

「半分だけか……。でもまぁ、仕方ないな」

「編成はどうされますか?」

「俺とミュウでパーティー1、お前達五人でパーティー2にする。とりあえずは、これで。後は、状況によって変えよう」

「分かりま……あ、でもそれだとレイドにはなりませんよ?」


 どういうことだ? パーティーが二つあれば、レイドを組めるという話じゃなかったのか?


「レイドはメインになるパーティーが六人でなければいけません。残りのパーティーは二人以上なら何人でも良いですが」

「なんじゃそら、面倒だな。じゃあとりあえず、レイドは組まずにパーティーを二つにするだけにしておこう」

「分かりました!」


 よし、これで心配の種は消えたな。

 あとは、盗賊討伐でボロボロになった装備と、何処のダンジョンに入るか、これだけだな。


「盗賊討伐のお陰で資金も潤沢になった。皆の装備がボロボロだし、明日良い装備を買いに行こうか。店の場所を教えてくれるか? それと、何処のダンジョンが良いか考えてくれ」

「うーん、装備ですか。攻撃力や防御力重視だとクドラングです。使い易さならザクゼル。デザインや加護ならスワルトですね」


 こいつらにはデザイン重視しか考えられないが、ダンジョン目的だし、とりあえずクドラングで防御力の高い防具を買っておいて、予備としてスワルトでも防具を買おう。


「ここら辺で古いダンジョンはシュスルスの森ですかね。あとは、オスルムの北にある洞窟近くに、かなり古いものがあります」

「他には何かないか?」

「タカシ様、私の村の東にも、昔からダンジョンが一つあります」

「スフラ東にあるダンジョンは僕も聞いたことがある」

「クドラングの西側にも一つ、すごいのがあるよ」


 昔からあるダンジョンは、ミュウが居るし、まだやめておこう。

 それにしても、たくさんあるんだな。


「その中で、どれが一番新しくて近いんだ?」

「クドラング西とスフラ東にあるダンジョンは、すごく古いです。危険すぎるので、まだ生きて出られる自信がないです」

「じゃあ、シュスルスかオスルムか。どっちが古い?」

「オスルムの方だと思います」

「じゃあ、シュスルスの森で決まりだな」


 まずは古いダンジョンの様子見も兼ねて、レベル上げをしよう。


――――エロ首領、聞こえるですか!?

――おう、聞こえるぞ。マルカに聞いてくれたか?

――――良かった聞こえて……もう! 聞いたです! ミュウちゃんが心配だから一緒に行くねって言ってやがりました! 嬉しい!

――そうか。分かった。ありがとうな、天才ミュウ!

――――ふふん、嬉しいなっ。別に嬉しくないです! もっと天才みゅを頼っても良いです!


 明日、装備を買う時にアバンさんに、マルカも連れていくことを伝えておくか。屋敷の管理もお願いしておかないとな。


「マルカも連れていくことにした」

「へっ!? 本人にはちゃんと聞いたんですか? 危険ですよ?」

「あぁ、ミュウに聞いてもらった。一緒に行くんだそうだ」

「本人が良いなら、別に……」


 ダンジョンに入ると、当然レベルが上がるだろうから、ミュウとマルカのジョブも考えておかないといけないな。

 あぁ、楽しみになってきたなぁ。


「待たせたです。料理出来たです」

「お待たしぇしましたです」


 ダンジョンについて、色々と予定を組んでいると、晩飯が出来たようだ。ミュウとマルカが二人で順に持ってきた。


「よーし、予定も決まったことだし、飯を食べよう!」


 少しずつ女の子も増えてきて、今では八人だ。皆それぞれ個性もあって、楽しい。

 食事をした後は、強制的に皆で風呂に入る。この人数だと流石に少し狭いが、俺はその方が嬉しい。


 自分で洗った子も問答無用で、全員の体を時間を掛けて洗う。

 一人ずつ隅々まで拭き、下着を身に付けさせてあげる。


「タカシさん、今日はどうしたんですか? 何かねちっこいです」

「別にどうもしないぞ。ただ、俺はこんな可愛い子達に囲まれて、すごく幸せ者だなぁって感動していたのが行動に出ただけだ」

「ふふ、何ですかそれ」

「これも、全てミリアのお陰だぞ」

「なっ、え、私は、別に、何もしてないですよ……」

「ありがとうな」


 本人には分からないかもしれないが、この世界に来てまずミリアに出会えた事が、ハーレムを目指したきっかけなのだ。

 そんなミリアを抱き寄せて、感謝を込めながら額にキスをして、皆で寝室に入る。


 元の世界では、まずこんなことは経験できないだろう。

 毎日が心身ともに充実している。


 この世界に来れて良かった……。


 でも、まだまだ俺の性的欲求は満たされていない!

 当然今夜も楽しむわけだが、今後も探究できるよう、ピンとくる女の子を探して毎日を楽しもう!


 俺の探究はまだまだこれからだ!

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